NEON GENESIS
EVANGELION

ONE MORE,ONE MORE AND MORE MORE FINAL

WE NEED YOUR MONEY,FANS

























『♪たまっしぃ〜のっるっふぅ〜らぁ〜ん』

『まだ歌ってたんかいっ!』




















第26話










:REBIRTH 2(仮)




















発令所に響くミサトの声。

「さあ、説明してもらいましょうか。司令」

泣きじゃくるゲンドウがちらりと冬月を見やる。
目を逸らし、深くため息をつくと

「・・・わたしが説明しよう」

がさごそとポケットをまさぐる。

「ありゃ?・・・確かここに・・・あ、あった」

くしゃくしゃと紙切れを取り出す。

「え〜っと・・・どっから説明しようかな?」

「セカンド・インパクト!」

「やっぱり補完計画でしょお」

「使徒かしら」

「エヴァって何なの?」

「死海文書に決まってんだろ」

「ゼーレの正体」

「零号機の魂って?」

「エヴァの射出レールって何処にあるの?」

「何で一般人がジオフロントのシェルターに入れるんだ?」

「集めて保護したパイロット候補生たちが疎開出来るってのも変ねえ」

「IDカードに穴開けられてもパスコードって通るのかしら」

「司令が駅でアナウンスのバイトをしているのも納得出来ません」

「ペンペンが第弐使徒って本当?」

「おいおい、そんな細かいところまで書いてはおらんのだよ

マヤが紙切れを覗き込む。

謎解きです。遅れてすみません。ちと、変えてみました。

全部セリフで説明するのはどうでせう。

冬月様江。なにとぞ、よろしくお願いします。

庵○秀明拝

「もう見たくありません!」

顔を覆うマヤを一瞥すると、冬月は眼鏡を取り出す。

「・・・え、あ〜まずゼーレの目的だが・・・」

目を細める。

「彼らはロンギヌスの槍で行おうとしていたこと、それは・・・」

「「「「「「「「それは?」」」」」」」」

「ちょっち待った。何で司令まで合わせるんですか?」

「司令・・・寂しいのは嫌いかい?

「嫌い嫌い大っ嫌いっ!」

「・・・あ〜、コホン、やろうとしていたこと、それは・・・」

「「「「「「「「「「「それは?」」」」」」」」」」」

「ちょっち待った!何で増えてるのよおっ!」

「ねぇ〜ん、わたしたちも混ぜてぇ〜ん」

「難解な問題への論理的な解答を得られる場であるとするならば、参加するべきです」

「やっと逢えたわ・・・可愛い子・・・」

全裸のヘルメット軍団のひとりが、リツコの後ろから抱きつく。

「あ〜、も〜、うっと〜し〜わね〜っ!ばあさんは用済みよっ!」

どこから取り出されたのか電動丸ノコがうなりを上げ、『BALTHASAR』と書かれたヘルメットに深々と食い込む。

ゲンドウは火花で眼鏡を冷たく光らせ

「赤木リツコ君・・・後ろからは嫌いだったね



『もう一曲良いかい?』

『ええかげんにせいっ!』

あぐらをかいて頬杖をついていた初号機は、空を見上げるとプラグを握ったままゆっくりと立ち上がる。

「ア、アスカ・・・もうちょっと聴かない?

『このドアホウがっ!』

『相変わらずオツムと慎みの足りないひとだね。驚異に値するよ』

羽ばたきとともに空から降り立った量産機たちは、初号機をぐるりと取り囲む。

『僕の歌を聴いてくれないのなら、仕方がない。…野郎ども、やっちまいなっ!

「カ・・・カヲル君とは思えないお言葉・・・」

『聞いたシンジ?あれがあいつの本性よ!』

「・・・ス・テ・キ」(ぽっ)

『こんのペシミストホモ!



