Kuma

くまちゃん☆旅のマニアコーナー(9) 2003年 八戸線とはやての巻














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種差海岸駅
種差改め種差海岸駅

看板だけが新しい




八戸駅
在来線・八戸駅
半分色が変わっちゃいました




二戸駅
新幹線・二戸駅
東京からのはやてが到着




九戸工業団地
バスの窓から
九戸工業団地入口

でも、インダストリー・
アパートメント・ハウスって…
(前から気になってました)




侍浜駅
JR八戸線・侍浜駅
陸中八木よりも小さな駅です




陸中八木駅
陸中八木駅に到着した
くまちゃん(満足)





こんにちは。今年もウルトラスーパーが持続中のくまちゃんです。
このお正月はチーフの故郷で過ごしたのですが、1日鉄道旅行を楽しんできたので報告します。

2003年1月2日(木)

陸中八木に行く前から、ぼくは東北新幹線が盛岡から八戸まで開通した『時刻表』12月号を見ながら思案していました。

八木に行くからには八戸線に、それにハナシのタネに「はやて」にも乗ってみたいな…と思っているうちに、いいプランを見つけてしまいました。

それは、陸中八木から「はやて」に乗ってぐるっと一周して戻ってくるルートです。何も盛岡まで行って山田線と三陸鉄道に乗らないまでも(それもやってみたい)、このたび新幹線の駅が二戸にできることで、岩手県北の久慈と早くて安いバスで結ばれたのです。久慈から八木までは割と近いし。5時間ほどで一周できます。

さて、10:33陸中八木発。雪の中を列車がやってきました。チーフがしきりに八木で雪は珍しいと言ってました。まるでぼくが雪を連れてきたかのような言い方です。

列車は結構混んでいました。実家から東京方面へ帰る家族連れが多かったですが、ガイドブックをもった年輩の夫婦もいました。わざわざ新幹線で来たんでしょうね。

かつてのチーフの通学ルートを淡々と列車は走ります。途中階上(はしかみ)駅で列車交換。去年の夏にシキ先生とタブレット交換を取材したのが、この列車でした。今回の旅にシキ先生もお誘いしたのですが、お仕事で参加できませんでした。残念。

ところで階上は、平幕・十文字(陸奥部屋)の故郷です。夏に実家でタコを買いました。

チーフの作品「蕪島殺人事件」の舞台となった蕪島が見え、鮫(さめ)から八戸市街地に入ると、Uターン客で立つ客まで出てきました。斜め後ろにいた小学4年くらいの子供が、しきりに「もうすぐ線路跡が見えるよ」と両親に話しています。本八戸から湊貨物駅まで分岐していた貨物線の高架跡のことでしょうが、明らかにマニアな子供です。

八戸駅に到着。駅名標の色が変わっていました。ここから先の在来線は「青い森鉄道」になりました。隣には新幹線の鉄骨ガラス張りのホームが見えています。

1月2日なのに大混雑。みんなもう東京に帰っちゃうんですね。ごった返してました。新幹線見物でうろうろしている人もかなり見受けられました。

その名も「はやて」という立ち食いそば屋でそばを食べて、いざ新幹線ホームへ。「はやて」が2本並んで停車していました。

ぼくたちが乗るのは「はやて274号」。今日から5日間だけ運転される臨時列車です。先頭部分には記念写真を撮る人で込み合っていました。マニアでなくとも撮りたくなるんでしょう。ぼくもどっかのおばちゃんに「シャッター押して」と頼まれました。

「はやて」は全車指定席の列車なのですが、ぼくたちは勝手に先頭車に乗り込みました。10両もあるので、半分くらいしか席が埋まっていません。駅はあれだけ混んでいるのに。

ぼくたちが持っていたきっぷは「特定特急券」というやつです。八戸−二戸が840円。指定席だと2,300円もするのですが、八戸から盛岡の区間は、こういう自由席相当のきっぷを売っているのです。ただし、JRはほとんど宣伝してません。高い指定席料金を売りたいんでしょう。また、この「特定特急券」は、指定席が満席の際に前日から販売する「立席特急券」とも違います。指定席が空いてれば座れるのです。

というわけで、ガラガラに空いてるので早速着席。やはり東北新幹線。シートはエグゼクティブです。これで二戸までたった12分は惜しい。

と思っていたら発車時刻になったのですが、青森からの特急が遅れ、発車が8分遅れました。その分座席を堪能しました。

発車すればあっという間。もう二戸です。

二戸駅も八戸同様ガラス張りのちくわのような造りで寒そうでした。すぐ隣がつい先日まで東北本線だったいわて銀河鉄道のホームがあります。かつての駅裏が「西口」となっていました。次に乗るバスがここから出るものと勘違いをして、チーフに怒られました。

二戸から乗ったバスには、東京からの下り「はやて」で里帰りしてきたと思われる人達が10人ほど乗っていました。八戸方面から来た酔狂な客はぼくたちの他にいなさそうです。

二戸の駅は立派になっても、町は全然変わってませんでした。相変わらず狭い道路をのろのろとバスは走っていきました。

二戸郡から九戸郡に抜ける峠道も、細い県道でした。トンネルだけが新しかったです。

九戸郡にはいると、できたばかりの県道を通り、山形村へと入りました。新幹線開業に備えて、二戸と久慈を最短距離で結ぶ道を造ったそうですが、なるほどこれまでの路線バスよりも近道です。

ところで山形村は、平幕・栃乃花(春日野部屋)の故郷です。明日から初場所です。

さて、バスは久慈市内の停留所を全て通過し、10分遅れで久慈駅に着きました。

久慈駅にも、正月休みを終えて東京方面に帰ろうとする人たちが、きっぷうりばに並んでいました。

久慈駅から再び八戸線へ。途中山中の小駅・侍浜(さむらいはま)でもタブレット交換風景を見ました。

陸中八木のひとつ手前の駅・有家(うげ)の駅前の浜では、冬なのにサーファーがいました。正月だからなんでしょうか?

15:22陸中八木着。最新の新幹線を堪能し、手動のローカル線・八戸線の健在を確認。メリハリのある、心地よい日帰りの旅でした。くまちゃん満足です。




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