いい加減な栽培法2

 水槽を設置したばかりです。60×30×45の背高水槽です。
 底床にはアクアソイル「アマゾニア」を敷いています。ADAのパンフレットならば、この前にペナックだとか、グロースプレートをおいたりしますが、いい加減なのでおきません。前まではグロースプレートを使っていたのですが、あのすき間にクリプトの根が絡んだりして、じゃまになったので、今回はやめました。でも、底床を冷やさないと言う意味では、効果はあると思います。
 水槽全景です。蛍光灯はニッソーの3灯。夏場にファンを設置することを見込んだことと、上部が簡単に開くことで管理がしやすい、そしてかっこいいということで、これをチョイスしました。フィルターはエーハイムの2426。これはヒーターがビルトイン、サーモスタットと水温計が付属していると言うことで、水槽内のシンプルかがはかれます。濾材には、6角形のスポンジの固まりと、セラミックリングの2種類です。水通しの良さを優先しました。
 これに、電磁弁を組み合わせたCO2システムを組み込みました。
 まず、流木など、水槽内で軸になるオブジェの配置を決めます。今回は、水槽の高さを利用して、木化石の上に流木を載せ、高さのあるレイアウトを考えました。配置が決まったら、このようにデジカメでとっておくと、後でレイアウトを思い出せていいと思います。  流木に、活着させる水草を固定します。この場合は、ウインデロブと、南米ウイロモスを使いました。今後の成長を考えて、いきなりたくさんはつけません。活着した頃に自然に糸が溶けるように、固定には綿の糸を使用しました。時々霧吹きで水をかけてやらないと、草体が乾燥してダメージを受けます。
 再び流木を水槽内に戻し、水入れです。底床の粒が舞って濁らないように、小皿を使っています。ホースを固定する吸盤が結構重宝します。  水を注入していくと、それでも濁ってしまいます。水を約半分ぐらい入れたところですべての水草を植えます。(少し見えにくいですが)時々フィルターを動かして、出水の当たり所などを確認します。(水を満たすと少しずれますが)
 この時点で水槽内に入っている水草は、次の通りです。
クリプトコリネバランザエ(左後景)。  ミクロソリウム・ナローリーフ(右後景)。
クリプトコリネウエンデティ(左中景)。 クリプトコリネウンデュラータ(右中後景)。
南米ウイロモス(流木)、ミクロソリウム・ウインデロブ。
クリプトコリネsp.(前景)。ヘアーグラス(前景)
 半年後を見込んだレイアウトになっています。有茎の草は、トリミングが面倒くさいので避けました。成長は遅いが、時間をかけて育てることにより、より深い味わいを醸し出すクリプトやミクロソリウムを配置しました。初めは、1週間ぐらいして水草が水槽になじんできたら、CO2を添加して成長を促進させます。しかし、3,4ヶ月後には止めます。
 濾過も安定し、透明度が増しました。CO2の添加も始めました。
 今後の成長が楽しみです。
 入っている魚は、赤コリ×1、アフリカンランプアイ×6,7匹、ビーシュリンプ×?、レッドテールグリーンシュリンプ×?それら雑種のエビ?×?です。
 ふたをしていないので、ときどきエビが水面から飛び出て、床でひからびて死んでいることがあります。ふたをした方が、水の蒸発も防げるし、いいと思うのですが、まだふたをしていません。

 セットから1ヶ月と少しが経ちました。リシアを投入しました。今増殖中です。右後方に流木を配置しています。ここには、ミクロソリウムナローリーフを活着させています。まだ目立っていませんが、やっかいなことに、コケの黒ひげ君が出てきました。かなり葉を切ってしまいました。まだ3月なので、ダメなのですが、川の水温が上がってこれば、石巻貝を取りに行く予定です。

 さらに1ヶ月がたちました。右下のリシアと、左下のピグミーチェーンサジタリアが繁茂しています。流木に活着させたミクロソリウムも、続々と新芽を展開させています。クリプト系の植物は成長が遅いので、あまり際だっていません。その中でも、後景に配置したバランザエがいい感じで伸びています。黒ひげ君は相変わらず撲滅できません。黒ひげに犯された葉をカットするので精一杯です。

・・・1年後

 レイアウトに飽きてしまって、リセットです。センターの流木の向きを変えてみました。底床はADAの「パンタナル」を使ってみました。この赤い色合いと、柔らかめのセラミック粒子が気に入りました。今までのソイル系と違い、肥料分も含まれていないし、硬度を下げるといった水質への影響もありません。ただ、phを弱酸性に傾ける性質だけはあるようです。でも、測定なんかしないから詳しいデータはわかりません。
 パレングラスを40φのものにしてみました。結構いい感じで気泡が出てきます。シリコンチューブがつけにくく、奥まで入れないと、CO2の圧力ではずれてしまいます。
 右奥の有茎草は、ルドウイジア・インクラータ、その手前はエキノドルス・ホレマニー・グリーン、久しぶりにエキノに挑戦です。わかりにくいですが、底床にはグロッソスティグマが植わっています。これまた久しぶりに、緑のじゅうたんを作ってみようかなということです。奥の産卵ボックスでは、リシアを育てています。お楽しみに・・・
 水槽の中の愉快な仲間たちです。
 ブラックファントム(左)とレッドファントム(右)です。レッドファントムは、結構いい色が出ているので気に入っています。「ルブラ」といわれるタイプでしょうか。ブラックも、ヒレがなかなか伸びてきました。
 左下はクリスタルレッドです。結構増えてきています。金の卵です。白いラインがもっと太く、くっきりと2本はいるものが最高だとされています。
 右下のメゴチみたいなのはロリカリア、12,3センチになるそうです。コケ取り能力に期待したいです。
 これ以外には、グリーンネオンテトラ、オトシンクルス、石巻貝、変な巻き貝がいます。