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●Sing Like Talkingを聴き始めたきっかけ

アルバム”Encounter”に収録されている”離れずに暖めて”です。
TBS系”関口宏の東京フレンドパーク”のエンディングで彼らが歌っているのを観て、
(正確には”ムーヴ”という平日19:00時台の番組のテーマ曲)
なんか、ガチガチの3人が歌を歌っている。というのが素直な感想でした。彼らもテレビ馴れ
していなかったらしく、緊張しながら歌っていました。そういった外見とは裏腹に繊細な曲調は、
比較的穏やかな曲を好む私には感じのいい曲だなと思いました。当時、辛島さんがファンハウスに
在籍していたこともあり、彼らのこともファンハウスの情報に載っていました。そこでEncounterを
聴いてみて思ったことは、言葉のセンスの良さでした。丁寧な日本語と英語のバランスがうまく取れていたと
いうことや、作詞の上でもただ記すだけでなく見栄えよく書き込んでいることなどです。

去りゆく月日に
逆らえる者は存ない

肩を竦めていた
昨日より

※”離れずに暖めて”より

この「と」っていうのが結構気に入っています。また難しい表現の日本語も上手く使いこなしているなぁと
感じたりもしました。面白いことに「しじま」という言葉一つにしても、藤田さんや竹善さんは「無言」と表している
のに対して平岩さんは「静寂」と表していることです。
人によって違いますね(^^) 私は、アーティストを曲から好きになることが多いのですが、Sing Like Talkingは、

詩から入っていった数少ないアーティストの代表格

と言えるでしょう。