ONE〜輝く季節へ〜

   正直に告白します。実を言うとONEのこと全然知らなかったんです…。いや、ちょっと待て!早まるな!だって、その時はKanonすら知らなかったんだから仕方ねぇじゃねぇかよ!

   まあ落ち着いて話を聞いてくれ。この頃ってちょっとエロゲから遠ざかってた時期だったんですよ。それでね、Kanonのほうを先に教えて貰ったわけ。これ泣けるからプレイしろって。そしてプレイしたわけ。当然ツボだったわけ。当然号泣したわけ。それで、ネットでKanonのことを調べてたらKanonのスタッフが以前手がけたゲームにONEってのがあるって知ったわけ。しかもこれもスゲー泣けるって判ったわけ。そりゃプレイしなきゃいかんだろ!なあ!興味を通り越して義務って感じだよな!

   ああ!もちろん俺は買ってきたね!しかも速攻で!猛烈な勢いで!そしてプレイした!



   さて、今回のレビューはキャラ別にレビュってみようかと思います。


   折原浩平(主人公)
   今まで様々なゲームをプレイしてきましたよ?豪快な主人公も多々いましたよ?でもね、この主人公は別格。これほど豪快な主人公は見たことがないっていうか。多分パソゲー始まって以来のバカって感じ。その豪快ぶりはまさに漢。


   長森瑞佳
   浩平の幼なじみでクラスメイト。「ほら、起きなさいよーっ!」って俺も起こされてぇ!世話焼かれてぇ!なんかダメ人間になりそうだけどな!でもそれがロマンなんだよ!なんで俺にはこんな幼なじみがいないんだよ!だけど、こんな羨ましいくらいの彼女に冷たく接するんですよ、この浩平は。特にクリスマスイベント。初めて主人公に殺意を覚えたね!テメェこの野郎!俺の瑞佳に何てことするんだよ!<俺の?
   ここまでは笑いゲーの要素が強いなって思ってたんだけどね、物語の終盤へさしかかってきてみんなの記憶から主人公の姿が消えていく中、主人公が瑞佳の膝枕の中で消えるシーン、そして1年後、瑞佳の元に戻ってくるシーン。うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!これがONEの実力なのか!やべぇ!泣けるよ!つーか泣いた!号泣した!


   七瀬留美
   登校途中にドカーンってぶつかるまさに定番的な出会い方。これが乙女のなせる技ってやつですか。七瀬と主人公のやりとりなんか最高。そんな七瀬と結ばれた浩平。でも、そこはONEの世界観ですから。周りの人も浩平の記憶が消えていくんですよ。
   しかし、七瀬は浩平のことを忘れずに約束の場所で待ってるんですよ。約束の場所でしかもドレスを着て1年間待ってたんですよ?ああ?これが泣かずに入られるかこの野郎!やべぇ!マジ泣けるよ!つーか泣いた!号泣した!


   里村茜
   「…嫌です」そう言って、最初は浩平を敬遠していた茜。しかし浩平にちょっとずつ惹かれ始めるわけで。いやね、なにがいいかっていうと、この真っ直ぐ見つめる瞳がもう!俺、崩壊寸前!俺も激甘ワッフル喰いてぇ!
   そんな2人にも運命が訪れるわけですよ。雨の中1つの傘の中に背を向けて立つ二人。主人公との別れのシーン。茜にとっては辛い思い出のある別れ。ぐっときたね!だって背中合わせの別れよ?背中にお互いのぬくもりを感じたままのお別れよ?主人公消えちゃうのよ?背中の温もりが消えていくのよ?もう熱いものがこみ上げてきたね!滴が頬を伝ったね!ディスプレイが見えなくなったね!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお茜ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!


   椎名繭
   はぁ?…なんだこいつ?みゅー?うるせぇよ!うぐうぐごくごく、もーおなかいっぱい。だから何だよ!こいつダメ!すっこんでろ!って思いましたが。まあこういうのもアリじゃないかなと。しかし、こいつが増えても誰も気にとめない主人公の学級ってもの凄いよな。


   川名みさき
   これは制作者の陰謀ですか?おい!このキャラの設定は反則だろ!思いっきりツボじゃねぇかよ!ずるいよ!ずるいよママン!特に最後のみさきがアイスクリームを買いに行っている間に浩平が消えていってしまうあたりとかうおおおおおおおおおおおおおおお!やべぇ!マジ泣けるよ!つーか泣いた!号泣した!


   上月澪
   ふるふる、こくこく。何事にも一所懸命で表情が豊か。この一所懸命なところがたまらんのよ!かわいいのよ!っていうか、このキャラの設定も反則だろ!思いっきりツボじゃねぇかよ!ずるいよ!ずるいよママン!




   と、まあこんな感じでKanon同様泣いてしまったわけで。はっきり言って名作。はっきり言わなくても名作。Key好きなら一回はやれ。とにかくやれ。