「「「…「ええ〜〜〜っ!?ロンギヌスの槍が空中元素固定装置ぃ!?」…」」」

「そう、その通り・・・らしい」

冬月は眼鏡をくいと持ち上げ、手の紙切れを見る。

「そ・・・そうだったのか!」

「ど、どうしたんだマコト!」

マコトは壁際まで後ずさると

「・・・デビ○マンではなくて、キュー○ィー・ハニーだったのか!」

シゲルはマコトから振り返る。

「・・・でも、ゼーレは一体そいつで何をしようとしていたんですか?」

冬月の視線は紙の上を泳ぐ。

「・・・え〜とだな・・・食物を出現させようとしていたらしい」

「食べ物・・・ですか?」

訝しむマヤを横目にリツコは

「フッ、ゼーレの考えそうなことだわ」

「え?・・・どう云うことですかセンパイ?」

「世界中に食物をバラ撒くつもりね。空中に現れたそれを、口にしないひとは多分居ないわ」

「・・・どうしてですか?」

リツコは鋭い視線を向ける。

「・・・神を信じているからよ・・・聖体、マナ、お供物・・・出現したものを、ひとびとはありとあらゆる名目で呼び、先を争って食べるでしょうね・・・救われるために」

冬月は紙を目で追い、いちいちうなづいて

「う〜ん、その通り。良く判ったな」

ミサトはぼそっと

「大方、こっそりスタッフに聞いてたんでしょ」

「そんな『世界ふ○ぎ発見!』の黒○徹子みたいなマネしないわよ!」

「で?・・・それで何だってゼーレはそんなマネをするワケです?」

視線を向けるミサトに、冬月は

「・・・あのお〜・・・だな」

「はい?」

「・・・そのお〜・・・ですね」

「何ですか?」

「・・・は」

「は?」

「・・・しば」

「しば?」

「・・・むしば」

「むしば?」

「・・・虫歯」

「む・・・虫歯あっ!?

驚愕する一同に開き直り

「そ・・・そう書いてあるんだから仕方なかろう。これは真実なのだ

視線を避けられたマヤは

「世界中のひとを虫歯にして、ゼーレはどうしようと・・・」

スッと後ろから加持の手が抱きしめる。

「マヤちゃん・・・ゼーレとは、『全世界歯科医師連合会』のことなんだよ・・・『全世界』『ぜ』『連合会』『れ』を取って『ぜーれ』と云うんだ」

「『ー』はどうしたんですかっ!『ー』はっ!」

「はい、マヤ。丸ノコ

後ずさる加持を見つめる冷たい視線。

「ちちちちちょっとそれはシャレんなんないよリッちゃんっ!」

「云っとくけどね加持君・・・マヤも後ろからは嫌いなの

「セ・・・センパァイ・・・」(ぽっ)

「・・・ちぇっ、俺は結構好きなんだがな・・・」

「へえ〜っ、好きなの」

背後の殺気。

「ミ・・・ミサトぉっ!

「どおぉぉりゃあぁぁ〜〜〜っ!」

炸裂する見事なブレーン・バスターを横目に、マヤは

「あの・・・イヤな予感が・・・」

冬月はため息をつくと

「・・・それは当たっておるよ・・・」

「じゃあ・・・やっぱり死海文書って・・・」

冬月の閉じられた目から一筋の涙が流れた。

歯科慰問所だったんですねっ!」



『はあっ、はあっ、一応全部倒したわね、シンジ』

「僕が倒したのに何でアスカがはあはあ云うんだよお〜」

『うっさいわねえっ!セコンドは疲れるのよっ!

プラグを拾い上げると、初号機は辺りを見回す。
殆ど原形を留めていない量産機の累々とした残骸。

「本当に全部倒せたのかなあ?・・・」

『あったり前でしょっ!そう何回も生き返ってもらっちゃ困る・・・』

突然、新しい通信ウインドウがシンジの目の前に開く。

『フフフフッ、君たちも学習能力が無いんだね』

『ウソ・・・』

残骸の中から九つのコアが空中に浮かび上がり、そして一つに融合する。

『全ての魂を、今一つに!科学忍法プラーク・コントロール!

