若人的エロゲベスト2011

   この時間はクリスマス特別更新ですっかり恒例となったエロゲベストを発表してみたいと思います。

   実は今年はエロゲベストを発表するかしないかずっと迷っていたんです。というのも、3月に起きた震災の影響が多少なりともエロゲのリリースにあったと思ったからなんです。しかし、これを発表しないとなんだかクリスマスじゃ無い気がしないんですよね。それにエロゲが全く発売されなかったわけじゃないですし。何でも自粛すればいいってものではありませんからね。

   ということで、若人さんの独断と偏見と趣味と性癖による良かったと思えるタイトルのベスト10を発表したいと思います。なお、12月22に発売になったタイトルは一切入れていません。発売してまだ数日でほとんど手を付けていませんからね。その辺は後日改訂版として発表していきたいと思います。


   それでは発表します!


   第10位 君を仰ぎ乙女は姫に(PeasSoft
   超貧乏な主人公が超セレブばかりが通う学園に特待生として通うという物語。ストーリー自体は可も無く不可も無くという感じだったんですが、ちょっとキャラデザが好みじゃなかったことが残念でした。こういうギャップのある設定は嫌いじゃ無いです。

   第9位 すきま桜とうその都会(propeller
   主人公と妹の家庭環境が物語のキーとなっているんですが、それが生かし切れていないのと、もう少しストーリーを掘り下げていってほしかったと思いました。あと、プロペラの作品はだんだん内容が薄くなっている気がするのは気のせいでしょうか。でも、こういう雰囲気は嫌いじゃないです。

   第8位 プライマリーステップ(Purplesoftware delight
   変にファンタジーだったり中二っぽい熱い話だったりするよりは、こういったまったりとした日常をのんびりプレイする方がずっと好きなんですよね。なので、ランクインしました。世間的にはどちらかというと駄作に分類されてしまうと思いますが、デビュー作を含めてパープルソフトウェアデライトの作品は嫌いじゃないです。

   第7位 愛しい対象の護り方(ALX
   主人公が警護課というボディーガードを養成する学科に属しているゲームの設定から、「恋する乙女と守護の楯」みたいな雰囲気を想像していたんです。ちょっと想像とは違っていたせいか物足りなさを感じてしまいましたが、でも、これはこれで嫌いじゃないです。

   第6位 晴れときどきお天気雨(ぱれっと
   キャラデザから名作「もしも明日が晴れならば」を彷彿させるタイトルですが、このタイトルもなかなかの良作でした。俺にも神様がいればいいのになあ!もしらばの続編では無いんですけど、キャラが出てきたりして懐かしかったです。こういう演出は嫌いじゃないです。

   第5位 未来ノスタルジア(Purple software
   ビジュアルや演出は凝っていて凄いのに、シナリオはそうでもないというパープルソフトウェアですが、今作もそんな感じです。でも、パープルソフトウェアのタイトルは自分の好みに合うことが多いので嫌いじゃないです。

   第4位 アルテミスブルー(あっぷりけ −妹−
   エロゲでは珍しい主人公が女性というか、メインヒロインが主人公なんです。しかも主人公の本当のHシーンはありません。妄想でのHシーンはあるんですけどね。オマケにシナリオは選択肢無しの一本道という一風変わったタイトルです。こういうゲームは嫌いじゃないです。

   第3位 恋ではなく―― It's not love, but so where near.(しゃんぐりらすまーと
   恋じゃないなら一体何なんだよ!年上とか年下とかにコンプレックスを持ちまくりで、やたら劣等感を感じまくっている登場人物達が映画の自主制作をしながら様々なキャラの視点から進むシナリオ。最終的には収まるところに収まるんですが、こういうゲームは嫌いじゃないです。

   第2位 のーぶる☆わーくす(ゆずソフト
   ヒロインの病弱な弟と容姿がうり二つということから、その弟の替え玉となって超セレブな学園へ通い、学園のヒロイン達と仲良くなってしまう物語です。こういう主人公が替え玉となって別の学園へ通う展開は嫌いじゃないです。

   第1位 グリザイアの果実(フロントウイング
   伏線貼りまくりの未回収シナリオ多数という印象が強かったり、グロテスクな内容があったりとプレイする人を選んでしまうかもしれませんが、逆に言うとシナリオのボリュームが大きいからこそと言うべきでしょうか。おそらく続編へ続くんでしょうけど、それを補っても他のタイトルとは違う大作っぽい感じが伝わってきました。こういうのも嫌いじゃないです。



   今年は不況の中で大震災が起こったり、円高でさらに不況になったりして日本中が元気の無い1年だったからか、エロゲもそれを反映したように元気がありませんでしたね。毎年毎年不作続きと嘆いてきましたが、エロゲベストを始めてから最も不作な年だったのではないでしょうか。事情が事情なので仕方の無いことかもしれませんけど。

   …とは言うものの、何て言うんでしょうか、プレイしていて面白くないタイトルが本当に多かったんですよね。特に期待していた作品ほどそういうのが多かった気がします。プレイするのが苦痛というのも多々ありました。それが凄く残念でした。

   来年はエロゲ業界はもとより、それ以外でも明るい話題がたくさん聞けるといいですね。


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