-序章-
今更語る必要もないほど有名な作品AIR。エィ・アイ・アール。読みは「エアー」。多くの漢どもが度重なる発売延期に身悶えながら来るべき発売日、もといXデーを待ち焦がれていたのだ!異例ともいえる深夜0時発売、初回出荷10万本など伝説を作り上げたのは記憶に新しい。
さて、能書きはこれくらいにして、中身のレビューに入ってみよう!
-概要-
パッケージに入っているCDは2枚組。普通のゲームならDisc1、Disc2やDiscA、DiscBとかあたりまえの番号を振ってますが。
AIRは違いますよ。OrangeDisc、BlueDiscですよ。スゲェェェお洒落じゃないですか!センス良過ぎじゃないですか!レーベルもシンプルかつ上品です。これ見ただけで良いゲームだって判りますよ!ここで思わずレビュー書いてしまうところだったよ!←何?
レーベルを堪能したところで、レッツインストール!
-インストール-
マニュアル?んなもん見てられるかボケェ!早く観鈴に会わせろこら。マニュアルなんか見なくてもインストールくらい出来るって。さてディスクを入れん?…Orange、Blueどっちを入れれば良いんだ?
……
……
↑
マニュアルを見ている
ほほぅ、BlueDiscですかい旦那!よし、CDを入れて…っと。SETUP.EXEをクリック。Kanonと同じようなインストーラですな。
この日のためにWindowsを入れ直したんですよ。HDDも空けましたよ。さぁAIR様、お入りください!
……
↑
インストール中
待つこと数分。インストール完了!いやぁドキドキすんね!ワクワクすんね!
高鳴る鼓動をおさえてゲームスタート!
-DREAM篇-
まずはオープニング。この素晴らしさをどうやって表現しろってんだよ?ああ?
グラフィックも驚異的に美しい!ええ?これほんとにエロゲのグラフィックですか?ここまで美しいグラフィックのゲームってありましたか?芸術の領域じゃないですかこれ?
さらに驚異的なのが音楽!凄ぇよこれ!もはや神の領域に達してるよ!ここまで完成度の高い音楽がありましたか?ええ?エロゲなのにここまでしますか?ええ?これ凄いって!音楽だけで泣けるんですよ!思い出しても泣けるんですよ!ヤヴァいって!←何?
シナリオは小気味よいギャグで笑わせるところはしっかり笑わせて泣かせるところはしっかり泣かせる。そんな感じ。「プっ」て吹き出したり涙を流したり。こんな姿見られたら間違いなく変人扱いされます。
では、キャラ別にレビュってみよう!
神尾観鈴
口癖は「にはは」「が、がお」「どうして…かなぁ」。しかし、「が、がお」って凄い口癖だと思いません?「うぐぅ」以上に口癖にするには無理がないですか?
シナリオ前半は笑顔を絶やさず、努めて明るく振る舞う観鈴。後半はひたすら悲しみモードへ。
悲しみモード突入あたりで晴子は観鈴を置いてどっか行っちゃうsあぁん?温泉だと?休暇だとぉ?いくら本当の親じゃないからって。なめんなこら。最低の母親だこいつ。
そして含みを持たせつつエンディングへ。何か気になるんですけど。
と、悲しみモードあたりで少しは涙したけど号泣はしなかった。え?これで終わり?みたいな感じでやや拍子抜け。AIRってこんなもんなのか?いや、違う。美凪はきっと泣ける!絶対泣ける!俺の魂がそう叫ぶんだ!これは美凪をクリアしなければ!
そして美凪シナリオに突入と思ったら佳乃シナリオに。むぅ…。
霧島佳乃
地球外生物のぴこぴこ犬が面白すぎ。こいつのダンス見てみてぇよ!どの辺がモザイクレベルなのか凄ぇ気になる。
妹を守り続ける姉、姉を慕う妹。そして主人公。一番暖かいシナリオだと思いませんか?みんな幸せな感じがして。
が、
…やっぱり、思ってるほど泣けねぇ。いや、違う。美凪はきっと泣ける!絶対泣ける!俺の魂がそう叫ぶんだ!←しつこい
そして!待望の美凪シナリオへ!
遠野美凪
美凪、みちる、主人公が繰り広げる駅舎での3人の幸せな日常。終盤は悲しみモード炸裂。泣けた!
ラストは美凪とバスに乗って街を出r…あれ?
あ?え?えええ?これハッピーエンドじゃないんですか?バッドエンドだったんですか?泣いたのに?泣かされたのに?美凪と一緒になれたのに?
…た、確かにスタッフロール無かった。←沈没
再度美凪攻略へ!今度はフラグ立てもバッチリだ!ハッピーエンドへ一直線!
(BGM:銀色)
美凪「泣いてなんかない?」
みちる「うん、泣いてないよ」
これだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!
これだよ!これを待ってたんだよkey!若人24歳独身。顔を涙でしわくちゃにしながら鼻水垂らしながら叫んだね!絶叫したね!だってみちるがみちるがあああぁぁぁ!泣いてるじゃないかよこの野郎!泣きながら笑顔作るなんてよ!「笑ってばいばいして…」って言うのよ?そしてそのまま消えていくのよ?別れのシーンよ?
