君が望む永遠

   発売前からの前評判。発売後すぐに売り切れるという人気ぶり。しかも初版は回収騒ぎになると言うおまけ付き。これにより再販後に手に入れたと言う人も多い「君が望む永遠」。
   ageのホームページの紹介には「泣けるほど切なく」って書いt泣けるのか!切ないのか!これだよこれ!これを期待してるんだよ!これはもう俺にプレイしろと言ってるようなものですな!<言ってない


   いつもの事ながらこの先はネタバレ満載。まだプレイしてない人はブラウザの「戻るボタン」をクリック!






   まずは1章から。孝之、遙、水月、慎二の学生時代のシナリオです。途中の選択肢は2章のゲーム進行に全く関係ないので特に気にしなくても良いみたいですね。
   この1章、かなり長いです。これだけで1本のゲームとして発売してもおかしくないくらいです。適度に笑いあり、感動あり、って、これ本当にプロローグですか?

   その1章のラスト。孝之は遙とデートの待ち合わせをするんです。とある事情から待ち合わせに遅れた孝之。遙が待っているはずの場所には車の突っ込んだ跡と救急車と人だかりが。そして孝之の耳には警察無線が。

「被害者氏名、涼宮遙。涼しいに宮、遙か彼方の遙、はい…」


…え?


ぼとっ

マウスを落とした。


   ち、ちょっと待てよ!待ってくれ!

   遙が…遙が…嘘だろ?なあ?なあ!うわあああああああああああああああああああああああ!俺の遙はどうなったんだよ!<俺の?

   …と、含みをもたせつつここでオープニング。


   そして2章へ。

   テメェこの野郎!何で水月とヤってるんだよ!遙はどうしたよ?あぁん?

   そら叫びたくなるって!ツッコミ入れたくもなるって!2章開始早々水月とヤってるわけだし!つーか、俺の遙はどこだよ!やっぱりあれかよ!助からなかったのかよ!


   …と、思ってたら生きてたみたいです。遙。でも、事故から3年経ったのに意識が戻らず昏睡状態のままずっと入院してるんです。って、それはちょっと。…重い。重すぎる。

   ところが、事故から3年。遙が目を覚ましたと孝之の元へ連絡が。それ以来、水月と遙との間で揺れ動く孝之の葛藤が始まる、と言うのが2章の攻略前までの大まかな流れ。


   それではコンプったキャラ順にレビュってみます。問答無用。

涼宮茜
   茜つったら涼宮茜だろ!里村茜(by ONE)じゃねぇ!柾木茜(by 水夏)じゃねぇ!
   まず最初に到達したエンディングは昏睡エンド。いきなりかよ。このエンディングは茜がデートの待ち合わせの時に遙と同じように事故に巻き込まれて意識不明になっちゃうんです。このエンディング見たとたん「…うわー。」って呟いてしまいました。無意識に。

   トゥルーエンドは、茜と結ばれるハッピーエンド。茜と結ばれると言うことは、つまり、遙と水月への想いを断ち切るわけです。水月にもう終わりにしようと告げる場面、そして、遙に水月との関係が終わってしまったこと、それでも遙の元には戻れないと告げる場面。ああ!きたね!目頭が熱くなったね!無意識に視界がぼやけてくるんだよ!頬を熱い雫が伝って落ちるんだよ!ああ!なんて切ないんだ!

   遙が退院する日、病院の屋上で茜と遙が抱き合うラストが印象的でした。


大空寺あゆ
   あゆつったら大空寺だろ!月宮あゆ(by Kanon)じゃねぇ!
   とにかく高飛車で孝之には悪態ついてばかりで、もう最初はどうしようかと思ってたんですけどね、これがですよ、意外にも俺的にツボだったのよ!俺的にじゃなくてもツボだったのよ!さらっと流すつもりだったのに孝之とのやりとりを見てるうちにはまっちゃったのよ!
   そんな大空寺がとある事情で家を飛び出し、孝之の部屋で水月と言い合いなるシーンがあるんです。大空寺は水月に

「……私はパンを焼いてあげました」
「だから、あなたも私にパンを焼いてください」


   こう言うんです。これは水月に向けられているのと同時に自分への言葉でもあるんです。

「誰かを好きになるのに、理由なんていらないだろ……」

   うおおおお!めちゃくちゃ来たね!以前孝之が大空寺に言った言葉なんですけどね、それをそのまま大空寺が水月に言うんですよ!アンタの彼氏が私に言った言葉だって!一気に来たね!涙腺開いたね!全開だね!大空寺最高!らヴ!


玉野まゆ
   孝之に兄の面影を映していたまゆまゆ。それなりに泣けるシナリオだったんですけどね、大空寺の直後にクリアしたのでインパクトが弱かったというか。ていうか、まゆまゆでクリアするには大空寺と逆の選択肢を選ばないといけないんですよね。それが辛かったんですが。


星乃文緒
   …あのー、文緒っちってバッドエンドしかないんですか?なんつーか、そのまんまって感じですよね。何がそのまんまかは判りませんが。


天川蛍
   やっぱりこれって狙ったキャラなんですかね?と最初は思ってたんですが。つーか絶対狙ってるとしか思えなかったんです。しかも爽やかに「しましょう!」って言われてもなぁ!オープンに言われてもなぁ!まあ、実際にヤっちゃうわけですが、その時に蛍の秘密を知ってしまう孝之。
   …これ、おまけだと思ってたのにこの展開はもしかして泣ける?泣かされる?おいおい!そりゃないだろ!マジかよ!

