時は年末。
嵐の前。

唯子
「カップルとなった
　しんいちろとさくらちゃんには
　幹事をもうし使わす」

と、唯子の鶴の一声で
今年は忘年会とあいなりました。

真一郎
「それも、クリスマスに」

さくら
「鷹城先輩が言うには
　イヴは空けたんだから感謝してよね！
　と、いう事ですけど……」

真一郎
「あの、尻尾。
　まだ、俺がさくらちゃん優先しすぎて
　遊んでくれなくなった〜！
　とか、いいやがるのか！」

さくら
「ふふ。
　でも、それは解るかも。
　先輩、たしかに私を優先してるって解りますから」

真一郎
「さくらまで〜
　唯子達と遊べって言うのか？」

さくら
「そう言うんじゃなくてですね。
　なんだろ？
　皆で遊べる方法って言うのもある気がして」

真一郎
「皆で……ねぇ？」


以下、真一郎の妄想

唯子
「しんいちろは、さくらちゃんにべったりすぎー！」

真一郎
「だからって、お前がへばりつく事ないだろうっがっ！」

唯子
「唯子のおっぱいで真っ赤になってた癖にー」

真一郎
「思い込みだっ！
　お前が重いから赤くもなるっ！」

さくら
「やっぱり、先輩……子供体系が嫌いなんだ」

小鳥
「真くんが、そんな人だったなんて！」

いづみ
「いやぁ〜
　相川はそう言う奴だと信じていたよ」

真一郎
「どんな信用だ！
　大輔も、うなづきながら、ななかちゃんをつれて行くな！」

大輔
「いやさ、まめだぬきにロリコンが移っても困る」

真一郎
「移るかっ！」

大輔
「知ってるって事は
　やっぱり、ロリコン……やだ、不潔っ！」

瞳
「相川くん……弟がロリコンだなんて
　お姉ちゃん悲しいっ！」

真一郎
「痛たたたたた、
　お姉ちゃん首と腰がしまってるっ！」

唯子
「おお、見事なコブラ」

小鳥
「そして、今度は大人の女性」

さくら
「先輩のけだものっ！」

真一郎
「違ぇよっ！
　なんで、俺だけ悪者なんだよ！」

いづみ
「一人だけ恋人いるからだ」

唯子
「あ、今、さくらちゃんの方を見た」

いづみ
「それなのに、綺堂に被害が及ぶのを避けるように何も言わない」

ななか
「千堂先輩
　そんな胸が当たるような……抱きしめるような技は駄目です。
　打撃で逝かせないと！」

唯子
「え〜
　それじゃ、一瞬だよ〜
　瞳さん、こうきつい奴でギリギリと」

真一郎
「もう、お前ら、目的なんかどうでも良いだろう！」

瞳
「はい、相川くん
　幸せさんには罰があたりますよ〜」

真一郎
「すっごく嬉しそうですね」

瞳
「余計な一言は寿命を縮めます……よっ！」

真一郎
「うあー！」


〜ここまで〜


さくら
「先輩？
　なにか青くなってません？」

真一郎
「ぶるぶるっ！
　怖い考えになってきた
　絶対にアルコールは買わないからな！」

さくら
「はい、家にいっぱいワインがありますからね」

真一郎
「へ？」

さくら
「あれ？
　言ってました……よね？」

真一郎
「ああ、うん。
　はぁ〜
　大丈夫。
　俺、さくらの事好きだから」

さくら
「……。
　私もですよ。
　だから、こそ、こうやって
　幹事が二人なんでしょうし」

真一郎
「そうかな……いや、そうなんだろうなぁ」

さくら
「はい。
　きっと……
　でも、先輩ってちょっと甘えん坊ですよね？」

真一郎
「へ？　なんで？」

さくら
「こうして、すぐに抱きつくように寄り添ってくるから」

真一郎
「あぁ〜
　そうなのかな？」

さくら
「うんしょっ♪
　私も、いっぱい甘えますね。
　ようやく見つけた、私の居場所ですから」

真一郎
「うん。
　ずっとここに居て欲しい」




唯子
「あー！
　しんいちろとさくらちゃん抱き合ってるぅ！」

いづみ
「もう、諦めろよ」

小鳥
「そうだよ、幸せさんなんだよ？」

唯子
「もう、幹事もいるし
　今から飲もう！　食べよう！」

いづみ
「メンツが足りな……は、まぁ、良いか」

小鳥
「後で怒られそうだけどね」

唯子
「ほら、二人とも行くよー！」




さくら
「見つかりましたね」

真一郎
「まぁ、商店街だし」

二人
「それじゃあ
　皆でディナーに♪」

---

後書き
http://www6.plala.or.jp/togekai/SS/sakurai.html
が、個人的に没扱いなのでがんばって明るくしました♪
そうしたら、なんか最近ｅｆのドラマＣＤ聞いたから
ひっぱられてる気がします（苦笑）
この後、真一郎くんの予想はほぼ当たると思います（笑）









TOPと掲示板