9/29 (月) 「赤ちゃんがピタリと泣きやむ魔法のスイッチ」


アメリカの育児専門家として有名な小児科医ハーヴェイ・カープが書いた
「赤ちゃんがピタリと泣きやむ魔法のスイッチ」を読んだので紹介します。

この本は生後3,4ヶ月までの赤ちゃんが突然泣きだすーいわゆるコリックーに
に対する対応が5つの魔法のスイッチとして紹介されています。

人間は他の赤ちゃんと比べて頭が発達していて、頭が大きいのが特徴です。
しかしあまり頭が大きくなりすぎて生まれると、産道を通れなくなる。
そこで脳の発達が未熟なまま生まれてしまいます。
生まれて外界に適応するのに3ヶ月はかかるという
「早産3ヶ月説」に基づいています。

3ヶ月早く生まれるので、
できるだけお母さんのおなかの中の環境を作るため方法が
魔法のスイッチとして述べられています。
それでは魔法の5つのスイッチとは・・・・


第1のスイッチ 「おくるみ」

第2のスイッチ 「横向き/うつぶせ」

第3のスイッチ 「しーっ」

第4のスイッチ 「ゆらゆら」

第5のスイッチ 「おしゃぶり」

以上の方法が具体的に書かれていました。

自分もNICU(新生児集中治療室)に勤めていた時
泣きやまない赤ちゃんがいた時
5つのスイッチを組み合わせを実践していたのを思い出しました。
実際効果がある科学的方法だと思ったので、
今回紹介させていただきました。

それぞれ詳しいやり方、なぜ効果があるか・・・などは
ハーヴェイ・カープ著仁志田博司監修土田京子訳
「赤ちゃんがピタリと泣きやむ魔法のスイッチ」(講談社)をご覧下さい。

機会がありましたらくわしい内容を紹介させていただきます。


今回は本の紹介でした。