   天川さんが入院してからの手紙のやりとり。なんかこう胸にじーんと来たよね!幾度かのやりとりの中で、とある手紙の返事に違和感を覚えた孝之。それを確かめるために蛍の元へ向かったわけですが、そこで衝撃の事実が!なんつーの?鳥肌が立ってぞわーってしちゃったじゃないかよ!泣いちゃったじゃないかよ!そうか文緒っちか!アンタ、自分のシナリオの時は散々だったのに実は良い奴だったんだな!
   それは孝之にとってあまりにもショッキングな事実。でも、そこで凹まずに前進する孝之、文緒っち、そして3年間を取り戻すべく日常生活を送る遙の建設的なエンディングは良いですね。


穂村愛美
   …怖いんですけど。マナマナが。この生活にとけ込んでいく孝之も怖いんですけど。このシナリオはマジで勘弁!
   普段は孝之の些細な変化に気づく慎二が、この状態に気づかないのはちょっと納得いきませんでした。つーか俺の水月を取るな。


涼宮遙
   まあ、ぶっちゃけた話、1章の時に、遙ってどうよ?って思ってたんですよ。つーか、俺的には水月の方が、ね。でもさ、途中からこれもアリ?遙もアリ?みたいに思えてきたんですよ。ああ!もうすっかり洗脳されたね!遙らヴ!つーか、遙じゃなきゃダメだろ!ああ、俺は言い切るね!もう毎日お見舞いに行っちゃうね!お姫様だっこだってしちゃうね!

   物語も終盤の遙が退院する日。孝之の元から離れ、気持ちの整理が付くまではみんなに会わない、病院には行かないと言っていた水月。でも、水月は来てたんです。一人で先に遙に会いに来て、孝之たちが来る前に帰ったんです。いや、帰ったふりをして実は病院の屋上から3人を見ていたんです。孝之と慎二の携帯にメッセージを残して。

   うおおおおおおおおおおおお!水月いいいいいいいいいい!<心の雄叫び

   そして、エンディング後。すっかり大人っぽくなった4人があの場所で一緒に写ってる写真が。

   ふごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!<号泣

   良かった!良かった!気持ちの整理が付いたんだね水月!ありがとう水月!もうやばいって!涙腺決壊だって!臨界点なんて余裕で突破してるって!

   孝之、遙、慎二そして水月。4人が昔みたいにいられること。これが"君が望む永遠"だったのか!


速瀬水月
   他のキャラで進めたときは必ず痛い感じのする水月。本人のシナリオでも何だか必死ですね。
   かつての恋人の存在が孝之の心の中で動き始めたわけですから無理もないんですよね。いつ遙の元に行ってしまうか不安なんですから。そんな水月が孝之に言った言葉。

「遙に吸い込まれたりしない?」

   いや、俺は吸い込まれたいんですが!だって遙らヴだし!あ、いや、ゴメン。大好きです。水月が。


   孝之を忘れる決心をした遙は、病院のそばにある浜辺でこう言うんです。

「さよなら……しよ?」

   この時、孝之は遙から「マヤウルおくりもの」の内容を聞くんです。マヤウルは別れの妖精だと。私たちが出会えたのはこの本のおかげだから、別れも同じにしようと言うんです。避けては通れないと言うんです。ぷしっ!(<涙腺が決壊する音)遙が「だから……せっかくだから、最後も同じに…………しよ?私のお願い……」「お別れをするときは……笑顔で……しよう?」って言うんです。ぷしっ!涙をためながらそれでもほほえみながら言うんです。ぷしっ!


孝之「さよなら」

遙「……うん!」


   遙、泣きながら静かな笑顔を向けてくれるんですよ!


ぷしっ!<涙腺完全崩壊


   うがあああああああああああああああああああああああああああ!


   やべぇ!やべぇよママン!こんなに来るとは思わなかったよ!だって、まだエンディング前だよ?クライマックスはこれからだよ?つーかこれ、水月シナリオだよ?遙シナリオじゃないのよ?なんで遙で泣いてるんだよ!いいのか俺!もうマウスクリックもせずに泣いたね俺は!一人メソメソと泣いてたね!何?恥ずかしい?うるせぇボケ!これが泣かずにいられるかこの野郎!

   エピローグはあれから数年後、孝之は会社からの帰り道、茜のオリンピック出場の記事が載った新聞を探すために思い出の本屋に立ち寄るんです。そこで「ほんとうのたからもの」という絵本を見つけるんです。作者は「むらかみはるか」。

   帰宅後、水月は泣いていました。新聞の茜の記事を読んで。記事にはこう書いてあったんです。

「今でもその先輩は私の人生の目標です。」

…ぷしっ。

   そして、先ほどの絵本を水月と2人で読むんです。絵本の内容は、孝之、水月、遙、慎二の4人のことそのものだったんです。そう、間違いなくそれは遙が書いたものなのです。

   うおおおおおお!茜といい、遙といい、ダブル攻撃かよ!2人とも俺たちを許してくれるなんて!がはあああああああああああああ!<K点突破

   まさか、最後の最後まで泣かされるとは思わなかったよ!チクショウ!やるじゃねぇか!アージュ!




   と、まあかなり身悶えつつ、胸が痛みつつ号泣したわけですが、ちょっと納得出来ないところがあるんです。それはシナリオの長さ。長すぎるんですよ。1つのシナリオのプレイ時間が。キャラの数やエンディングの多さを考えるともう少し短くても良いんじゃないかなと思いました。総プレイ時間60〜80時間てアンタ…
   でも、システム面で見るとセーブ機能が便利だったり、ビジュアルシーンに凝ってたり、ボイスも違和感なく、むしろもの凄くあってて雰囲気出てると思うし、なんと言ってもBGMがより感動を誘うんですよ!臨場感を盛り上げるんですよ!泣けるのよ!うおおおおおおおおお!ちょっと思い出しただけで目頭が熱くなってきた!


   つーことで、泣きゲー好きは絶対買え。何が何でも買ってこい。義務。


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