若人的エロゲベスト2012

   毎年恒例となった若人的エロゲベスト2012を発表したいと思います。以前の更新でも触れましたが、今年は良作と思えるタイトルが非常に少なかったので思い切ってベスト5に絞ってみました。惰性でベスト10にしようとも思ったんですけど、どう考えても10タイトル出てこなかったんですよ。いや、出そうと思えば出せたんですけど、5位以下がグダグダになりそうなので、それだったら思い切った方がいいかなと。

   そういうわけで、今日の発表はベスト5で発表します。先週金曜日に発売になったタイトルとか、今週発売になるタイトルとか、まだ未プレイのタイトルとかもあるのでそれらをプレイして良作を見つけたら後日改訂版としてベスト10で改訂しようかなと思っています。

   なお、エロゲベストは若人さんが購入してプレイした今年発売のタイトルの中から個人的趣味で選んだものですので、世間一般の評価と異なっていることはご了承ください。

   それでは、ベスト5を発表したいと思います。



   第5位 DolphinDivers(AXL
   特にこれといった内容のタイトルでは無いんですが、年1回など一定の間隔で定期的に新作をリリースするところが気に入っているんですよね。ゲームの内容も登場人物のパターンも同じ感じで展開も似たような感じばかりなんですけど、その安定感がいいんですよ。システムも完成していてプレイしやすいですし。


   第4位 グリザイアの迷宮(フロントウイング
   グリザイアの果実のファンディスクというか、オマケシナリオというか補足シナリオというかそんな感じです。グリザイアは三部作構成になっているようで、次回作でやっと物語の全容が明らかになるようです。確かにスケールの大きな物語ではあるんですが、分割商法になってしまってるのが残念なところ。


   第3位 シンクライアント(BOOST5
   最近では珍しいサスペンス物のタイトルです。ツメも甘いし設定的にどうなの?って思うところも多々ありますが、結構頑張っているんじゃないかなと思います。選択肢すらない1本道のシナリオですが、ボリュームもあってついついのめり込んでしまいました。


   第2位 この大空に、翼をひろげて(PULLTOP
   主人公とヒロイン達がグライダーを制作するソアリング部という部活で活動する物語。グライダーってことで「水平線まで何マイル」を彷彿させる内容です。こういう何か夢中になれる青春っていいですよね。その部活でモテモテの主人公っていいですよね。


   第1位 月に寄りそう乙女の作法(Navel
   若人さんの法則の中に主人公が男の娘の作品ってなぜか良作が多いというのがあり、このタイトルも良作でした。ヒロインはもちろん登場人物全員が個性的なので、キャラ同士の掛け合いが面白くて印象に残りました。男の娘に抵抗がなければお勧めできる一作です。



   ベスト5に絞ったからか、こうしてみると意外と良作が揃ったように感じましたが、いかがでしょうか。

   今年発売になったタイトルは本数的に去年とさほど差は無いはずなんです。ですが、これは良さそうだと思えるタイトルが今年はほとんど無かったんですよね。児童ポルノ禁止法改正以降、市場は縮小傾向なんでしょうかね。それに震災の影響を未だに引きずっているのか、エロゲ屋でも入荷量が数年前と比べても明らかに少なくなっているように思います。

   そんな状況なので、以前ように売れないからソフトハウスも大作を作れないという悪循環になってる気がします。個人的には大作や豪華な内容を望んでいるわけではないんです。そこそこの小粒でもいいんです。何か他とは違う光るものが欲しいんですよ。無難なそれなりのものばかりになってしまっているのが残念でなりません。来年以降もこの状態が続くのかもしれませんが、少しでも多くの良作が出てくることを期待したいですね。



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