ATOK2006

   物心ついたときからATOKを使っていたのもあって、新しいバージョンのATOKが出ると知れば、それが当たり前であるかのように買ってきてしまい、それが当たり前であるかのようにバージョンアップしてしまい、もし店頭に限定もののATOKと限定もののエロゲがあったとしたら迷うことなくエロゲを選ぶくらいATOKを崇拝している俺ですが、って、おい!ATOKを選べよ!エロゲを選ぶなよ!

   さて、今回は最新バージョンであるATOK2006を購入したのでレビューしてみたいと思います。

   過去のレビューを見ても解るようになぜかATOKもウイルス対策ソフトのように毎年バージョンアップしているんですよね。別に利用期限とかあるわけじゃないのに。ここまでくると一体どこが変わったの?っていうくらい前のバージョンとの機能差を見つけることができないんですよね。元々漢字を変換するだけのシステムなのでそんなに大きくは変わるはずもないですし。

   そんなATOKですが、大幅に機能が変更されることはないものの細かい点が改良されより使いやすく進化しているんです。例えば、"今日"と"昨日"とか入力すると変換候補に日付が表示され一発で日付と曜日に変換することが出来たり、ケータイの漢字変換みたいに最初の何文字かを入力して変換するとその後に続くであろう言葉の一覧が変換候補として表示される、いわゆる推測候補が出来るようになっていたり。こんな入力や変換の手間が極力減るような機能が満載になっているわけですよ。
   もちろん、過去のバージョンアップで追加されてきた入力ミスを訂正してくれる訂正学習機能や校正支援機能、謙譲語・尊敬語の混同を指摘する機能などもあり、入力ミスによるロスを大きく軽減してくれます。それから俺的にはほとんどお世話になることのな地味な機能である話し言葉・方言辞書ですが、この機能が初めて搭載されてから3年。なんと関東圏の話し言葉をサポートしてついに全国対応になってしまいました。まさかここまで網羅するとはねえ。でも俺は使わないと思いますけどね。<使ってやれよ

   あと、バージョンアップするごとに賢くなりまくりな変換エンジンにもさらに磨きがかかって、そら大変なことになっているわけですよ。正直言うと、ここまで賢くなると前回からどれだけ賢くなったのか解りませんけどね。既に何世代も前から俺の語学力を超えてしまっているので。

   世の中にはWindows付属のIMEで十分だとか、IMEの方が使いやすいとか言う人がたくさんいますが、それはきっと知らず知らずのうちにIMEの使い方に慣れてしまってそれだけの機能しか使わなくなってしまっているからだと思うんです。そんな人たちがちょっと使い方を変えてATOKを使ってみると、もうIMEには戻れなくなるんじゃないでしょうか。俺も一時期はIMEに戻ってしまったことがあるんですけど、こんなATOKの素晴らしい機能を知ってしまった今となっては絶対にIMEに戻ろうとは思いませんから。そのくらい便利で快適な機能が満載なんですよね。


結論:
   これといった目新しい新機能は無くインパクトに欠ける感じはしますが、地味な改良によってさらに使いやすくなっているのが素敵!ATOKの素晴らしさを体験したことのない人は是非体験して欲しいですね。