『すごい・・・すごいけど恥ずかしいわ・・・』

やがて、目の前に巨大なカヲルが、一糸まとわぬ姿で立ちはだかった。
シンジはこれ以上無いほど頬を紅らめ

「カ・・・カヲル君・・・大きい

『そ・・・そうでもないわよ

「何の話だよアスカぁ〜」

『か、体の大きさに決まってんでしょ馬鹿真嗣っ!

「か、漢字で云うなよ明日香ぁ〜

巨大カヲルは微笑む。

『さあイクよシンジ君。僕の攻撃で昇天してくれるかい?

「うんっ!」

『うんっ!じゃないっつーのっ!』



主モニターに映し出された光景に、発令所は静まり返る。

「フィフスが巨大化した!?・・・しかもフ○チン・・・」

「下品ねミサト。せめてモ○出しと云って欲しいわ」

「センパァイ・・・あんまり変わんないですぅ・・・」

冬月はゲンドウに険しい顔を向ける。

「・・・まずいぞ碇・・・このままでは初号機はやられる」

「・・・ああ・・・」

「敵の攻撃力は融合したコアにより極限まで増大しているぞ」

「・・・ああ・・・」

「どうする?」

「・・・手は有る」

「本当か!?」

かしゃん。
後方からの物音に全員が振り向く。
そこには、ホースの先端をくわえ、今まさに空気入れポンプのハンドルを上下に動かそうとしている全裸のレイが居た。
レイは上目使いに皆を見回し、しばらく静止していたが、ホースを口から放すと

「こういう時、どうしたら良いか、判らないの・・・」

「あんたの考えの方がよっぽど判んないわよっ!」

睨み付けるリツコに、ゲンドウは

「まあまあ、金を取って安易な巨大化なんてバカバカしいアイデアを見せるワケじゃないんだし、大目に見てやってくれ」

「ほお。碇、辛口トークだな

「それより・・・初号機にプラグ射出信号を送れ」

「なっ!?・・・碇、正気かっ!?」

「正気だよ。但しエントリー・プラグのでは無い」

「何?・・・それじゃあ・・・」

「・・・ダミー・プラグのだよ」



『シンジ君、どうしたんだい?・・・僕の胸に飛び込んでおいでよ。フフッ』

『いい?シンジ・・・あいつの云うことなんか聞いたら絶好よ!』

『絶交』だよアスカぁ〜」

『なあ〜にが「舌交」よっ!いやらしいわねっ!』

そんな熟語無いよアスカぁ〜」

突然、体を走る異様な感覚。

「はあ・・・あぐう・・・ああっ!・・・内臓があ・・・溶けるっ・・・流れ出るうぅ・・・」

『どうしたのシンジ!?』

「ああっ・・・おっ、お腹の中が引っ張り出されるう・・・ぐふっ」



「初号機、ダミープラグ射出開始!」

マコトの声にマヤは

「神経接続を切らないとパイロットが危険ですっ!」

ゲンドウはニヤリと

「かまわん。続けろ」

「何故・・・何故なんですかっ!」

眼鏡の光がマヤを捕らえる。

「・・・わたしの趣味だ



「くふうぅ〜・・・ああぁぁ〜・・・ううぅぅ〜」

『シンジっ!・・・初号機の足の間から何か出て来ているわっ!

『あ、それはダミープラグだね・・・それにしてもシンジ君の苦悶の表情・・・セクシーだよ

体育座りのカヲルは、両手で顎を支え、初号機の股間を覗き込んでいる。

『わあっ・・・出てくる出てくる・・・』

『ちょっとそういう表現やめなさいよ変態ホモ!

