9/18 (水) 北朝鮮拉致問題に想う


昨日は診療が終わってからTVに釘付けだった。
拉致家族の会見が繰り返し繰り返し報道されていた。
ご家族の方はみんな怒りをあらわにしていた。
死亡とだけ言われても、どういう経過もわからず受けいれられないと訴えていた。

20数年探し続け、北朝鮮側はこれまで拉致は言いがかりだと突っぱねてきたという。
それが今回たった一言「死亡」「生存」といわれてもすぐには納得いかないのは当然だろう。

拉致されてから20数年経っているが
拉致された人々のうち大部分は現在生きていたとしたら30〜50代の人である。
このような高い確率で死亡するのは不自然な年代である。
殺されたのであろうか?
もしそうであるならば、その無念さを思うと、・・・・言葉に詰まってしまう。
もしそうであるならば、あまりにも命が軽く扱われたことに憤りを感じる。

今後国交正常化交渉が再開される。
両国首脳のサインが交わされたとき、北朝鮮側からは拍手がおきたが、
日本側からは拍手はおきなかったという。
これからの両国関係の難しさを象徴しているようだ。

今後拉致された人々の命が無駄にならないよう交渉を
すすめてもらいたい。
そして日朝間の信頼が回復でき
「近くて遠い国」が「より近い国」になることを望みます。


今回は医学とは直接関係ないけれど、
国家(外交)における命、個人の命の重さについて考えさせられた問題だったので
あえて取り上げてみました。
みなさんはどのように思われましたか?