「Nachtfamilie（夜の一族）」
月が綺麗な夜……
こんな日は不安になる……
そう、月に君を取られそうで……
「Nachtfamilie（夜の一族）」
月が見える方向の窓を開ける。
さくらに言われてからする日課。
「月は優しいでしょ？
昔から私達を見守ってくれた……
だから……先輩にも好きになって欲しい……
月の優しい光を……」
黄色かかった【もや】がとても綺麗に思える……
さくらの声が聞こえるように……
「良い夜……
月が綺麗で……
こんな日は……ワインでも飲みながらその優しさに触れて居たい……」
血も欲しくなるんですけどね。
そんな風に言ってたなぁ……
やっばり、今も欲しいんだろうな。
首筋にさくらの唇が触れて……
可愛らしい牙がちくっとして……
やべっ、起ってきた。
「う〜……
電話しよ」
そう決めた。
すぐ実行。
ぷるるる♪
がちゃ。
「はい。今夜は月が綺麗なので外に出てます。
ご用の方は外に出て私の名前を呼んで下さい……
なぁんて、もう家を出ました。
すぐ、先輩の家に着きますから待っててくださいね♪」
同じ事考えてた？
「留守？」
（ちきちきちき）
「………………さくらぁ〜！」
（ちきちきちき）
「なぁんて(^-^) 」
それにしてもさっきから【ちきちきちき】って音がするのは……？
「はぁ〜い♪」
「Σ（￣□￣；）」
「ふふ……本当に名前を呼んでくれるとは思いませんでした」
何時ものように薄く……でもとても優しく……さくらが笑う。
でも……
「さくら……その格好……」
さくらの格好は何時もの狼耳＆尻尾＋コウモリの羽＆マント。
まるで何所かの吸血鬼のよう……
「コウモリに変化出切るように成ったんですけど……
その……服が…………」
変化出来ないのね(^-^)
「羽はさくらの……？」
「嫌いですか……こんな娘……」
「さくらを嫌いになる事なんて無いよ。
そんな尻尾まで元気無くさなくて良いって」
「先輩〜」
さくらの肌が直に触れる……
あ、さっきの想像とあいまって……
「で、そのマントは？」
話をそらしたけど……
「一応これも羽です……その幾等なんでも恥かしくて……
先輩……良い夜です……こんな夜は二人で……」
「ワイン？」
「も、良いんですが……
先輩苦しくないですか？」
「えっと……（¬＿¬）」
「ふふ……月に魅せながらってのもいいかも……
何時も先輩取っちゃいそうだし……」
そう言うとさくらはベルトを外す。
「さΣ（￣□￣；）
さくら？！」
俺のが外気に触れる。
「ふふ……我慢しなくて良いのに……
はむっ♪」
「ふあっ！」
いきなり咥えられた。
「あむっ……うん……れろっ♪
ちゅっ……ちゅるる……ぴちゃっ……
あむでひもふらさい……」
「さくら……言いたい事はそれ出して……」
「ぷはぁっ♪
後で血も下さい。先輩」
「う、うん。
だから……」
「……はい」
そう言うとまたさくらは俺のを口に含む。
口の中で舌が頭のすじをすーっと撫でる。
撫でたすじを突つきながら吸う。
「ちゅっるる……るぅ」
「はぁっ……はぁはぁっっっっ」
俺はさくらの頭を撫でる……
耳の内側をすーっと……
「ん！
ぅぅんん」
唇が閉じられ、喉の奥に挿れられる。
耳の付根も触る。
「先輩のいじわる……」
さくらがむくれる……
その姿も可愛い♪
「こんどは俺の番」
「え……！」
さくらを押し倒して、胸元に舌を這わせる。
直接は触らないように回りからそーっとそーっと。
「あ……
先輩……ちゃんと触って……」
数回繰り返すとさくらの方が我慢できなくなったみたいに喘ぐ。
「どうしよっかな〜♪」
と、良いながら、胸元から脇腹へと舌と手を動かす。
「ふぁ……
あぁああ」
「♪」
さくらの声に気を良くして
更に脇腹から足の外側を触りながら舌を伝わせる。
太股の外側からすーっとひざの裏へ……
「や……先輩さっきからずっと……」
「感じる？」
「いじわるばっかり……」
「そう？」
と、会話で注意がそれてる所を……
「はぁっっ！」
さくらのそこを急に触る。
「……先……輩……」
息を吐くのでいっぱいらしい……
俺を呼ぶ声になって無い。
すーっと、指でしつこく触る。
「はぁ……あ
あ、あ、あ、あ、んんん」
唇を合わせる。
「「んぅ……
ちゅっ……れろ……ん」」
舌先でお互いの舌を舐め取り合う。
そこを触るのを止めて肩を両手で撫でる。
「ん……先輩……」
息を吐く瞬間に呼んでくれるのが嬉しい……
背中を抱くようにして……
回した手を急に……
お尻に触れ
そこに伸ばす！
「ひぁ！」
予測は出来たらしくさっきほどの反応が無い……
ちょっと失敗。
そのまま内モモを触りながら、唇で胸を舐める。
さくらを抱っこするようにしてながら体で体を触る。
「先輩……そろそろ」
「して欲しい？」
「それもあるんですけど……先輩のが……」
見ると俺のがちょっと出てた……
「じゃ……もうちょっとさくらの準備が出来たら……」
流石にかっこつかないのでそう言って……
挿しこんだ。
「ひゃっ……
ああああああ……」
「うわっ……」
とろとろになってたそこには当てただけで一気に飲みこんできた。
「先輩……ま……た…………いきなり……」
「うわっうわっ……さくらっ……ちょっとたんま」
「え？！ え？！」
「このままじゃ俺のが持たない……」
さくらの顔がちょっと意地悪く微笑んだ……
「駄ぁ目♪」
さくらの足が俺の胴体を掴み
そのまま、ぐっと締め上げる。
当然俺のも締め上げてくる。
「うぅぅっっっくぅ……」
「良いんですよ〜いっちゃっても♪」
この……さっきの仕返しか……
俺も負ける（？）のは、しゃくなのでぐっと腰を挿れ込む。
「ふぁ……あ、あ、ぁ、あんんんん……」
中がざわざわした感触がある……
勝てる！（？）
「やっ……駄目……いっちゃ……」
「うわっ……」
ざわついた中が俺のを締め上げる……
ヤバイ……結局負ける（？）……
「「ぁ」」
二人が同時に声を上げた……
「先輩……酷い……」
「でも、気持ち良さそうだったよ？」
「良かったですけど……すごく……」
「なら良いでしょ？」
「駄目……許さない……」
「え？！」
さくらの瞳が笑ってる……
「２００mlくらい戴きます♪
かぷっ……」
まぁ、さっき約束したし……
俺ばじっとしてそれを受け入れた……
月が優しい風で俺達の熱った体を冷やしながら……
優しい優しい夜でした……
「さくら……」
「はい？」
「いや……咲いてる……」
月（光）も華（桜）も優しい夜に……
「かんぱい♪」
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