動作の軽快さ、ウイルス検出力の高さ、動作環境の幅広さという三拍子揃ったNOD32ですが、唯一の不満点はファイアウォールが搭載されていないことだと思うんです。
確かに、ファイアウォール機能はWindowsXPやVistaなどではOSに標準で搭載されていますし、フリーソフトにもいくつかあります。ADSLや光回線を利用している人であればルータを使っている人もいるでしょう。そういったものをちゃんと設定していればそれほど問題はないんです。でも、ウイルス対策ソフトの中でまとめて管理してくれる方が安心じゃないですか。そう言った意味でいうと、この機能が搭載されたのは大きいと思うんです。それにNorton Internet Securityやウイルスバスターと機能的に同等になったわけで、今まで機能がないと言うことで躊躇したいた人も安心して選べるようになったと思うんです。
そして凄いところが、通常だと機能を追加すると段々と動作が重くなっていくところですが、このESET Smart Securityは違うんですよ。NOD32と同等の軽さなんですよ。むしろNOD32よりも僅かですけど軽くなっているそうなんですよ。すげえ!この辺が機能が増えると格段に動作が重くなっていくNorton Internet Securityやウイルスバスターとは違うところですね。
さて、そんな最強に強まったESET Smart Securityをワクワクテカテカしながら買ってきまして。もちろんWindowsServer2003で使っていたNOD32をESET Smart Securityに入れ替えるためにインストール…
え?何?WindowsServer2003は対応してないの?
パラパラパラ…<マニュアルを読み直しまくってる
ははははは。やだなあ。俺がそんな初歩的な間違いをするわけ無いじゃないですか。動作環境を調べてから買うなんて基本じゃないですか。もちろん知っていて買ったに決まっているじゃないですか。
パラパラパラ…<さらにマニュアルを読み直しまくってる
そうなんです。残念なことにNOD32よりもサポートされるOSが少なくなってしまったんです。動作環境はWindows2000/XP/Vista(64ビット版を含む)だけになってしまったんですよ。Windows95/98/Me/NT4.0/Server2003は除外されてしまったんですよ。除外すんなよ!でも、WindowsServer2003はさすがに一般用途とは異なっているので、NOD32でサポートされているのが不思議なくらいだったわけですし、95/98/Me/NT4.0に関してはマイクロソフトのサポートもとうの昔に切れて利用者も少なくなってますからね、ある意味自然な流れなのかもしれません。
そんなわけで、NOD32よりも動作環境が狭くなってしまったところは残念ではありますけど、最新のVistaはもちろんXPや2000まではサポートされていて現状で困ることは少ないと思いますし、欠点だったファイアウォール機能も搭載されて、他社製品と遜色ない機能になったわけで、購入時の選択肢の幅が広がったのではないでしょうか。
ちなみに、XPにインストールして使ってみたんですが、やはり軽快に動いてくれるのはいいですね。元々インストールしてあったウイルスバスター2007とは雲泥の差が…とても同じ機能のある製品とは思えないくらいESET Smart Securityは圧倒的に軽いです。ウイルス定義ファイルもNOD32同様最適化されているので容量が小さく、アップデートも一瞬で終わるのでモバイルユーザにもありがたいですね。
結論:
NOD32譲りの動作の軽快さ素晴らしい。ファイアウオール機能が無くて導入を見送っていた人は是非導入すべし。Norton Internet Securityやウイルスバスターの重さが不思議に思えてきますよ。
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