お待たせしました。今年の新作リリースが一通り終了したようなので「若人的エロゲベスト2003」を発表したいと思います。
まあ何というか、ベスト10を選ぶのって結構大変っすね。と言うのも俺の場合、今年も数多くのエロゲを買ったんですけど、実を言うと新作よりも去年発売になったタイトルなどの旧作を買った割合の方が多かったんですよね。今年のタイトルって10数本程度しか買ってなかったし。その中でランキングを付けることになるんですからかなり悩みましたよホントに。下位の方のランクはほんの僅差でランクインしたようなものですからね。
なお、ここで発表したエロゲは俺の独断と偏見がかなり含まれているので世間一般の評価とはかなり異なると思いますし、俺がプレイしたのは今年発売になったエロゲの中でもほんのごく一部のタイトルに過ぎませんので、その辺はご了承の程を。
では、発表します！（公開当時のオリジナル版はこちら）
10位 河原崎家の一族２（エルフ）
まさに大人のためのPCゲームというタイトル。どう見ても鬼畜ゲーなのに、ただの鬼畜ゲーで終わらせず最後までゲームを楽しませるのはさすが。
９位 天使のいない１２月（Leaf）
これは賛否両論があると思うんですけど俺は良かったなと。このいつものLeafとは違う廃退的な雰囲気でまとまってるあたりが心地よいなって思いました。そんな俺は疲れてますか？
８位 MoonLight Renewal（Clear）
Clearデビュー作のMoonLightのリメイク版。「てのひらを、たいように」のような暖かい雰囲気が良い味出してますな。しかし！リメイクされてる割にはテキストの誤植が多いってのはどういうことですか？今後の修正ファイルで修正予定らしいですが…＜もう数ヶ月放置プレイだけどな！
７位 ファントム -PHANTOM OF INFERNO-メディ倫版（ニトロプラス）
正確には今年のゲームじゃない（しかもメディ倫版は作品紹介の中じゃなくてNEWSにしか出てない）けど、これが出たのは今年なので問答無用に今年のゲームに決定。それはともかくこのゲーム、とにかくカッコイイ。しかも雰囲気も出てる。それでいて心にくるものもある。ただ、内容が良かっただけにシステムのショボさが残念でした。
６位 永遠のアセリア〜The Spirit of Eternity Sword〜（ザウス【本醸造】）
導入編のAVG部分が面白くなくて途中で投げ出しながらプレイしてSLGに突入した途端、凄く面白えええ！アセリアがかわええええええ！とのめり込んだタイトル。ただ、凄く長いんですよ。全ヒロインをコンプるのが。それを補うかのような便利なショートカットは多数用意されてるんですけどそれでも長いです。この長さだけが残念なところ。
５位 CROSS † CHANNEL（FlyingShine）
１週間を何度も何度も繰り返すシナリオ。主人公を始め各キャラの異質な設定。最初は説明もなく流れを全く掴めない展開。しかし、終盤にはそれらを全て把握でき、これまで感じてきた違和感や謎が全て繋がるわけです。そんな奥の深いシナリオも笑いどころあり、泣き所ありで久々に衝撃を受けた良作。
４位 Clover Heart's（Alcot）
すたじおみりすに「月陽炎」ってゲームあったじゃないですか。システムはあれそのものです。メーカが違うのに同じシステムと同じスタッフが手がけているっていうのはきっと深い事情があると思うのでそっとしてあげましょう。ヒロインの双子の姉妹も可愛いけど俺的には円華先輩がお勧めだ！
３位 てのひらを、たいように（Clear）
絵を見る限りだとそんなに注目するまでもないかなと思ってたけど、プレイしてやられました。見事にやられました。「つの」に。それにこの主人公とヒロイン達が生み出す友情の暖かい雰囲気に心が和みますな。「てのひらを、たいようにAB」もプレイするとより楽しめますよ。
２位 Routes（Leaf）
やっぱ貫禄ですかね。ノベル系の老舗としての。バックボーンがビシッと通ったシナリオは文句なし。音楽もよし。プレイヤーをのめり込ませる演出もよし。今までのノベルシリーズのようなシステムのショボさやＣＧのショボさもなし。着実に進化しているあたりに好感が持てますな。素晴らしい！
えー、それでは！注目の１位を発表します！
１位 SNOW（スタジオメビウス）
やっぱりこれしかないでしょう。ないんだよ。シナリオは発表当初から某エロゲのパクり路線を公言してたくらいだから、幻想的な展開を含めどこかで見たような話が多かったりするけど、それでも笑えるし泣けるし号泣もする。それよりも、演出や音楽などを含め、凄く丁寧に作られてるなと感じたのが印象的でした。さすが延期しまくっただけありますな！＜そうなのか？
ってことで、「若人的エロゲベスト2003」はいかがでしたでしょうか？１位あたりは予想通りの結果になったと思いますが、もっと多くの新作をプレイしていたらこれとはまた違った結果になってたかもしれませんね。
来年も心に響く名作がたくさん出てくると良いですね。
|