Travel
|
|||
いってきました |
埼玉 珍動物を探せ!の巻 (2) 2002年11月23〜25日 決行
☆その2☆ 11月24日(日) こども動物自然公園
浦和駅では、私たちの先輩、S野氏が待っていました。S野氏は、大手自動車メーカーM社に勤務の傍ら、夏になると、毎年北海道に来て、東西南北制覇した偉人です。うつほも行ったことのない、根室花咲とか行った埼玉県人です。毎日熊谷から都心まで通勤してお疲れの連休の処、つまらない「マーラ探索」にお付き合いいただくため休日を潰してくださいました。大感謝しております。ほんとうにすみませんでした。 その晩は、S野氏と浦和駅西口の居酒屋で夕食、S野氏はゴルフで腰をやったそうで、早々に帰りました。さて、8時の浦和駅。何か楽しいことがあるかといえば、伊勢丹が閉店すると、とっても閑静な駅前。とても県庁所在地とは思えない落ち着きぶりです。そのなかで、10時すぎまで、ひときわにぎやかだったのが、ダイコクドラッグでした。店の外の路地まで商品を毎日陳列して、呼び込み。なんの放送かなあと思っていたら、呼び込みの声でした。すごい元気です。 次の日。S野家が10時頃に浦和まで迎えにきてくれました。今日はS野家と共に、今回の旅の目的「マーラ」を見に、東松山市にある「埼玉県こども動物自然公園」に行くのです。S野氏の奥さんの話を総合すると、どうもこの動物園は県内でもマイナーらしく、私たちはかなり珍しがられました。コアラもいるのに、どうしてマイナーなのかと思いました。 1時間ほどかけて到着すると、日曜日なのに、駐車場に車があまりいない。そして、入場すると、山が見えました。人っけなし。おや、これは……と思っていると、「ここは、こども動物自然公園なんだよ」と語尾の「自然公園」にアクセントを置いて、S野家が教えてくれました。動物園ではなかった! 見渡す限り、動物の檻とか見えません。まずは、どこに動物がいるか、探すことから始まりました。 さらに、この広い広い動物自然公園には、マーラと、クジャクが放し飼いにされているという情報です。放し飼いの動物はおろか、檻すら困難だ……と思っていたら、しばし歩くとクジャクがやってきました。胸中にかすかな希望を抱いて、まずはコアラを見に、沢を一つ越えました。うつほは初めて生コアラを見ました。数匹いましたが、全て寝ていました。ただの丸い大きな毛玉です。無理もないでしょう。コアラは一日のほとんどを寝て過ごすんですね。 そして、カンガルーとエミューの柵の中へ。下手をしたら襲われるような近さです。妙な親近感ですね。 藪の中にマーラを探しながら、どんどん歩きました。石や切り株も動物に見えます。どんどん歩いて、山を越えていったら、マーラ放飼場という看板が見えました。おやと思って見たら、看板の向こうに、走っている小動物が。マーラでした。 ウサギのような、犬のような、鹿のような。でもどれでもない、そんな動物がマーラです。犬ほどの大きさで、テンジクネズミの仲間です。柵の中に、群が。けっこう臆病らしく、みんな同じ方向に逃げています。でもそのうち、慣れたらしく、バラバラに行動していました。 くまちゃんがしつこくシャッターチャンスを狙って、マーラの柵から離れませんでした。その間うつほは近くにある牛舎に行ってみました。牛舎の中に、ニワトリとかクジャクとかいろいろ放し飼いになっていました。秋に生まれたばかりの子牛もいました。大きすぎる犬のようだと思いました。 この牛舎、時間になると、乳搾りも体験出来ます。S野氏の娘がやってみました。その後この娘は乗馬もしました。物怖じしない、とてもいい子です。子供と動物がふれあうコーナーで、私にウサギをだっこしてみてと云いました。私はしぶしぶながらウサギを掴まえようとしましたが、どうやったって逃げられます。S野氏娘が自分の抱いていたウサギを私に渡し、すぐ他のウサギを掴まえていました。子供って凄いですね。どうしてあんなふにゃふにゃしたものをいとも簡単に掴まえてしまうのでしょうか。というか、大人になると不器用になるんですね、確か子供の時はできていたような気がする…。 マーラ記念グッズでもと思い、最後におみやげ売り場を探して、店のお姉さんにも聞いてみましたが、お姉さんはマーラを知りませんでした。埼玉県の誇りだと思うのに…。 結局、放し飼いマーラは見つかりませんでした。放しているのか? (うつほ記) (→その3「ナイトイン☆浦和」へ) |