八月のノスタルジア

   名作と言われるエロゲっていうのは、パッケージでエロさを強調していないものが多いと俺は思ってます(加奈は除く)。つまりエロさを売りにしなくてもそれ以外要素で売りになる部分(ゲーム性、シナリオなど)があると思うからです。


そして、この「八月のノスタルジア」なんですが。
パッケージには当然モザイクのかかったようなCGが載ってるわけでもなく、至って爽やか。雑誌に掲載されていた広告でもエロさをいっさい強調せず、まったくもって爽やか系。 エロゲだと言われるまでそれに気づかないかも。俺の論理でいけば、「もしかしてこれ名作?名作なのか?おい!」ってなるんですが。
…でも名作を予感させる「これが売り」という何かを感じさせないのは気のせいか。



○シナリオ
義姉の経営するペンションで主人公が夏休を過ごすという設定。当然周りは女性のみ。だんだん仲を深めていくという、なんかエロゲによくある普通の設定。
泣けるようなシナリオでもなく、感動するわけでもなく、ギャグが満載で笑えるというわけでもなく、エロさを前面に押し出してるわけでもなく。だけど、つまらないというわけでもない。普通。

○キャラクタ
この手のゲームには大抵狙ったようなキャラクタが出てくるが、それほど「萌え」があるわけでもない。普通。

○CG
クオリティが高いわけでもないが、雑でもない。絵柄も良くもなく、悪くもなく。万人受けする感じ。普通。

○音楽
頭の中でリフレインするようなハマる名曲があるというわけでもなく、ダメっぽい曲があるというわけでもない。とにかく無難な音楽。普通。



以上。なんつーか、ものすごく普通。

ああ、そうか!この「普通」ってのがこのゲームの売りだったんだね!