もう!もう!Kanonのあゆがシンクロしたね。俺の中で。「ボクのこと忘れてください」っていうシーンが。涙を流しながらこの世界から消えていくって言うの?そういう感jだって同じじゃんかよみちるがあああぁぁぁ!←錯乱中
(BGM:銀色)
美凪「別れは、辛くない?」
みちる「うん、辛くない」
みちる「だって、笑ってるもん」
だから、泣いてるじゃないかよ!みちるがぁぁぁぁぁ!フェンスの向こう側だぜ?背中合わせだぜ?「みんなが、あったかくなって生きていけたらいいね…」って言うんだぜ?憎いよこの野郎!愛おしいよこん畜生!最初はただのクソガキだったのに!
こらぁ!誰だエロゲで泣くのは恥ずかしいなんて言ってる奴は!美凪に泣かされるのがいけないのか!みちるに泣かされるのがいけないのか!お前も泣かせてやる!←再び錯乱中
……
……
↑
落ち着いた
さて、観鈴のCG達成率の低さが気になるが、とりあえずコンプ!あれ?タイトル画面が変わったぞ?シナリオが追加されたぞ?SUMMER…ですか?サブシナリオですか。ほほぅ、んじゃサクっとクリアしましょう。
-SUMMER篇-
まず一言。これAIRですよね?
いきなり時代設定とか登場人物とか変わってるんですが。西暦5年夏て。…ああ、前世のお話ですか。別なゲームだと思っちゃいましたよマジで。前世ものとかの時代設定が変わるのって話が飛んでる感じがして好きじゃないんですよ。でもOKです。了承です。裏葉と神奈。←シナリオは?
主人公と裏葉はそれで良かったんですか?幸せですか?
ここでも心に響くものがありちょっとだけ泣いた。そういえば観鈴はどうしたんだ?全然出てこなかったぞ?などと思いつつ消化不良気味のままSUMMERもコンプ。
ここで、またしてもタイトル画面に変化が。なに?またシナリオ追加?START "AIR"?おい、START "AIR"って書いてあったか?も、もしかしてこのシナリオがAIRの真髄ですか?そうなのか?あ?あ?あ?←落ち着け
高ぶる興奮を抑えつつAIRシナリオのスタート。
-AIR篇-
観鈴が"そら"を肩に乗せたCGでスタート。そのCGにAIRのロゴが!
やっぱりここからが本編なんだね!←勝手な解釈
主人公が消えるまでのDREAM篇を"そら"の視点で描いている。DREAM編でフラグを立てたとおりに進行する。そして、その後は観鈴と晴子の親子の物語。DREAM篇では見ることの出来なかった晴子の心の葛藤と苦悩が判る。
まず一言謝らせてくれ!
晴子さん!ごめんなさい!
↑
土下座
誰だ!ひどい母親だなんて言ったのは!←俺です
だって10日間も土下座してたんだぜ?観鈴と本当の親子になるためにだぜ?こんないい母親がどこに居るんだよ!
(BGM:銀色)
晴子「観鈴を…」
晴子「観鈴を取っていかんといてやっ!」
と、啓介が観鈴を連れて帰ろうとする場面があっtち、ちょっと待て!この一言が効いた!会心の一撃だよ!
ごめん晴子さん!
やっぱりあんた最高の母親だ!
↑
再び土下座
観鈴が橘の家に帰る日。やっと観鈴と一緒に来ることの出来た海岸。波打ち際を、歩けないはずの観鈴が晴子のところへ必死に歩いていこうとする場面。
みなさん解りますか?観鈴歩けないんですよ?それでも晴子のところに歩いて行こうとするんですよ?
ちくしょぉぉぉぉ!なんで俺をこんなに泣かせるんだよ!辛いじゃねぇかよこの野郎!
そして、最後の日。もうここまで来ればラストで絶対泣かされるのは解ってる!でも散々泣いたからちょっとやそっとのことじゃ泣きませんよ。だいぶ免疫出来たし、涙も枯れちゃったから大丈夫d…う
(BGM:銀色)
観鈴「もう、ゴールしていいよね」
観鈴「わたし、がんばったから、もういいよね」
観鈴「…ゴールっ」
晴子「そんなん嫌やーーっ!」
(BGM:青空)
うがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!
ここまで来るとさ、文章の一字一句に泣かされるんだよ!次の文章見るのが辛いんだよ!マウスをクリックするのがこんなに辛い作業だったなんて!だってBGMが銀色だぜ!青空だぜ!何でこんなにシーンにぴったり合うんだよこの野郎!シナリオに泣かされたのに、台詞で泣かされたのにBGMでとどめかよ!
なんて言うかな、これだけ泣いたのにさ、まだ涙が出てくるんだよ!じわっ…どはああぁぁって。もう号泣を通り越して嗚咽って言うの?そんな感じで泣きまくり。
と、最後の最後まで泣かされたAIRのラスト。どう考えてもハッピーエンドじゃないと思うんですよ。観鈴と一緒に居ることの出来なくなった主人公。これからを本当の親子として観鈴と過ごすことが出来なくなった晴子。普通なら幸せなはずがありません。個人的にも観鈴と晴子がこれからも仲睦まじく暮らしていくような終わり方を望みました。
ですが、俺はこう思うんです。確かに観鈴は居なくなってしまった。だけど家族として暮らすことの愛おしさって言うんでしょうか。観鈴は家族愛に触れ合うことが出来、晴子は家族愛を見つけることが出来た。それが"幸せ"だったんじゃないかと。
ということで、結論。
買え。とにかく買え。黙って買えこの野郎!そして泣け!
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