その他、心がけること
日頃の心がけが一番です。では、どんなことに気をつければいいのでしょうか。私が実践していることでよろしかったら参考にしてください。また、こんなこともあるよという方は、ぜひその方法を教えてください。情報交換をしましょう。それこそインターネットの本領発揮ではないでしょうか。

水温
水温は低めにセットしておきましょう。夏、どんなに暑くても30度を超えないように、夜間には25度近くまで下げることができるように設備投資をしましょう高水温が続くと、それがコケの発生につながります。水槽を立ち上げるときには、22度ぐらいからがベターだとおもいます。

換水
水槽内に生成物を残さないということも大切です。多くの換水は、個人的には面倒くさいし、バクテリアの発生などを考慮するとあまりいい気はしないのですが、やはりコケの発生を防ぐには、換水が一番です。週に一度、3分の1程度の換水はやはり効果があるように思います。

濾過槽の掃除
これも、あまり頻繁にやるのはおすすめできませんが、効果を上げることができます。要するに、濾過効率を上げて水槽内の生物濾過を活性化しようとすることがそのもくろみなので、程々にしてください。生物濾過がうまくいっていないと、コケが発生してしまいます。

底床の手入れ
水槽をセットして何ヶ月か経つと、底床が固まってきます。水圧、フンや沈殿物などによる目詰まり、様々な原因があります。水換えの際など、時々底床を耕してやってください。底床が固まると、フンなどが分解されてできた栄養分(水草の肥料になる)が根まで行き届かなくなってしまいます。つまり、栄養分が水中に浮いた状態になります。この余分な栄養分を待っているのはいうまでもなくコケです。コケではなく、水草にこの栄養分を吸収させるためにも、適度に底床を柔らかくしておく必要があります。ピンセットなどでぐるぐるとかき混ぜてやってください。グロッソスティグマなどが植えてある場合は、繁茂しすぎた状態での植え替えをおすすめします。間引くよりも、底床にもグロッソにも効果があると思います。

水草の量
「水草ちょっと」というのが一番コケが発生しやすい状況です。有茎の草をたくさん入れて、コケに栄養分が行き届かない状況を作り上げましょう。有茎水草が元気な水槽では、コケも生えにくいものです。あと、リシアの取り回しには細心の注意を払いましょう。リシアは栄養吸収の激しい水草ですので、リシアをいきなり大量に取り除いたり、リシアが繁茂しすぎて中で腐り、調子を崩したりすると、コケがリシアに取って代わって勢力を発揮します。

肥料
水草、熱帯魚、バクテリアの連鎖がうまくいっていれば、肥料は全く必要ありません。与えるならば、園芸品などを売っているところにおいてある「メネデール」がいいと思います。鉄分がイオン化されているので、水槽内でも、熱帯魚への影響なしで効果を上げることができます。それ以外はコケのもとです。熱帯魚に与えるエサがフンとなり、それが分解されて肥料になるのです。おしっこは液肥に、うんこは固形肥料に・・・

照明
照明は、強く短くがセオリーです。80ワットぐらいの強い照明を6から8時間あてるのが好ましいように思います。うまく世話ができるなら、20ワットを1時間、80ワットを5時間、20ワットを1時間がいいと思います。最初の1時間は、どんなに光を当てても光合成は活発になりません。もちろんCO2も必要ありません。80ワットにした後、CO2を添加し、5時間集中的に光合成をさせます。残りの1時間で、水中にとけ込んだCO2を消費するために20ワットだけ残しておきます。この方法ならば、コケに繁殖のすきを与えません。コケが増えるのにも、水草が光合成を行うのと同じように、時間がかかるのです。

 コケは光のあるところに生えてきます。その証拠に、濾過槽内はどんなに汚くてもコケは生えません。(水垢はつきます。)その応用で、一時的にコケの発生を止めるにはどうすればいいか、それは、コケ発生の源となる光を水槽に与えなければいいのです。うまく生物除去がなされていれば、この方法でコケを減らすことができます。3,4日照明をつけずにおいておけば、エビなどがコケを食べ、ある程度のコケを減らすことができるでしょう。ただ、水草への影響もありますので、水草の状態を見ながらの方がいいでしょう。6日間照明をつけずにおいたことがありますが、グロッソスティグマに白化現象が見られました。有茎水草、クリプトコリネ、ウイローモス、シダ系水草などへの影響はほとんど見られませんでした。ただコケが不足しすぎてオトシンが2匹死んでしまいました。

CO2と光量とのバランス
光量が多いのにCO2が添加されない、あるいは足りない場合にもコケが生えてきます。水草が光合成をする上で必要な条件は、まず光の刺激、そしてCO2、最後に鉄分などの微量元素です。仕組みとしては、光がきっかけとなってCO2を吸収し、微量元素は潤滑油といったところでしょうか。光量が多すぎてCO2が少ないと、その分CO2を水草ほど必要としないコケが、余分な光量を糧に増えていきます。

何と、餌切り
以前、こんなことがありました。海外旅行で1週間ほど家を空けなければいけなくなってしまったのです。照明とCO2は、タイマーで管理されているので問題ないのですが、魚の餌が心配でした。もちろん、エビも入っています。フードタイマーをつければいいのですが、そんな金銭的な余裕もないので、仕方なく、運命を仏に任せて、仏教国であるタイに行ってきました。数多くの寺院で、魚たちを救っていただけるよう、お祈りを・・・することも忘れ、遊びほおけてかえってきて水槽をのぞいてみると、あらま、魚たちは元気、水草も元気、そして、コケは増えるどころか、減っているではありませんか。ちょうどそのとき、黒髭のコケと戦っていたときだったので、本当に助かりました。たぶん、餌の供給がストップしたことにより、(餌→フン→亜硝酸、硝酸、リン→コケの栄養素)という物質の流れがストップしたのだと思います。このようにして、コケの繁殖が押さえられ、その間にエビやオトシン、ペンシルフィッシュなどの飢えた生物兵器がコケを食べたのではないでしょうか。

最後に・・・
まず、水草にとってよい環境とは、コケにとってもよい環境なのです。そこで、コケと水草の勝負が始まるのです。水草が健康な状態であれば、他にコケにとって有利な状態(水が富栄養化している)がない限り、水草の方が勝ちます。あとは、水草に話しかけてあげてください。植物には、人間の愛情が通じるという話を聞いたことがあります。茎の一本一本に、ジョナサンだのマークだのジェシーだの・・・何よりも、愛情です。それ以外の方法がありましたら、ぜひともメールにてお知らせください。このホームページ更新のきっかけともなります。それでこそインターネットなのです。