開店から少し。
「ふふ……♪」
尾崎さんは嬉しそうに お花をいじってる。
腰をかがめて……
レンからはお尻がこっちに突き出される形。
「これは もう
おっっけっー
って、事ですねぇ?!」
「誰がそんな事言ったぁ!
( ゚д゚)=◯)`ν」
何時もの通りにやりとりをして……
その度に商店街はにぎやかになる。
「あ、本当にレンちゃん」
昼も過ぎた頃。
桃子が噂を聞きつけてやって来た。
「あ 桃子さぁ〜ん♪
この方がうちの〜
ふぃ・あ・ん・せ(//▽//)
ですぅ♪」
「絶対に違う……( ̄д ̄|||) 」
「照れなくても良いですよぉ♪(//▽//)」
「だぁ!
だいたい、私らは女同志でしょうがぁ!」
「愛は超えるんです!」
「肥えるね……(ふっ……)」
「そういえば……尾崎さん少し肉付きが……
は?Σ( ̄□ ̄;)
幸せ肥り?!」
「そうね……あんたが居なくて幸せだったわ……」
「その寂しさの為に……やけ食いを……
うちは幸せ者ですぅ♪」
「殴られるから( ̄ー ̄)」
「無視しないで(TдT)」
凄まじい早さで会話する二人に寂しさ一杯の桃子でした。
――お昼。
「う〜ん
おいしい」
「うう……うち……洋菓子は作れません(TдT)」
「うちのレンちゃんがお世話になってるようで」
「早く連れ帰って下さい」
「また 桃子さんがお菓子くれますよ?」
「レンちゃんは元気ですよー(^-^) 」
「尾崎さん……うちよりお菓子ですか?(TдT)」
「うん」
「そんな……はっきりと……
もう、照れ屋さんですねぇ♪」
「……はΣ( ̄□ ̄;)
つい聞き入ってる!?」
「あの……翠屋さん……
ご用があったんですか?」
「そうなのよ〜
レンちゃん」
「はい?」
「朝飛んでいったけど……
どうしたの?」
「愛(違います)ですぅ♪
早い(TдT)」
「と、ともかく(^_^;)
今日の夕飯はいらしてください。
詳しい話を聞きたいですから」
「は、はぁ……」
「そろそろ お店に戻りまぁす♪」
そう言って……桃子は走り去って行った……
「うちの全てをかけて美味しいの作りますねぇ♪」
「え?……
え……
そう言う事なの?」
尾崎はただ、呆然と店の中でたたずんで居た……
目の前を横切る者が異質なのに気がつかないほどに……