NAVIGATION

チョイス編

 次買う車には絶対にナビをつける!!その決心の元、納車以来ナビのチョイスに腐心しました。まずもって、インダッシュタイプは却下でした。というのも、モニタを出した状態ではエアコンの吹き出し口をふさいでしまうという何ともすっきりしない機能性の低さがどうにも気に入らなかったのです。まめにモニタの出し入れをするのならいいのですが、モニタは出しっぱなしで使うことを想定していたので、オンダッシュタイプでの選択となったのです。
パナナビとの決別
 ディーラーオプションはパナナビ。パナソニックというメーカーがあまり好きじゃないのと、取り付けにより、エアコンの吹き出し口をふさいでしまうのが気に入らなくて、初めから念頭になかったのです。ところが、出たのです。パナソニックのHDナビが!しかも、美しいグラフィック画面。この画面だけでも、パナナビの魅力は十分でした。しかし、よくよく調べてみると、パナナビは、その描画能力に処理を優先されてしまい、画面がとぎれたり、HDの持ち味であるアクセススピードがDVDモデルとほとんど変わらないという脆弱さがありました。それでDVDモデルよりも10万円以上高いのです。そこにそれだけの価値を見いだせなかったし、DVDモデルは古い。ポータブルナビも考えました。これ一つあればナビも使えるし、ポータブルDVDとしての機能も備えている。これはかなり魅力でしたが、「ナビがほしい」と思った自分の信念を突き詰めていくと、やはりナビとしての機能が充実していないとな・・・ということになったのです。すると、やはりポータブルでは車速もとれないし、スペックも貧弱。おまけにでかい。以上のことより、パナナビは、ポータブルモデルも含めて選択肢からはずされました。

カロナビへの道
 そしていよいよねらうはやはりカロナビ。何と言ってもメジャーですから。そのころちょうどハードディスクナビが脚光を浴び始めた頃で、一足先にHDナビをだしたカロッツェリアは、すでに2代目に入っていました。ミュージックサーバーや、DVDの視聴も出来、ナビの機能プラスAVサーバーとしての機能も魅力でした。某カーショップへ足を運んで話を聞いても、カロナビの自車位置精度は一番優れているとのこと。高速道路と並行して走る側道との区別も完璧と聞き、心は一気にカロナビへ傾くのでした。ところが・・・BLに行ってナビの取り付けについて話を聞くと、’02モデルはBSIが敏感で、電装品の取り付けにより、電圧などに変化をきたすとエラーを返し、エンジンがかからなくなるなどのトラブルが起こる可能性があるとのこと。さらに、以前このBLでも、307にカロナビを取り付けてエンジンがかからなくなったというトラブルで入庫した経験があり、307と同じBSIのシステムを用いている’02モデルの206シリーズでも同じことが起こる可能性があるといわれてしまいました。

アルパという手もアル。
 これで、カロ以外のナビを探し始めました。価格comや、ナビ男くん、その他HPでの評判を聞くところによると、アルパインがすばらしいということで、実際にカーショップで聞いてみました。すると、「アルパは今の型がもうすぐ生産終了に入る。今ならカロッツェリアフェアをやっているから、かなりまけられる。カロがお買い得」と押されました。結局アルパの情報があまり得られなかったのと、アルパのモデルチェンジ(HDモデルの登場)はネット上でも噂になっていたので、もう少し待つことにしました。すると、出ました。HDモデルが!なんでも、「i-assist」と称して、膨大な情報をアルパインのサーバーからダウンロードして、メモリースティックを通じてナビを学習させられる、また、携帯との連携プレイも可能という何ともすばらしいグレードアップを果たして登場したのでした。むろん、同様のことはパナでもカロでもうたっているのですが、道選びという点においてはアルパにかなうものなし、という下馬評と、BLの人が、「206にアルパのナビをつけている人を見た」といっていたこともあり、もう買う気マンマンでカーショップに足を運びました。

アルパに決めたが、しかし・・・
 実際に商談に入るも、やはり高い!!覚悟はしていたが高い!!24万円。うーん、と悩んでいると、DVDモデルがお買い得です、と店員に勧められる。こちらは14万円。10万円の差がある。そして、ぶっちゃけた話、この2つのナビに10万円の差はない。といわれた。CPUもセンサーも一緒。一番顕著に差が現れる検索などのスピードも、DVDで2秒かかっていたことがHDだと1秒ですむ。しかし、この店員に言わせると、「確かに倍早くなっているが、1秒しか待ち時間は変わらない。確かにその他の機能もあるが、どうしてもHDモデルがほしいならばあと3〜4年待ってからの方がいい。初期ロットの物は所詮試作品でしかない・・・」この人、後でわかったのだが、この日だけアルパから出向で来ていた応援の人らしい。悩んだ末、DVDモデルであるDVD099SSに決定!



