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練馬区美術館







東京貧乏旅行 2006秋場所の巻(1)

2006年9月23日〜25日


2006年のテーマを「ワンワンワンワンダフルライフ」に決定した当スタジオですが、楽しもうにもお金が本当にありません。
その癖どうしても大相撲だけは観たいわがままぶりです。

1月場所はやっぱり見に行きました。
うつほは帝國ホテルで和服で初釜というたいそうなご身分で、両国国技館へ向かいました。

そういうことをしていると、お金がなくなって当たり前です。

8月には、うつほの実家、岩手県の八木に2度行きました。フェリーの2等船室で車を抜くと安いということが判明したからです。

だからと云って、フェリーターミナルまで往復500km分のガソリン代は節約できない…

この金欠ぶりで、どうやって9月場所を観ることができようか…。
なのに敢行してしまうスタジオうつほ。我ながら凄いと思います。

飛行機は、溜まったマイルで。
宿代は、ウスくまの叔父さんの家で。
国技館の席は、売り切れということもありましたが、2階イス席B。
豪華なお食事とかは、なし。
あとは電車賃と千歳(往復400km)までガソリン代と、空港の駐車場代かなあ…。
そんなお気軽な気分で決定。

さて、行くことが決まったのはいいのですが、うつほが成長?してしまい、昨年までの服の大部分が入らなくなってしまっていました。
ど、どーしよー。
急きょデパートで服を衝動買いしてしまったうつほ…。思わぬ出費です…。

さてさて、どんな旅になったでしょうか?

9/23(土)焼き鳥の聖地・荻窪駅前「鳥もと」へ

JAL1008便  札幌千歳 10:05発 → 東京羽田 11:40着

相変わらず羽田便は15分遅れての到着です。というか千歳で飛び立つのが15分遅れてました。本当にあてにならない時刻表です。便数より正確さをもとめるのは、日本人だからでしょうか?

12:30頃、品川駅に着いて、どうしても腹が減っていましたので、ソバを食べました。13時15分には池袋駅に着いていたのですが、どうも、携帯ラジオが欲しくてたまりません。明日の大相撲観戦をより楽しくするために、館内のFM放送を聴きたいのです。それに、今日の優勝の行方も気になります。
池袋といえば、ビックカメラ。私はビックカメラならあるはずだ、と主張しました。でも池袋東口は全然知らないところで、しかも駅が複雑で、迷いに迷って、結局3軒もあるということに気付いたのは最後の日。
いずれ1000円ちょっとの携帯ラジオを買って、タクシーでおじさんの自宅に向かいました。
おじさんの家は、昔下宿というかアパートをやっていた作りなので、2階にキッチンやらトイレやらビールが詰まった冷蔵庫やらあって、よくお義父さんが泊まっています。
レトリバーの「チャッピー」が私たちを出迎えてくれました。チャッピーは、おじいちゃんのお葬式の時に北海道に渡ってきて、その時に私は一緒に遊びましたので、ぜんぜん吠えられたりしませんでした。というか、レトリバーは本来あまり吠えないんでしょうが…。
少し休んでから、西武鉄道を使って練馬区立美術館に向かいました。

「光の水墨画 近藤浩一路の全貌」展をやっていました。
最初は洋画だったらしいですが、後に漫画や水墨画に変遷していった様子がうかがえます。120点も並んでいる大きな展覧会でしたが、水墨画ということで、あまり疲れもせず、いや、病み上がりということもあって疲れないようにさくさくっと観てきました。
ここの美術館は、東京でありながら、なかなか独自のマニアックな展覧会が開かれていて、地方美術館のようなおもしろさがあるなあ、いわば、東京という地方を、旨く構成する展示がなされているのだろう、と、感じ入りました。
ちなみにこの近藤浩一路さんは、山梨の南部の出身です。南部つながりでなんかご縁を感じましたね。もっぱら私は分家の方なんでしょうが。

門限を大幅にオーバーして、おじさんちの皆さんにご心配をおかけして、よっぱらってチャッピーのお腹の上で横になったり、おばさんは朝早起きだっていうのに夜更かしさせてしまった挙げ句、うつほは書く決意をより固く致しました。

(つづく)


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