仁村姉妹海へ行く
仁村姉妹海へ行く
このページの画像は茜屋弥生さんに戴きました
茜屋さん、ありがとうございますm(_ _)m
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それは夏の日のさざなみ寮……
「では、行って来るのだ」
「おう、行ってらっしゃい」
と、美緒を送り出すのは
ここの管理人の槙原耕介。
「あれ? お兄ちゃん。
美緒ちゃんも出かけちゃたの?」
「ああ、そうだよ」
「じゃ、今日はほとんど人が居ないんだねぇ」
「珍しいよな」
「うん。お姉ちゃんが仕事するくらいに」
「「あはは」」
「何がおかしい?」
と、絶妙のタイミングで現れたのが
等の本人でもある真雪嬢。
「ほら、今日は暑いねぇって話だよ♪」
「何か凄くうそ臭いが……」
「まぁまぁ、そう言わずに」
「まぁ、良いけどさ」
と、言って真雪はクーラーのリモコンに手を伸ばす。
「また、そうやって室温を下げる」
「そうは言うけどな、熱いものは熱い」
「ですけど、これは少し下げ過ぎでしょう」
「まぁ、いいじゃないか
あたしが仕事するくらい珍しく人が居ないんだしさ」
「き、聞いてたんですか……」
「ああ……」
「お、お姉ちゃん……」
「うわぁ、死ねぇぇぇぇ二人ともぉぉぉぉ!」
と、言ったとたんに真雪は手近にあった
布団叩きを持ち出して二人を追い駆けまわした。
………
……
…
「はぁはぁはぁ……余計に熱くなったぞ……」
「あ、あたりまえだよぉ……ふぅふぅ」
「あの……むちゃくちゃ痛いんですけど……」
「元はと言えばお前が……」
と、真雪が言いかけた時
「じゃ、海でも行きましょう」
と、耕介は言った。
「はぁ!?」
「あ、それは言い考えだね」
と、パチンと手を合わせて知佳はうんうんと頷きながら賛成する。
「でもなぁ、熱いだろぉが……」
「車の中はクーラーが聞きますし
海に着いたら海水で涼しいですよ」
「そうそう、それに私もお姉ちゃんと出かけたいなぁ」
と、知佳はうりゅうりゅとした瞳で真雪を見上げる。
「あぁ!
解ったよ!
行けば良いんだろ行けば」
と、こうして、三人で海水浴に行く事になりました。
真雪の車で真雪と知佳と耕介は海に来ました。
「あぁ熱っっっ!
肌が焼けるぅっっ!
こら、耕介何所が涼しいって?!」
「いや。海の水にでも浸かって……」
「ともかく、こんなのじゃ肌が死ぬ!」
「まぁまぁ、お姉ちゃん
そう言う時はこれ」
と、知佳はボトルビンを差し出した。
「日焼け止めオイル?!」
「よく、効くよぉ」
「まぁ、ないよりましか……
おまえら置いて帰るわけにもいかんし……
ほら、耕介責任とって、あたしに塗れ!」
「え?! 俺が?!」
「なんだ? 嫌だってのか?!」
「いいえ。ぬらして頂きます」
ぬりぬり……
と、しばらく塗ってたら耕介の股間に真雪がボトルビンを叩きこんだ。
「な、何故……」
「なんで、そんなにしてんだよ!
お前はぁ!!」
「お兄ちゃん〜」
と、二人に責められて散々な海水浴が始まりました。
「だってさぁ……
ちょっと大胆むな水着が初々しくも可愛らしい知佳。
それに会わせるように
セクシーボディーにキュートな水着の真雪さん
男が反応するのもやむをえない事ではないだろうか?」
「知佳……こいつ反省してねぇ……」
「うん。お兄ちゃんにそんな目で見られてるとは思わなかった」
と、二人の意見は一致した。
「へ?!」
今更ながら耕介は悟った……やぶへびだったと……
「埋めろ! 知佳ぁ」
「おー!」
と、知佳の羽が本当に一瞬だけ展開し
耕介は埋まった……
「あ、あんまりだ……♪」
と、言いながも耕介の声は嬉しそうだ
「あん?
なんでそんな……」
と、言い始めたとたんに真雪は気がついた。
耕介が自分の足からぐぐっと上の方に視線を動かしている事を……
「な?!」
と、奇声を上げて真雪は座りこんだ。
「反省が無い!!!」
スパーン!
と、何所に持っていたか解らないハリセンで耕介を叩く。
「ま、まぁまぁお姉ちゃん……
そのへんで許してあげても……(そのハリセンは……?)」
「いいや。もう耕介はここに置いて帰る」
と、真雪は荷物を持って立ちあがる。
「「え?!」」
これには耕介は元より知佳も驚いた。
「行くぞ知佳」
「えぇっと……さすがにそれは……」
「帰るんだ!」
と、真雪にすごまれ
「……はい」
と、知佳は言うしかなかった……
「夕日は……いつまでも俺を孤独にさせる……
真雪さぁ〜ん、俺が悪かったぁ〜
出してくれ〜」
この後耕介が発掘されたのは夕飯時になってから
岡本みなみの手によってである……
合掌 Ω\ζ゜)ちーん
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