取り付け編

 フロントガラスは熱線カットガラス。屋根は開閉式。トランクルームが前にも後ろにも開く。などのもろもろの条件をクリアしなくてはならないと言うのがCCの宿命。今回、カーショップの人とあーでもないこ−でもないと知恵を絞り、以下のように取り付けてもらいました。

 本体は、助手席下です。本体をいじることはまずないので、このように見えない場所でもokです。まあ、後部座席にはほとんど座らないという前提の元、ここに設置です。トランクルームという手もあったのですが、CDチェンジャーもあることだし、これ以上トランクルームを狭くしたくありませんでした。後ろに座る人には注意を払ってもらうしかないですね。ちなみに、チューナユニットは助手席のフロア下です。少し盛り上がってしまいました。
 後部座席後ろ中央は、GPSセンサーです。真上から受信するので、真上が開けている方がいいとのこと。かといって、CCでは、屋根は開閉式だし、トランクも前後に開く。ボンネットにつければかっこわるいし、サイドでは感度も鈍くなる。つまり、外の設置は無理と言うこと。リアガラスは熱線カットではないので、ここでいいです。自車位置精度を高めるためにも、サイドではなく、車の中央部にセットです。屋根の開閉にも影響ありませんし、配線も隠れてすっきりしています。それにしても、最近のGPSって小さいですねえ。
 TVアンテナです。これも、屋根やトランクへの設置が無理だったので、室内と言うことになりました。極力アンテナがのばせるスペースを確保するため、前の方につけてあります。しかし、2本あるアンテナのうち、外側だけは窓が干渉してのばせません。もちろん、オープンにすればアンテナはのばし放題です。中途半端ですが、これでTVもしっかりと入ります。極端な話、アンテナ閉じてても、入るところは入ります。局によって、入りやすい局と入りにくい局があるみたいです。TVの音声は、FMトランスミッターを使えばスピーカーから聞こえてきます。
 206のフロントガラスは熱線カットガラス。ビーコンの電波を拾えなのではないかという心配もあり、ショップの人にアルパイン本社に問い合わせてもらいました。その結果、答えはやはり「通さない」とのこと。ビーコンはGPSと違い、防水加工がしてないので外にも出せないし、前方から拾うので、後ろでは意味がない。ダメもとで前方につけてもらいました。
 左側は盗難防止装置です。ナビは一応盗難保険に入っているのですが、やはり車を荒らされるのは気持ちいいものではありません。結構大きな音なので、夜中、駐車場で異変があれば部屋の中まで音が聞こえてきます。リモコン機能がないので、リモコンドアロックを解除するたびになってしまいます。毎朝うるさいですけど・・・
 モニタの設置状況です。これまた悩んだのですが、助手席前のくぼんだところが一番視界も妨げずに無難なのですが、視線移動が大きいのが難点でした。燃費などのインジケーターの上も考えたのですが、ここは結構視界を遮ると言うことでショップの人も渋い顔をしていました。最近ではエアコンの吹き出し口に取り付けるタイプの固定台などもあるのですが、やはり軟弱。まさに間隙を縫って左の写真の場所に取り付けたのでした。モニタ上部がやや視界を妨げますが、まあ許せる範囲です。難点はただ一つ、リモコン受信部がモニタ右下にあるので、ちょっとリモコン操作がしにくいですね。まあ、慣れだと思いますけど。
 リモコンホルダは付いていないのですが、206CCでは、このように灰皿の奥の部分の隙間にぴったりとリモコンが治まります。これがホント、使い勝手よく、気に入っています。自照式なので、サイドのボタンを押すことにより、携帯電話のようにボタンが光ります。ただ、ちょっと暗いかな。



使用感

 いくつか欠点もありますが、全体を通してみればかなりグッドです。他のナビとの比較が出来ないので、独りよがりな評価でしかないかもしれませんが、機能別にまとめてみました。

