いってきました | 南部ミステリーツアーの巻
2003年8月15日〜18日 2003年の目標を「ラグジュアリーアンドナローバンド」に決定したスタジオうつほメンバーですが、7回目の旅は、恒例のヤマセの中の陸中八木ツアー。要はお盆の帰省です。 8月15日 (くまちゃん記) 今回の八木行きはチーフとは別行動。ぼくは車を苫小牧からフェリーに乗せて、朝9時半に八戸港に到着。ターミナルにはチーフとお母さん、そして南部の大画家・藤野シキ先生が待っていました。ここからはぼくの運転で、「Mツアー」の始まりです。 MはミステリーのM。最初に訪れたのは、南部が誇る大遺跡・是川遺跡です。八戸市街から山間に少し入った所に、「八戸市縄文学習館」があります。シキ先生が開館していることをチェックしてくれたので、さっそく中へ。出土品の目玉「合掌する土偶」(レプリカ)が出迎えてくれます。「体育座りをする土偶」でもいいと思うのですが。 学習館はジオラマなどでわかりやすく遺跡の状況を紹介しています。縄文人の家屋の中にしつらえられた棚の上に、さっきの「合掌する土偶」(レプリカ)が置かれています。ほんとにこんな使われ方をしていたのでしょうか?気になるところです。 MといえばUFOです。これは欠かせません。というわけで、UFOが出現することもなくもない(…)、階上町の某地帯を通りました。山に囲まれていたのに突然開けて、すり鉢状の地形が現れました。いかにも飛行物体が現れ…そうな…地形です。でも変わったことは起きませんでした。 続けて階上町の「蝙蝠(こうもり)」という地名の場所へ向かいました。その名の通り、コウモリが住む洞窟があるという所です。しかし場所がいまいちはっきりとわからなかった上に、木が密生している谷ばかりで、おまけに雨が降ってきたので、洞窟探検には至りませんでした。 午後からお仕事のあるシキ先生と昼食の後別れて、スタジオうつほメンバーは階上町内の海岸沿いにある「J文字商店」に向かいました。大相撲の幕内J文字君の実家です。もち貝を買って、ようやく八木のチーフの実家に向かったのでした。 8月16日 陸中八木での一日。相変わらず天気は今ひとつです。チーフの実家の人達は、くまちゃんが来ると天気が悪くなる=雨男、のようなことを言っていましたが、とんでもない濡れ衣です。そうでなくても外を歩いただけで濡れるのです。じっとりです。 実は、この原稿は2004年に書いています。いい加減、彼方に行ってしまいそうな記憶を、デジカメの画像をもとに書き起こしているのです。 さて、陸中八木といえば、駅です。今や全国的にも貴重な存在である、腕木式信号機とタブレット閉塞区間である八戸線にあって、これまた貴重な列車交換駅で有人駅です。早速僕は写真を撮りに出かけました。10時半の八戸行き列車です。 お盆も終わったので、駅には都会へ帰る人の見送りのお客さんたちで、結構混んでいました。そこへやってきた列車は、昔懐かしい国鉄時代の塗装をした赤い列車でした。今や都会のマニアは、こういうものを求めてはるばるこちらまで来るんですね。 一緒に来たチーフは、実家の愛犬ボン君を申し訳程度に駅まで散歩して(徒歩約3分)済ませていました。 午後は、八戸へ。八戸市博物館で開催されている「大相撲展」を見るためです。 さすが相撲王国青森。相撲の歴史紹介はもちろんですが、郷土出身力士の内容の充実ぶりはすごいですね。でも強いて言えば、八戸ですから南部地方の力士に力点を置いて欲しかったですが、何せ現在は貴ノ浪と十文字しか幕内力士はいませんから、寂しいものです。あとはみんな津軽なんですね。 そんなスタジオうつほメンバーも、売店で高見盛のミニチュア幟を買ってしまいました。まあ、いい機会でした。 帰りに再び階上の「J文字商店」に立ち寄り、八木に帰りました。 8月17日 この日も曇天。雨が降らないだけまだましです。ボン君の散歩に出かけました。 コースは数ある散歩コースのうち最長の「小子内(おこない)浜コース」。かつての隣村の港を通り八木を廻ってくるコースです。人間もちょっとした運動になります。 ボン君ももちろん喜んでいましたが、最後はゼーゼーいってました。 午後は再び陸中八木駅に撮影に行きました。 この風景がいつまでも残って欲しいものです。 8月18日 前夜から寝ずに、午前2時頃に八木を出発。朝5時に八戸港を出発する、室蘭行きフェリーに乗り込むためです。 フェリーは1等船室。2段ベッドが2組ある部屋でした。午前中はほとんど寝ながら、午後1時過ぎに室蘭着。あまり使える航路ではありません。 帰り道は、壮瞥の「ザ・ラーメン」と看板が出ているラーメン屋で昼食をとって岩内着。今度こそ晴れた日に行きたいものだと思ったくまちゃんでした。(おわり) |