「あはぁぁぁ〜〜〜っっっ!!!」

『だからシンジもそういう声出すなっての!』

ぬらぬらと体液に光る赤い円筒が、ぼとりと地表にこぼれ落ちた。



「ダミープラグ、射出完了」

振り返るマコトにゲンドウは

「よし・・・モニターを初号機パイロットに切り替えろ」

メインモニターには恍惚とした少年が、肌を上気させていた。

「シンジ・・・聞えるか?」

『と・・・父さん・・・聞えるよ・・・父さん・・・』

「いいか、良く聞け。敵を倒すにはただひとつの方法しかない」

『ただひとつの・・・方法・・・』

「そう。その方法とは・・・」

固唾を飲む一同。

「秘技ユニゾン・ファイヤー・アタックだ!」

「ぷぷっ」

「笑っちゃダメよ、マヤ」

「で・・・でもセンパイ・・・」

マヤをちらりと一瞥したゲンドウは、向き直って

「だが、その攻撃の為には準備が必要だ」

『・・・準備?』

ゲンドウは邪悪な笑みを浮かべる。

「射出されたダミープラグの替りに、セカンド・チルドレンを挿入しろ

『ええっ・・・アスカを?』

「ああそうだ」

そこへSOUND ONLYのウインドウが開く。

『ち、ちょっと何考えてんのよっ!あたしにシンジのケ○の穴に黙って入れってのっ!?』

「そうだ」

『冗談じゃないわ!死んだってそんなこと・・・』

振り返るゲンドウ。

「葛城三佐、あとを頼む」

「了解・・・ちょっと初号機のモニターを切ってちょうだい!」

シンジの姿が揺らめき、消える。

「アスカぁ・・・これ見えるぅ?」

ミサトがばさばさと書類の束を取り出す。

『な・・・何よぉ面白い髪型してぇ

うっさいわねえ!・・・な〜に大したもんじゃないのよ。あんたの入院時の脳波計記録と心電図。ただちょっと時期が問題なのよねえ・・・」

『じ・・・時期って・・・』

「シンジ君がお見舞いに来てた時のもんなのよねえ・・・」

『えっ?』

「わかるう?お見舞いよ・・・お・見・舞・い

『まさか・・・シンジがそのう・・・してた時の?』

「そ。シンジ君がその若い陽電子で目標をセンターに入れてスイッチしてた時のものよん」

『だ・・・だからぁ?』

「この記録によればあ・・・あんたは覚醒していたしぃ・・・それどころかかなりの興奮・・・」

『ち、ちょっと!まさかわたしが命令を拒否したらそれをシンジに!?』

「正解」

『き・・・汚いわよミサトぉ〜』

「どうすんのアスカ?・・・シンジ君を呼び出そか?」

『わ・・・判ったわよ!・・・やるわよ!やれば良いんでしょやれば!』

「いっちょ上がり!」

ゲンドウは満足そうにうなづくと

「シンジ・・・聞えるか?」

『聞えるよ、父さん』

「作戦を実行する。セカンド・チルドレンのプラグを挿入しろ」

『うん、判ったよ・・・ねえ父さん』

「何だ、シンジ」

『・・・神経接続切らないで・・・』

「いやぁぁぁぁぁぁっ!」

顔を覆ったマヤの叫び声が響く。



「ア、アスカ・・・行くよ」

『い・・・良いわよシンジ・・・入れて

『何か、僕までドキドキしてきちゃうな。フフッ』

『ホモは黙ってて!』

プラグは、その先端から少しづつねじ込まれて行く。

「かはぁ・・・くっ・・・うくうぅぅぅぅぅ・・・」

『ちょっとシンジ!・・・あんたまさか、神経接続切ってないのっ!?』

「僕のぉ・・・僕の中のアスカを感じたいんだあぁぁぁぁっっっっ!

『まあ・・・そんな・・・ぽっ・・・なんてなるワケないだろがこの変態っ!

「アスカぁ・・・さ、最高だよぉアスカぁっ!

『イヤぁっ!出してぇっ!誰かこの変態の体内から出してぇっ!



