タイトル
-め組-はリンクフリー。
毒電波


2001/09/20

  
漢は朝から悩んでいた。
買うべきか。
それとも買わないべきか。


漢は出社した。定時まであと8時間。時が止まって欲しいと思った。



漢は仕事が手に付かなかった。



漢は悩みながら運命の時(定時)を待った。



漢は時計を見つめる。
カチッ…カチッ…カチッ…カチッ…秒針の刻む音が事務所に響く。
3…2…1。キーンコーンカーンコーお先に〜<定時ダッシュ



漢は決心したのだ!
自分の使命を思い出し、買う決心をしたのだ。
漢は使命を果たすため全力で走り出した。
佳乃のために。観鈴のために。美凪のために。みちるのために。
そして晴子さんのために。



漢はドリームキャスト売り場AIR売り場へ駆け込んだ。
残り一本だったDC版AIRを手に取りレジへ向かった。
一瞬で会計を済ませ、そして駆けだした。自宅へ向かって。



漢は自宅へ着くとすぐに梱包を解いてGD-ROMをセットした。
そして電源スイッチを押した。



物語は始まった。



あの夏の町が映し出される。



そして、漢は再びバス停に降り立った。





こうなったらとことんAIRってやる!コンプってやる!チクショウ!



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