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「展覧会」風景





「展覧会」出品作品
わん、とも云わなかった

こんにちは。ウスくまちゃんです。

かなり前の原稿で恐縮ですが、マニアックなレポートを一つ。

2003年4月20日(日)

とうとうイヌの展覧会にまで足を運んでしまいました。

というのも、ある近場の温泉で、ポスターを見かけたからです。

「天然記念物　日本犬展覧会」4月20日(日)　函館・陸運局前広場 入場無料

ポスターにはかっこいいイヌの写真が写っていました。

でも展覧会って…。疑問に思ったぼくは、早速検索してみました。すると、

これは「社団法人日本犬保存会」という団体が、定期的に開いている会らしいことがわかりました。全国各地の支部ごとに開かれているようです。

ともかくも、いってみることに。通い慣れた函館です。

地図を頼りに、陸運局前広場を目指しました。うちの近所にポスター張ってるくらいだから、会場近くに看板くらい出てるだろう、とも思ってました。しかし、見あたりませんでした。

それでも会場は割とすぐに見つかりました。ただの空き地でした。

脇に車が何台も止まっていて、イヌを入れるケースが置いてありました。空き地の一角にテントが立てられ、イヌを連れた人たちが集っています。

展覧会って、要はイヌの容姿のコンテストのようです。ひょっとしてこれはマニアの人たちの内輪の集まりでは…、と思っていましたが、やはりその性格が強いものでしたね。

それとなく、気軽を装って空き地の中に入っていきましたが、イヌを連れていないと誰も見向きもしませんでした。

空き地の地面には丸く白線が引かれており、縁の数ヶ所にイヌが飼い主と一緒に立ち、審査員らしき人がじっと見ていました。でもそれもすぐ終わってしまい、あっという間に「展覧会」は終了してしまいました。

確かに会場には、ナイスなかたちの日本犬がたくさんいて、見ていて楽しかったのですが、ポスターで宣伝しているわりには内輪な会でした。（おわり）