「プ・・・プラグの挿入完了しました」

シゲルの声にゲンドウは

「そうか。これでやっと張っておいた伏線が生きるな」

「伏線?」

冬月ににやりと視線が向く。

「ガギエルの時のだよ。ふたり合わせてシンクロ率倍増!って伏線が張ってあったろう」

「そう云えば・・・」

「それがここで生きる。ガイ○ックスには感謝してもらいたいものだ

「そ・・・そうだな・・・はははは」

(ちと辛口過ぎるぞ碇・・・)

ゲンドウはモニターに向き直る。

「ふたりとも聞えるか?」

『と・・・父さん・・・き、聞えるよぉ・・・』

「シンジ、よだれを拭け

『あ、うん』

「セカンド・チルドレンも聞えるな」

『聞えてるわよ!もうどうにでもして!』

ゲンドウは鼻の下で手を組む。

「で、秘技ユニゾン・ファイヤー・アタックの出し方だが・・・」

『まさか・・・思いっきり技の名前を叫ぶんじゃないでしょうねぇ・・・』

「ピンポンだ」

『それだけはイヤッ!絶対にイヤよっ!』

「ア〜ス〜カ〜」

ミサトはばさばさと紙の束を鳴らす。

『ふ、ふんっ、それが何よ!自分からバラしてやるわ!ねえシンジ!』

『何?アスカ』

『あんたがズ○センこいてた時ねえ、実は・・・きゃあぁぁぁっっっ!!!

「アスカ!?・・・シンジ君っ!」

ミサトはマコトを振り返る。

「どうしたのっ!」

「敵が、初号機の体内に侵食し始めていますっ!」

「・・・何てことっ!」



後ろから抱きついたカヲルの皮膚は溶け出し、初号機に染み込んで行く。

『どうだいシンジ君。僕のことも感じてくれてるかい?』

「い・・・痛いよカヲル君・・・痛いんだ・・・」

『フフッ。細胞レベルの融合だからね。ごめんよシンジ君。僕は世界中の歯医者さんのためにも負けるわけにはいかないんだ。だからせめて、僕と一緒に消えて欲しいんだよ」

『シ、シンジぃっ・・・こんな変態の云うこと聞いちゃダメよぉ・・・』

『僕と一緒なら消えてくれるね?シンジ君・・・』



「融合したまま自爆するつもりねっ!」

ミサトが振り向くと、リツコが

「・・・だめだわ・・・融合されていたら99.89%初号機は助からない」

「じゃあプラグを射出して・・・」

「それこそ爆発に巻き込まれたら100%助からないわ!」

「何とか引き剥がせないの?」

「・・・あそこまで融合が進んでしまうと、余程のショックが無い限りは無理ね」

「じゃあ・・・じゃあどうすればっ!」

「・・・祈る他ないわね・・・」

静まり返る発令所。

ミサトは胸の前で手を組む。



『シンジ君・・・一緒に行こうね・・・』

「カ・・・カヲル君・・・」

『シンジぃ・・・ダメよシンジぃ・・・』

「いいよ・・・カヲル君・・・」

『シンジぃ・・・あんたぁ・・・』

「でもカヲル君・・・行くのは僕だけだよっ!」

『シンジぃ!?』

「うわああああああああっっっ!」



「初号機のプラグが射出されますっ!」

驚愕のマコトにミサトは叫ぶ。

「シンジ君っ!」



ばしゅっ。
初号機の背中から射出されたプラグは、正確にカヲルの首を貫いた。
カヲルの体は弾かれたように離れる。
その衝撃でずるずると食い込んだ触手は引き摺られ、初号機から引き抜かれて行く。
プラグが首を貫通したまま、ふらふらとカヲルは後ずさる。

