2002年のテーマを、「北海道のすみずみを制覇し、日本中の多くの動物とふれあう」改め、「北海道のすみずみを制覇し、日本中のできるだけ多くの珍しい動物や植物、つまり珍生物とふれあう(4月8日現在)」としたスタジオうつほですが、今年6番目の旅は、チーフうつほの実家に帰り、ヤマセを満喫し、飼い犬ボンとふれあうことでした。つまりはお盆の帰省です。
☆その1☆ 8月16日
最初から強行軍です。函館0:30発のフェリーに乗り、4:10青森着。ターミナルはお盆休みを終えて内地に帰るうんざり顔の人たちでごった返していました。足の踏み場もないというのはまさにあのような状態を云うのでしょう。寒かった今年で初めてあのような暑さを体験しました。ターミナル内は摂氏30度はあったでしょう(外は20度位)。おみやげをかってソバを食べたら、さっさと車に乗り込んで出発を待ちました。
夜行にしては幸いにも中型の船で、扱いがいい感じ。夜行は「寝ていくだけ」ということからか、小さな古い船が当たる場合が多いのですが、込んでいるせいかちょっと大きめでした。贅を極める旅をしたいスタジオうつほは、今回は「特等」をとっていましたが、これが今までにない満足でした。なんとバスルームがある!ちょっとしたビジネスホテルよりはしっかりしていました。これを4時間足らずで、しかもほとんど寝ていくのはもったいないのですが、しかたありません。航路が短いのです。だからといって2等船室で雑魚寝は絶対にいやです。場所取りだけでも苦労するのに、どうして見知らぬ人と枕を並べなければならないのでしょう! うつほは贅沢なのです。どだい、青函連絡船(古?)でも2等にのったことがないので、慣れていないだけなんですが。
青森に着いたら、当初はどこかで休憩していくつもりでしたが、いち早く実家の布団で寝たいという欲求が強かったので、「眠くない方が走る」という約束を決めました。
まずは5時頃、七戸を経過するとき、くまちゃんが眠くなったので交換。しかしくまちゃんは、あろうことか、七戸の南部縦貫鉄道跡を目にしたら一気に目が覚めたらしく、写真を撮りまくり、次はどこで停めろ、この道を曲がれなどと、次々とうるさい注文です。とうとう、十和田市駅まで行きました。十和田観光電鉄の電車が始発時間を待っています。のるかのらないかはっきりしないうちに、電車は出てゆきました。ざまあみろ。
結局それから八戸も通過、県境を越えて、八木までずっとうつほが運転しました。7時すぎでした。丁度朝ご飯の時間だったので、食べて昼まで寝ました。
起きたら、甥姪が来ていました。普段子供に慣れていないせいか、疲れているせいか、そのパワーに圧倒されます。ご飯を食べて、何故か甥に八木駅に連れて行かれました。戻ったらくまちゃんが行方不明なので、探しながらボンを連れて再び八木駅に行きました。一日に2回もウォーキングです。すばらしい。八木は山が迫っている土地なので、階段などあり良い運動になります。近所の人の目を気にしながら歩きました。
夜には、これまた恒例の、酒屋に婿に行った叔父がビヤ樽を持ってきて、酒盛りです。といっても、うつほの父と、叔父がほとんど飲んでいました。わたしの帰省は良い口実なのでしょうか。嗚呼。