そうして
夜……
「村木の奴は?」
「お寝むよ……」
「まだ、21時なんだけど……」
「気にしちゃ駄目よ。朝練女の事は忘れましょ」
「スモールすくりゅー♪」
と、いきなり声と共に女の娘が横回転で
腕をプロペラにして飛んでった……??
「レン……?」
「うちじゃ無いです(汗)」
「でも、そんな声だったような……」
「ブラックバット様〜♪」
と、振りかえれば、
黒服に黒マントで眼鏡の女の人が日本刀を構えてる。
「待ちなさい! 様子がおかしいわ……」
そのただならぬ殺気に私は上崎に当身を食らわせた。
「どきな……ポニー」
「い・や♪」
「しんいちろ。先手必勝!」
「解った!」
と、ポニーの娘とショートの娘が言うと
ポニーの娘が大きく……
って何ぃΣ( ̄□ ̄;)
『ホークキャッスルぅ。マジンガー唯子参上(はぁと)」
「野々村小鳥。変身します!」
と、声でさっき投げられた女の子が白い鳥に変わる。
って、もうなんでもありなの?(TдT)
「パイルダーオン!」
「うちが説明しますね♪」
出来るんだ……
「白い聖なる鳥が巨人の心臓になる時
若き魂が左目に組みこまれ
最強のジャンボーグが動き出すのです♪」
「名乗ってる名前と違うけど?!」
「大人の事情です♪」
「誰の事情よ……」
「こうなったら、ピクシーキャットも出番なのだ」
「へ?」
「にゃんがにゃんがにゃー」
と、小さな娘が歌い出しながら
タンバリンで、踝・かかと・太もも・お尻・腰と
叩いていく。
全身を叩きおわって出てきた物は
両手首を【くの字】型に曲げてポーズを取った女の娘だった……
「説明しましょうか……?」
「もう、帰りたい……(TдT)」
理解不能な事が多すぎて私は無くしかなかった。



「ピクシーキャット美緒
きゃる〜ん☆と参上なのだ!」
「きゃる〜んって……」
「まゆのくれたゲームのセリフなのだ
可愛いからあちしも使うのだ」
「唯子、踏みま〜す♪」
と、巨人とかした子が足を踏みあげる。
「良い眺めですなぁ(//▽//)」
「【馬鹿め(ば亀)】スカート覗いて楽しい?(汗)」
「ええ。うちは可愛い子大好きです♪」
「この【馬鹿め(ば亀)】踏め!」
「らじゃあ♪」
「うわ。何するんですかぁ?(TдT)」
「城島キーック!」
「お、おサル! お前に助けてもらわんでも
平気やったわ!」
「へん! この聖天大聖型ロボ
城島晶さまが、でかぶつを退治してやる?!」
「なんで、疑問系なのよ……
って、【馬鹿め(ば亀)】!」
「なんです?」
「飛行形態にチェーンジ!」
「は、はい」
と、【馬鹿め(ば亀)】が変形すると
私は思いっきり蹴飛ばした。
「突発必殺技、タートルシュート!!」
くるくると回転したままで【馬鹿め(ば亀)】が飛ぶ
巨人に【馬鹿め(ば亀)】が当たると……
ずずーん!!
「あ……」
「やってしまったのだ……」
学校の上に倒れた巨人によって
全校舎は潰れた……
「あはは……明日は休校かなぁ……」
「それは、ばっちぐぅーなのだ。
では、あちしは帰るのだ」
「うむ。もう10時だ、帰ろ。帰ろ」
「俺は何しに来たんだ……??」
「うちのお目目ぐるぐるですぅ」
「唯子もぉ、ぐるぐる」
「俺も回る〜」
「私もだよ〜」
「私も帰るね……」
と、私は上崎ちゃんを担いで帰りました。