秋。
隣は何をする人ぞ。
と、言う事で
隣を見る。
そうすると……
焚き火?



 

落ち葉炊き





「火をつけてどうするんですか?」

道端で
火を燃やしている。
聞いた事は、あったが
こうして、見ると
違和感がある、その姿は
先輩がやってるせいだろうか?
何かの調理にも見える。

「焼き芋を作っているんだよ」

本当に、調理だった。

「焼き芋ですか……」

「うん。
 さくらは、焼き芋知らない?」

先輩の微笑みが優しい中
ちらっと、思い出した
紫につつまれた黄色のあまさ
かぼちゃとは、また違った
ほくほく感。

「いえ、思い出しました。
 あれって、こうして作るんですね」

「たぶん、さくらが食べたのは
 別の作り方だけどね。
 こうするのが、昔からオイシイって言われてるんだ」

「そうなんですか」

二人でかがんで
火を見つめる。
火に揺られる先輩の表情も、カッコイイです。

「待ち遠しい?」

見つめる私が
物ほしそうだったのか?
先輩が、そう語りかけてきた。

「そういうわけでもないんですけどね。
 火をこうして見つめるのが不思議で」

「なら、ちょっとやってみる?」

そういって
鉄で出来た棒(火箸)を
先輩は、私に貸してくれました。
とくに、何かをするわけじゃないんですが
落ち葉に触れてるような気分になるのが
きっと面白いってのが
伝わってきました。

「ん?」

先輩は、私が怖がってると思ったのか
ゆっくりと
手を掴んで
もぞもぞと、二人で
焼き芋と思われるものを
ころころと火の中で転がしていました。




………………
…………
……


そうして、数分。
出来上がったものを
二人で
ほくほく。

「めっきり涼しくなってきたねぇ」

「はい、汗ばむ事も少なくなりました」

「さくらは、何時でも涼しそうだったけど」

「そう見えてただけですよ。
 汗はオシャレの大敵ですからむ

「なるほど
女の子は大変だ」

「はい。大変なんです」

焼いた落ち葉に負けないくらい
夕焼けが赤い。
秋の日の午後でした。









 あとがき
何時もの理由なんですが……
まったりしている
それだけの作品になりました。
つーか
なんか、昨日・一昨日と
上手く行かないような
気分にさせられます
9月だからかなぁ……?







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