平成14年11月28日（木）から３０日（土）パシフィコ横浜で
「第52回日本アレルギー学会」が
開催され出席してきました。

この学会は内科、小児科、耳鼻科、皮膚科、耳鼻科の医者が集まり、
気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの
アレルギー疾患を勉強する学会です。

アレルギー疾患は複数の科にわたる領域であり、
それぞれの専門の立場でアレルギー疾患の解明、治療等について
活発に討論されました。

今回も
小児アレルギー疾患の発症要因
喘息の病因解明に対する分子生物学的アプローチ
喘息の治療
アトピー性皮膚炎の最新情報
アレルギー性鼻炎の最近の話題
など
多岐にわたる盛りだくさんの内容で、
多くの知見を得ることができました。
このHPでも少し御紹介しようと思っています。

アレルギー疾患は原因・病態は
遺伝子から環境まで多角的に様々な方面から研究されています。
しかしまだ研究の余地の多い分野です。

今まで信じられていたことが・・・・
くつがえってしまうことがあるかもしれません。
原因の解明によっては治療等も日々変化する可能性はあります。
我々のようにアレルギーに取り組む臨床医は
これからも常に新しい情報を正しく診療に取り入れ
皆さんの健康管理に取り組んでいく必要があると
強く感じた学会でした。

アレルギーの病気は慢性の病気で、
日々の対応でよくも悪くもなります。
日頃の治療で不安なことや、わからないことがありましたら
お気軽に御相談下さい。