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いってきました |
エグゼクティブ東京・グリーン車の旅
「北海道の端を制覇し、多くの海獣とふれあう」ことを目標としているスタジオうつほでは、たまには豪華にということで、JRグリーン車をふんだんに利用した旅を敢行しました。チーフは今回も忙しいとのたまっているので、とりあえずくまちゃんが代筆します。 スタジオのある岩内は、現在は鉄道がありません。出来るだけ鉄道で旅するために、最寄り駅の函館本線・小沢駅まで車で向かいました。外はまだ夜が明けきってません。車を駅前に置いて、鈍行列車に乗り込みました。ここから札幌までは豪華でも何でもありません。じっと我慢。 札幌からは「スーパー北斗6号」グリーン車で函館に向かいました。グリーン車の醍醐味の一つは座席にあります。スーパー北斗は以前乗った「北斗」の座席に比べると、首に当たる枕の位置がいまいちでした。 函館着。1時間半ほどの待ち時間の間、駅の近くで「塩ラーメン」を食べました。美味。 時間があるので、駅前から市電に乗ってお約束の市民の憩いの場・函館公園に向かうことにしました。我々は観光客の振りをしていたために、停留所でならんでいた観光客が騙されて一緒に「谷地頭行き」に乗り込んできて、元町に行けずに困ってました。かわいそうに。冬の函館公園もまたいいものです。いつの間にかあらゆる季節の函館公園にきているような…。 函館からは「はつかり22号」に乗り込みました。この列車は「グリーン車」ではありません。1両を半分に仕切った「グリーン席」。座席もいまいち。しかもやかましいグループがいて、チーフは落ち着いてビールが飲めなかったようで怒っていました。 「はつかり」は盛岡行きでしたが、この日は八戸で下車。チーフの実家で一泊。 12月24日(月) チーフのふるさと、八戸線・陸中八木駅から出発。目の前に港が広がる美しい駅です。海岸に沿って1時間あまり、八戸でグリーン車の旅を再開。 八戸駅は、新幹線の工事でごった返していました。新幹線駅がほとんど完成しているのにびっくり。盛岡までの沿線でも新幹線の線路が出来てました。 盛岡からは、秋田新幹線「こまち10号」と連結する東北新幹線「やまびこ10号」グリーン車。この座席が一番乗り心地がいいのです。ちょうど首の後ろに当たるところに黄色い枕があって、東京までの2時間半が実に快適でした。これぞエグゼクティブ の醍醐味です。 上野で下車。目指すは上野動物園。そう、「多くの海獣とふれあう」目標達成には欠かせない場所です。名物のパンダは「メキシコに出張中」とのことで、代わりにレッサーパンダがいました。 海獣はアシカをチェック。くまちゃんはトラと対決もしました。さすがに日本有数の動物園だけあって、一通りまわるだけでも3時間くらいかかりました。北海道ではおなじみのシカなんかもしっかりチェックしましたから。 動物園を出たら日が暮れかけていました。そしてこの日は寒かった。後にも先にもこの冬一番の寒い日だったようです。薄着してた分、身にしみました。 この日の宿は、東京はど真ん中・永田町でした。首相が通う理髪店のあるホテルです。国会議事堂前駅下車、向かいは首相官邸という場所。ご飯を食べてから、ちょっと散歩してみました。クリスマス・イブの夜の首相官邸前は、誰も歩いていませんでした。交差点で警備しているお巡りさんに一応断って、門の入口からテレビでよく見る首相官邸の玄関をのぞき見ました。完全なお上りさんです。でも岩内から来てるんだからしょうがないですよね。 12月25日(火) 地下鉄大江戸線に乗って、門前仲町と本郷三丁目に行きました。特に意味もなく、あてのない地下鉄の旅です。大江戸線は結構空いていて、駅の階段が狭い。ラッシュアワーには大丈夫なのでしょうか。 夕方4時に東京駅から東北新幹線「やまびこ21号」で盛岡へ。最上のエグゼクティブな2時間半でした。 懐かしい盛岡の街に夕刻到着したのには意味がありました。盛岡ならではの麺・じゃじゃ麺を食べるためです。かつてくまちゃんが週に3度通ったという「白龍(パイロン)」で、汗をかきながら食べる本場のじゃじゃは最高でした。また食べに行きたいなあ。 それからかつてチーフがお世話になった親戚のママさんがやっている居酒屋に行き、夜中まで楽しく過ごしました。ありがとうございました。 久しぶりの盛岡が、とっても充実したものになり、スタジオは満足です。 12月26日(水) 朝8時半前に盛岡出発。「はつかり1号」函館行き「グリーン席」です。乗り換えで函館からは「スーパー北斗9号」のグリーン車。3日ぶりの札幌は雪でした。エグゼクティブな旅のオチは小沢までの鈍行列車でしたが、小沢に停めた車にはたいして雪も積もっていなく、無事岩内に帰ってきました。また贅沢をしたいと思うスタジオうつほでした。 (おわり) →次の旅 春の小樽水族館 へ |