うさぎについて
まずは、ウサギとの出会いから語ることにしましょう。
一番はじめにウサギを飼い始めたのは、確か小学校の時でした。母親の知り合いから、白いウサギをいただくことになりました。うんこやしっこの片づけがしやすいように、下が引き出しになっているスグレモノのゲージも一緒にもらいました。うんこやしっこのにおいが強烈だったので、ゲージは外の自転車置き場の所に置かれました。当時は、ウサギの飼い方なんぞ知る由もなく、ただ闇雲に、野菜の葉っぱなどを与えていました。はじめは、かわいさから、かわいがっていましたが、次第に心は離れていきました。ときどきエサの葉っぱなどをやる程度で、下の世話はもっぱら母親がするようになっていました。ときどきゲージから出して庭を走らせていました。
ある日、学校から帰ると、母親が「ウサギ死んじゃった」といってきました。「そんなはずはない」と思いながらゲージの所に行くと、そこには、目を見開いたまま横たわっているウサギの姿がありました。目は、瞳孔が散大しているのか、つやはなく、真っ黒でした。何とも言えないその光景を前に涙する少年時代の自分の姿がありました。
原因は、前日に庭に放していることから、おそらく庭に置いてある肥料か除草剤か何かを食べたのだと思います。
次にウサギと出会ったのは、
何の因果か、ウサギ小屋の世話をすることになりました。そのウサギ小屋には、たくさんのウサギがいて、雄と雌とが混在している環境だったので、勝手に繁殖していました、時々、手のひらより小さなウサギの赤ちゃんの死体が放り出されていることがありました。もちろん、親も死にました。ここでは、ウサギの生き死には、さして珍しいことではないのです。梅雨時になると、もうにおいが強烈で、とても世話をする気になれません。ウサギのエサには、スーパーからもらえる野菜くずを使いました。キャベツやレタスや白菜など、たらふく食わせました。衛生状況もとても悪く、いつ伝染病の発生源となってもおかしくない状況でした。
そして
ペットショップなどで耳たれウサギが出回り始めました。しかし、ウサギのあのにおい、そしてウサギを死なせてしまっている経験から、なかなか買うことができませんでした。耐えきれずに購入したのが、アメリカンファジーロップイヤーというタイプのウサギでした。