Routes

   Leafといえばノベル、というイメージが俺の中で出来上がってまして。やっぱり「雫」、「痕」、「ToHeart」とプレイしてきたのもありますし、それだけ印象に残るタイトルでしたし。だから逆に「こみパ」とか「まじ☆アン」とか出てきたときには、は?なにこれ?Leafなの?んなもん俺は認めねぇ!(<ちゃぶ台をひっくり返しながら)と、そんな風に感じてたわけなんです。そんな、もうノベルは出てこないの?って感じだったLeafから数年ぶりに新作として、ノベル第4作目としてこのRoutesが出てきたわけで。そりゃあ期待しまくるのも当然!(反論不可)


   Routes
   えぇと、能書きはこの辺にしといて本題に入ります。まず最初に進んだのはリサシナリオ。第一印象は、作りが丁寧だな、と。それだけ。細部にわたって凝っていて、今までのノベルに足りなかったような丁寧さを凄く感じるんだけど本当にそれだけ。いやむしろ期待はずれ?みたいな感じ。なんかこうインパクトが無いって言うか。それに、ヒロインのリサがアメリカ人だからか序盤の妙にアメリカ映画っぽいノリにちょっと不安を覚えましてね。なんかアメリカ映画に影響されて作ってみましたって感じがするんですよ。正直これはダメなんじゃないかと。駄作なんじゃないかと。
   しかし!そこは名作を生み続けてきたLeaf。ゲームが進んでいくうちにLeafらしさがどんどん出てくるんですよね。ノベルならではのシナリオに集中させる感じとか、適度な笑いや緊張感、演出の上手さとか。なので、リサシナリオをクリアした時点で最初に抱いていた駄作感はほとんど感じなくなり、次に進んだゆかりシナリオでもうすっかり感じなくなってたわけです。ってか、ゆかりシナリオでゆかりが誕生日に雨の中約束した学校で待っててくれたシーンで俺、崩壊。だって、雨のなか傘を差してずっと待ち続けてくれてるんですよ?もう日付が変わりそうな時間ですよ?主人公を信じて待っててくれたんですよ?しかも約束の時間を大幅に遅れてやってきた主人公を優しく迎え入れてくれたんですよ?これが崩壊せずにいられるかっての!
   その後、皐月や夕菜、七海のシナリオと順に進んでいき、それぞれのシナリオで時には笑い時には涙腺をゆるませながら、ユーザを物語に巧みに引き込む展開の上手さにただただ感心するばかり。Leafのノベルはやっぱ最高!と思いつつ全キャラクリアでコンプリート。いやぁ良かった!凄く面白かった!…でも、ちょっと話のかみ合わない部分があったなー、なんて思いつつ、コンプった余韻に浸ってたのにまだ続きがあったとは。

   って、ええっ!ちょっと待って!これで終わりじゃないの?全キャラコンプったのに?説明書にも載ってないのに?聞いてないよ!ってか、Rootsってなんですか?もしかしてRoutesとRootsで掛けてます?


   Roots
   今までの各々のシナリオ(通称Routesシナリオ)で残っていた謎が解き明かされ、Routesの物語の全貌が明らかになる最後のシナリオ。いわゆるRootsシナリオへ突入。っていうかさ、前半のRoutesシナリオで謎だった部分が明らかになるのはいいんだけど、時代がガラッと変わるのってどうなの?ってか、最近は前世ものが流行ってるんですか?AIRしかりSNOWしかりRoutesしかり。いや、悪いとは言わないんですけどね、個人的にはあんまり好きじゃないんですよね。前世ものって。今までの世界観の中でRoutesというゲームのイメージが固まっていたのに、それが崩れてしまうと言うか。テレビドラマでも現代の恋愛系のドラマの中にいきなり時代劇の設定が入ってきたらすごく違和感あるでしょ?それと同じで、こういう前世ものじゃなくて同じ世界観の中で物語を進めて欲しいなt

   さくやっていいじゃん!かわいいじゃん!最高!

   もちろんリサ姐さんも、ゆかりも皐月も七海も夕菜姉さんも可愛かったけど、さくやも捨てがたいね!これはあり!俺的にはあり!前世物もいい!Routesとは全然世界観も違うけど、こんなキャラを最後にとっておくなんてずるいじゃないかこの野郎!ずるい!すげぇずるい!補足的なオマケシナリオっぽいのかと思ってたらかなりのボリュームだったし!面白かったし!しかも時々涙腺にきたし!いやぁLeafさん、いい仕事してますな!



   かつてのノベルシリーズのようなちゃちさはいっさい感じられず、もの凄く丁寧にしっかりとした作りが印象だったRoutes。システムもかなり進化していて遊びやすいし、シナリオもなかなかなのでノベル好きは迷わずやっとけ。お勧めの1作。


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