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くまちゃんのマニアコーナー(10) 信号場の巻





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農道から見た
昭栄信号場




昭栄信号場の駅(?)舎




上り列車進入



 こんばんは。ウルトラスーパーくまちゃんです。もう遠い昔のようですが、また鉄道施設を探訪してしまったので報告します。

 池田町のワイン城、もとい肉城で、おいしいお肉を食べたぼくたちは、とりあえず夕方までに帯広に戻ればよく、時間が余っていました。そこで、チーフも同意のうえ、池田駅の南へ車を向かわせたのでした。

 池田駅の南、釧路方面には、次の駅十弗(とおふつ)駅までの間に、列車のすれ違いをする信号所と呼ばれる場所があります。先日行った根室の帰りの特急では、この信号所で列車交換をしたので気になっていたのです。そこで事前に地形図で位置を確認し、畑の中の砂利道をたどると、線路脇にある建物を見つけました。

 昭栄信号場というところです。駅ではないので、ホームはありません。人が乗り降りする施設ではないので、建物に行く道もありません。畑の中を少し横切りました。

 あたりには人家は見あたりません。片側が崖で、カーブしているので見通しはよくありません。特急同士が交換するので、かなり構内は広いです。

 無人の建物の入口に唯一「昭栄信号場」と書いてあるだけで、あとは線路の脇に信号機が立っているだけの素っ気ない施設です。建物の内部は、かつては職員が詰めていたのか、畳敷きの部屋があり、ポイントの操作盤が残っていました。

 こういう信号場はたいてい人目に付きにくいところにあるので、実際行ってみると感慨深いですね。しばらくすると遠くから踏切の音がしてきました。池田方面に向かう1両の普通列車がやって来ました。十分堪能して車に戻ったら、チーフが退屈そうにしていました。

 眠いのでもう寝ます。おやすみなさい。


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