自車位置精度
 これが一番優れているのはカロナビだとされています。アルパはさほどでもないという巷の評価ではありましたが、今までの使用感としては、特に不満はありません。ただ、駐車場などでバックしたときに、自車位置が動かなかったので、再び駐車場を出て車を走らせると自車位置がずれていることに気づきました。ある掲示板を見ていると、「バック信号線」なる物がつながれていないとバックしたときにナビ上で車が動かないことがわかりました。早急に取り付け点に出向き、接続を依頼、快く引き受けて頂きました。
 それからというもの、バックした後でも自車位置がずれることはなくなりました。しかし、このバック信号線がつながっていない状態より、アルパナビの特性がわかってきました。アルパナビは、さほど自車位置精度に自信を持っていません。だから、ルートからはずれたところを走り始めると、ナビが、「ん?こんなところを車が走るはずではない。自車位置がずれているな」と判断し、すぐに今、自分がどこを走っているのか探し始めます。そして、自車位置の修正をします。カロナビでは、自分が自車位置をずれることはないという自信があります。だから、ナビ上で道なき道を走ったときにも、「ここは地図には載っていないが道なのだ」と勝手に思いこんでそのまま突っ走ります。地図を信用するアルパナビと、自車位置を信用するカロナビとの差でした。
 自車位置精度については、学習機能がありますので、使い込むほどに精度がより高まっていくものと思います。ただ、一番気になるのは高速道路とその側道、つまり高低差については全く検知しないですね。たとえば、高速道路を走っていて、ナビが高架を下りるルートを案内していたとします。しかし、実際に下りなかった場合、ナビは自分の案内したルートを通っているものと思い、ナビだけ側道ルートで突っ走ります。しばらくすると、自車位置がかなりずれてくるので、GPSにもとづいて元に戻りますけど、思わず、「おまえどこへ行くんだ」と叫びたくなりますね。カロナビだとそんなことはないんだろうなあ。

地図
 アルパでは、住宅地図で有名なゼンリンの地図をベースにしています。アルパのグラフィック能力はもともと定評がありますが、確かに見やすいですね。いくつかのグラフィックモードが選べます。DIMMER(照明)と連動していて、昼夜でグラフィックモードを切り替えることができます。
 それとは別に、4つのビューモードもあります。

@真上から見るタイプ A斜め上から見るタイプ B広域と詳細の2画面 Cカービュー

 ナビ案内中は、交差点などに近づくとオートスケールになり、2画面で交差点のアップが右に出ます。建物にもしっかりと色が塗られて、どこに建物があるかわかっていいです。10m以上の建物はグラデーションにより透視出来るように表示され、美しいです。

ルートのひき方
 アクティブルートサーチ、これはすごいです。他社のナビの渋滞回避機能とは一線を画すものがあります。VICSなどから得られる渋滞情報をつかむと目的地への全体的なトータル時間を計算してルートをひきます。つまり、初めに選んだ道が渋滞していた場合には今いる地点から目的地へ渋滞を通らないルートを引きなおします。極端なことを言うと、初めの予定ルートとは別のルートを通るわけです。他社のナビでは、初めにルートを引いたらそのルート上の渋滞場所を回避するようなルートをひくようです。つまり、基本ルートは変えずに、その周りにある迂回道路を、基本ルートに沿って抜けていくということです。もちろん、迂回ルート探索機能はアルパナビにもあるので、VICSが得られない道での渋滞や、不慮の渋滞にあったときにも迂回ルートを検索することは出来ます。また、知らない土地で不意の渋滞にあったときなど、「ええい、こっちだ!」と細い道を入ってしまうときなんか、ありますよね、そんなときに役に立つのが細街路アクティブリルート、本来、ナビでは安全上の理由から、細街路(5.5m以下の道路)を積極的に案内するということはありません。もちろんアルパナビも案内しませんが、入ってしまった細街路については、点線にて案内してくれ、脱出の手ほどきをしてくれます。思わぬ袋小路に入ってしまった、ということがなくなります。
 カロナビなどで見られるルートの学習機能という物はありません。アルパインのHPでも、質問コーナーで、「学習機能はありません」ときっぱり否定されています。いつも使っている道を学習し、そちらの道を優先的に案内するという機能ですが、学習させるほど通る頻度が高い道ならば、ナビなど使わなくてもいいものです。ルートの学習機能なんて、良さそうでいて、本来のナビの目的からはずれた機能なのです。

ううっこれは! 
 主に欠点を紹介します。
 まずは何と言っても先に挙げた自車位置の問題ですね。うちの近くには高架が少ないのでまあそれほど苦にはならないですけど、状況によっては怒れますよね。
 次に、自車の動きがどうもぎこちない事ですね。特に、交差点では遅れて曲がってきます。交差点のすぐ後にまた交差点があるような場所だと、分けわからなくなります。まあ、そんな場所ではナビの画面なんか見ていられないので、いいのかもしれません。
 そして、漢字入力です。これはたまりません。携帯メールのような入力方法にしてほしかったなあ。単漢字入力は、ホント、困る。基本的には音読みです。「橋」と入れたい場合でも、「は」を打ち込むのではなく、音読み「きょう」の「き」の字を打ち込んで探すのです。この程度ならいいのですが、読み方がわからないような漢字を登録したい場合はアウトです。