俺を虜にしてやまないATOK。もちろんMacでも真っ先にインストールするソフトがATOKな俺はMac標準のことえりが許せないわけですよ。Controlキー+Kでカタカナ変換とかなにこれ!って感じで許せないわけですよ。(<F7でも変換できるだろ)Controlキー+Aで英数字半角変換とかふざけるな!って感じで許せないわけですよ。(<だからF10でも変換できるだろ)(<って言うか、Controlキー+Aはやっぱり連想変換だろ!)
バージョンが上がるごとに素晴らしく仕上がっていくMac版のATOKですが、個人的にはATOK17でも十分満足していて、むしろこれ以上の機能は必要ないかな?なんて思い始めていたわけで、このATOK2005 for Mac OS Xもしばらく様子見をしていたんです。ところがですね、ネット上で評判を見てみると、ATOK17よりも変換の処理速度が速くなったそうじゃないですか。いやね、確かにATOK15から16、17とバージョンアップするにつれて処理速度は速くなっていったんですけどね、まだ気持ち遅いかな?とは思っていたんですよ。ものすごい速さで入力していくと変換が追いつかなかったり、変換候補の表示のもたつきが気になったり。使っているMacがそれほど速いMacじゃないってのもあるんですが、ことえりだと速度的には問題なかったので、ATOKが速くなったと聞いては買わずにはいられない!って言うか、ATOK信者の俺としては新しいバージョンにするのはデフォルトじゃない?さっさと買ってくるべきじゃない?
ってことで、サクッと買ってサクッとインストールして、じっくりと使ってみました。結論から言えば処理速度は速くなってます。元々速いG5なMacを使っていれば差は解りにくいと思いますが、G4くらいだと体感できるくらい速くなってます。変換候補の表示が気持ちいい速さで表示されるようになってます。多少妄信が入ってますけど、それを抜きにしても速くなっているのは確かです。Windows版ほどサクサクってわけじゃないですが、高速な入力の妨げにならないくらい快適に変換できるようになっているわけです。これだけでもバージョンアップした価値はあったと思いますよ。あったんだよ!
機能的にはWindows版ATOK2005とほぼ同じなのでここでの説明は割愛しますが、ATOK17と同様にWindows版の辞書を取り込んで使えるのがいいですね。もちろん、Windows版のユーザ辞書もそのまま取り込むことが出来るのでWindowsとMacの両方でATOKを使っている人は環境の違いを意識することなく同じユーザ辞書で変換できるのは嬉しいですね。
機能的にはもちろん速度的にも大きく改善したわけですが、贅沢を言えばWindows版と同じ時期に発売してくれるともっと嬉しいんですけどね。今だとWindows版から半年ほど遅れているので、Mac版が出て使い慣れた頃にはWindows版は次のバージョンになってますからね。両OSを使っている人にとってはタイムラグがあると言うか、せっかく同じバージョンなんだから時期を揃えて使いたいなと思うわけですよ。それでも毎年新しいバージョンを発売してくれるだけでもありがたいんですけど。
結論:
ATOK17で速度的に不満のない人は取り立ててバージョンアップする必要性は無いけど、そうじゃない人や2005の新機能に惚れた人はバージョンアップがお勧め。
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