『シ・・・シンジ君・・・ど、どうして・・・』

「・・・アスカに絶交されるのがイヤなんだ」

『シンジ・・・』

「アスカ・・・聞えてる?」

『聞えてるわ・・・シンジ』

秘技っ!蜘蛛巣城ぉっ!・・・なんちゃって」

『ばか・・・ばかっ・・・ばかっ!・・・ばかあぁっ!!』

「・・・さよならアスカ・・・」



「敵性体、自爆しますっ!」

マコトが叫ぶ。

「大丈夫だ。爆発はしない」

「何故だ?・・・どうしてだ碇!?」

「どうしてもなのっ!」
















































































現在、自主規制キャンペーン中につき、爆発の描写は自粛させていただきます。
















































































「ねっ」






























































打ち寄せる波。
白い砂。
少年はその身を横たえ、静かに胸を揺らす。
閉じた目に夏の日差し。
ふいにそこへ影が差す。
自分にのし掛かる重さを感じる。
そっと目を開く。
三十歳前後と見える妙齢の女性が、シンジの体に馬乗りになっている。
シンジは静かに口を開く。

「?・・・あのお〜、どちら様ですか?」

反応は無い。
ただじっとシンジを見つめている。

「?・・・すいません、どちらかでお目に掛かったことありますがぁっ!?

ふいに彼女の両手がシンジの首に掛かり、そのまま絞め始めた。

「ぢ・・・ぢょっど・・・だ・・・だんどばででずがあ・・・」

青い瞳。栗色の髪。

「だ・・・だど〜っ!、ぢ、ぢょっどぉっ!・・・」

彼女の顔がシンジに近付く。

「だ・・・だんどばででずがぁっ!」

「鼻息がこそばゆいから息しないでっ」

「でっ?」

長い、長いキス。
シンジの記憶を呼び戻すには充分だった。

「・・・アスカ?」

微笑んでうなづく

「アスカ・・・ちょっと見ない間におばさんになっちゃったんだでっ!?

また首を絞め始める。

「あんたレディーに向かっておばさんは無いでしょおばさんはあ!・・・これはねえ、弐号機との過剰なシンクロでばらばらになっちゃったわたしの体に替わって、ママが自分の体を再構成してあたしを助けてくれたの!この体の悪口を云ったら許さないからね!」

「ば・・・ばがっだ・・・アズガ・・・ばがっだっでば・・・」

「いんや判ってないっ!・・・いい?あんたこのあたしと死ぬことよりもあのナルホモと死ぬことを選んだのよっ!判ってんのっ!」

「ぞればアズガをだずげようどおぼっで・・・」

「後に残されるあたしの気持ちなんかこれっぽっちも考えてないのよ!判ってんのぉっ!」

「・・・アズガ・・・」

「・・・ばか・・・何にも判ってない・・・あんたばかぁ!?

ようやく手が離れる。

「げほげほっ・・・アスカ・・・ごめん」

「・・・それだけ?」

「げほっ・・・え?」

「云いたいことはそれだけかっつ〜のっ!」

「うん・・・ごめん・・・なさい」

「はあ〜っ・・・まあ良いか」

くすっと笑うと、もう一度首に手を掛ける。

「じゃあこれで最後よ」

「ま・・・まだ何かあんどっ!?

「あんた病室で意識が無いのをいいことに、あたしをおかずにお○にいしたでしょ・・・」

「ア・・・アズガぞんなおおぎなごえで・・・」

おな○いしたでしょっ!」

「じ・・・じまじだ・・・」

「反省してるっ?」

「じ・・・じでまず・・・」

「本当に反省してるっ?」

「じ・・・じでまずがら・・・ごべんだざい・・・」

「いい?もう二度とするんじゃないわよっ!判ってんのっ!」

「ばい・・・わがっでまず・・・ぼうじばぜん・・・」

「もう二度とあんな無駄使いするんじゃないわよっ!」

「ば・・・で?








































「あ、ちょっとアスカ・・・こんなとこで・・・あ・・・いやあぁぁぁっっっ・・・」








































襲撃




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