――舞台にスポットライト
唯子「皆〜 集まれ〜これから昔話を
はっじめるよ〜♪」
教師姿の唯子さんが手を叩いて皆を集めると
舞台では演劇が始まります。
小鳥「わ、わ〜い……」
よって来たのは野々村さん
今日も可愛いですね。
おやおや? でもどうした事でしょう、
何か表情が暗いです。
小鳥「ゆ、唯子……どうして 私が子供役なのかな?」
真一郎「見た目」
小鳥「し、真くん?!」
あらあら、真一郎さんは野々村さんを泣かせてしまいましたね。
でも、何時もの通りなので先に進みます。
小鳥「えΣ( ̄□ ̄;)」
とらハ昔話
新撰組
小鳥「いきなりだけど 新撰組って昔話じゃないよーな……」
唯子「なんで? 昔だよ?」
真一郎「でも、世界大戦とかも近代って言いながら昔だよな」
いづみ「お前らいいから話すすめろよ……
もう幕は上がってるんだぞ」
唯子「いづみちゃんありがと♪」
いづみ「いや……その あははは(ぽりぽり)」
新撰組の衣装をまとった3人と忍者っぽい御剣さん
がんばってくださいね♪
いづみ「いや、あたしは本物だってΣ( ̄□ ̄;)
役じゃなくても本物だって」
そんな事はともかく
いづみ「ともかく?!Σ( ̄□ ̄;)」
新撰組と言うのは京都の治安を守る人達の事。
だいたいがこんな格好だったと思われます。
小鳥「思われるって……写真とか残ってたんじゃ……」
今日は隊に真一郎さんが入る日です。
小鳥「ごまかされたよ……」
唯子「ほら。小鳥
しんいちろが来たよ♪」
真一郎「おーす。お二人さん」
唯子・小鳥(七五三みたい……)
真一郎「?」
小鳥「ほら唯子」
唯子「ああ。うん……台本だと」
真一郎「舞台でチェックするなよΣ( ̄□ ̄;)」
唯子「えっと……唯子が……真一郎のスボンを下げて……
……………………唯子そんな事できないっΣ(・ω・ノ)ノ」
たったったった(走り去って行く)
おやおや
唯子さんは恥ずかしいのか顔を真っ赤にして走り去ってしまいました。
真一郎「台本が行殺って時点で問題があると思うな」
小鳥「私もそう思うよ……」
真一郎「配役も不明だし」
小鳥「うん」
真一郎くんは巡回に出かけました。
真一郎「きょ! 強制?!」
小鳥「このままじゃ話進まないしね」
てくてくてくてく。
小鳥「新撰組って言う事は京都のおまわりさんなんだよね?」
真一郎「そうらしいな」
小鳥「って事は悪い事をする人が居るよね」
真一郎「ああ。で、俺達の知ってる悪い人って言ったら」
大輔「ああ。悪かったなどうせ俺だよっ!( ´Д⊂)」
あらあら。出てきてすぐに端島さんは泣いてしまいました。
いっしょに居るのは豆狸さんです。
ななか「綺堂さん酷っ」
しーっ しーっ。
ななか「あ、ごめんなさい……」
小鳥「で、端島くんが井上さんをつかまえてるんだね」
真一郎「ある意味逆が正しい」
大輔「どう言う意味だよっ!」
小鳥「ほえ〜 そうだったんだ。
井上さんがんばったんだね」
はい。いろいろがんばってるそうですよ。
大輔「あぁ〜。たしかにたまに凄い事を」
ななか「だっ大輔さん!
助けてくださいっ!」
真一郎「ななかちゃんを助けるのは俺達なんじゃ?」
小鳥「でも。真くん。二人の邪魔しないようにしようよ」
真一郎「そだな」
てくてくてく。
そう言って二人は去っていきました。
ななか・大輔「あの〜」
大輔「行っちゃったな……」
ななか「そうですね……」
大輔「思いっきり掴んじまったな痛かったか?」
ななか「そんなこう言う人前でだけ優しいんですか……ら…………?
んっ?!」
大輔「どうした ななか(やさしい瞳)」
ななか「って 見てる見てる。いろんな人が見てる!」
大輔「良いじゃないか……見せ付けてやろうぜ? な?」
ななか「な? じゃなーい!
たーすーけーてー( ´Д⊂)」
大輔「そんな事言ううるさい口はこうだ!」
ななか「んーんーんーーーんーーーんーっっっ」
つかまった若い娘は悪党に唇を奪われてしまいました。
小鳥「すっ 凄いね真くん(どきどき)」
真一郎「大丈夫だ小鳥。大輔の事だもっと凄い事してくれるはずだ」
小鳥「もっと凄い事っ!
