6月いっぱいで消えてなくなる上雄信内駅

12年前に廃止されてしまった
　旧・上音威子府駅の駅舎

こんにちは。くまちゃんです。本当は眠いのだけど、がんばってこのコーナーを書きます。本当はマニアというほどではないのだけど、チーフが言い張るから聞き流していますが、ぼくは鉄道施設を訪ねるのが好きなだけです。ということで今回のコーナーです。

　今回の旅では、久しぶりに筬島の駅を訪ねました。前に来たときは駅員もいる立派な駅でしたが、今はコンテナみたいな待合室があるだけの小さな駅です。二本あったホームも一本なくなっていました。列車は１日９本来ます。この辺の駅にしては多い方です。

　次にぼくを魅了したのは、もっと北にある上雄信内（かみおのっぷない）という駅でした。ここはかつて２度来たことがあったのですが、今月限りで廃止になってしまうのです。なぜなら、誰も使っていないから。駅の周りは牧場があるだけで、牛しかいません。がおー。誰も使ってないけど、板張りのホームと駅名標、ワンマンカー用のミラーと街灯が一つ。物置みたいな待合室があります。扉の隙間には蜘蛛の卵があり、蜘蛛の子が…。

今頃もっとマニアな人たちが訪れていることでしょう。

　宗谷岬をぐるっと回って来て、音威子府の宿に戻る途中の道は、かつて天北線という線路が通っていたところです。道すがら崩れかけた建物を見つけました。上音威子府という駅の跡でした。屋根のトタンが錆びて、窓ガラスも割れ、雪の重みでひしゃげた駅舎でしたが、何とか建っていました。裏に回ると小さなホームの跡も残っていました。今このあたりには家が建っていませんが、かつてはここから汽車に乗っていた人がいたんだと思うと、今の姿にせつなくなってしまうくまちゃんでした。

　眠いのでもう寝ます。それでは。