それは舞い散る桜のように

   発売前からの評判の高さもあって発売日に見事買いそびれてしまった「それは舞い散る桜のように」。つーか、ナチュラルに売ってないし。え?速攻で売り切れですか?発売日のしかも開店わずか数十分で売り切れですか?そりゃあないだろ!
   でも、後日発売された通常版はなんとか確保。いや、別にいいですよ?通常版でも。でもさ、どうせなら初回板が欲しかったなーって。いや、いいんですよ通常版でも!しかしなぁ、初回版だけはCD-ROMなのに通常版はDVD-ROMってのはいや!いいんですよ!通常版でも!


   えぇと、プレイした感想を。

   ゲーム自体はごく一般的な恋愛系AVG。まあなんて言いますか、正直申しますと出だしは少々不安だったんですよ。初っぱなから台詞回しが笑わせようと必死になってる感じがしちゃって。面白く見せようとしてるのになんだか面白く感じなかったんです。勢いがよすぎるって言うか。おいおい!こんなに飛ばして大丈夫なのかよ!後半でバテてネタ切れになるって!って思ってたんですけどね、そんなこともなくむしろ中盤からラストへ向かうにつれてのめり込んじゃいましてね。飛ばしすぎのテンションもペースと各キャラの特徴がつかめると凄く笑えるようになったし。前半はとにかく笑いゲー。後半は一転して泣きゲー。ちょっと後半の詰めが甘いかな?なんて思うけれど、ラストは「ONE」っぽい(主人公の彼女になったヒロインが主人公との関係を忘れてしまう)ところとか、主人公のことを思い出すあたりとか、前半の笑いの後から一転してじわーっとくる感動的な要素が要するに感動するんだよ!目頭が熱くなるんだよ!

   主人公を始め、各キャラが個性的なのもいい!BGMも変わってて面白い!テンポもいい!文句なくおすすめの良作!「ONE」や「秋桜の空に」っぽいのが好きなら迷わずやれ!


   …ただね、多少バグがあるらしく、オフィシャルホームページにそれの修正ファイルがアップされてるんですけど、これを適用すると今までのセーブデータが使えなくなるのはいただけないかと。セーブデータ自体も初期化されちゃうし。だから、プレイする前に適用しておこうな!