どうしよ〜 私ドキドキしてきたよ」
真一郎「ここから目が離せないぞ」
小鳥「うんっ!」
瞳「うらー 何いちゃついてるんだ!」
やさぐれた瞳さんの登場です。
井上さんと端島さんはいじめられて逃げていきました。
ななか・大輔「あーれー」
大輔「(小声)なんか展開ちがくないか?」
ななか「(小声)巻いてるんですよ きっと」
瞳「しくしくしく……なんで私がこんな役( ´Д⊂)」
学生時代はそこら中で喧嘩を売りまくってたと言う証言からです。
瞳「誰よ?! バラしたのっ?!」
唯子「瞳さん……そんな事してたんだ……」
真一郎「どうりで……」
瞳「真一郎までΣ(・ω・ノ)ノ
やーね。そんな事ある訳ないじゃない」
では、インタビューの模様をお聞きください」
瞳「え……( ̄д ̄|||) 」
都合により音声は変えさせて頂きます。
「え〜 千堂の昔?
そうねぇ……道場破りとかしててちっとも落ち着いてなかったわ」
「瞳?
そうねぇ……いっつもいっっも自分より大きい敵と戦うのが好きだったわ」
「瞳ですか。
そうですねぇ……夜の公園で良いムードになったら投げ飛ばされました。
それで骨折れて入院までしちゃって。ははは」
瞳「って それは違う!
言わせて貰うけど あれは耕ちゃんがいきなり押し倒そうとするから」
――観客席――
「お兄ちゃん そんな事したんだ……」
「やるなぁ……耕介( ̄ー ̄)」
「で、それからあの子とはどうなったん?(わくわく)」
「耕介さん……不潔」
「いやですね……あれは……一応恋人同士でしたし」
「耕介の中では恋人なら野外もOKだと」
「お兄ちゃん……それはNGだと思うよ」
「ちがーうーΣ( ̄□ ̄;)」
――ふたたび舞台――
観客席が盛り上がってるようですね。
瞳「自業自得よ」
真一郎「それは瞳さんにも言えると思う」
瞳「うるっさいわねぇ……いじめるわよ?!」
真一郎「いや、台本通だし」
瞳「真一郎をいじめる……」
真一郎「瞳さんっ?!」
小鳥「真くん……何か何時もの瞳さんじゃないような……」
唯子「何か凄く嬉しそう……」
真一郎「あ、唯子 おかえり」
唯子「うん。ただいま」
瞳「覚悟!」
小鳥「ししししし、真くん! お話が進んでるよ〜」
真一郎「わったたたた」
千堂さんは真一郎さんに抱きついて……
服を脱がせる?!
瞳「おまたせしましたー!
我が校 風ヶ丘1の美形。相川真一郎のストリップ〜」
『おおおおー!』
観客席が沸いてます とても沸いてます!
弓華「これは……スタンデイングオベーション!」
弓華さん何故実況席に?
弓華「この時間経過だとワタしの出番無さソうでスカら」
正しい判断ですね。
さて弓華さん。この状況をどうみます?
弓華「そデスね〜。真一郎ガ脱ガサレて
喜ブ人しかココに居なイっテ事ですカね」
なるほど。つまり誰も助けてくれないと!
真一郎「な、何勝手な事言ってるんだよ!」
瞳「平気よ 真一郎脱がすだけだから」
唯子「そうだよ。しんいちろ、脱ぎ脱ぎしようねぇ〜」
小鳥「真くん……肌綺麗……」
真一郎「そろって裏切ってるんじゃねーΣ( ̄□ ̄;)」
瞳「ほら……こら……暴れないのっ!
御剣さん!」
いづみ「ここに」
瞳「ロープ」
いづみ「はっ!」
真一郎「はっ! じゃねー。
なにしてやがるっ!」
いづみ「あたしと弓華は忍者の役だったんだよ
忍術合戦とかやるはずだったんだけど……」
真一郎「だけどなんだよ」
いづみ「お前らが時間つぶしたからあたしらの出番パーだ。
練習した苦労の分。脱いでもらう」
真一郎「理屈になってなーい!」
そう言いつつも真一郎さんは縛られていきます。
脱がされながら。
弓華「力ガ入らナいよウ計算されテマす。
あノ人カナリ詳しいデす」
千堂さんの秘密がまた一つ解った所で集中しましょう!
弓華「デス!」
瞳「ダメよ 真一郎。
あばれちゃぁ……その綺麗な肌に後がつくわ♪」
唯子「瞳さん こっちはほら皆に見えるように……」
瞳「そっ そうよね! ビデオとか取ってるんだし……」
唯子「永久保存版っ!」
小鳥(ドキドキドキ)
真一郎「いぃぃぃぃぃぃぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁ( ´Д⊂)」
――スルスルと幕が落ちる。
あれ? もう幕……
残念ですね……真一郎さんが空を差した所でお別れです。
以外にも露出狂なのかも知れませんね♪
では、今日はご来場ありがとうございました♪
――舞台裏
真一郎「ななかちゃんありがと( ´Д⊂)」
ななか「良いんですよ。脱がせた後ほっとくと発禁になって迷惑じゃないですか」
真一郎「それだけΣ( ̄□ ̄;)」
ななか「はい?」
後書き ごめんなさいm(_ _)m