『遥か』



 幾つもの季節が歩き去り

 何人もの人が大人になり

 過去とかけ離れて行く。

 でも癒されたりはしない。



 こんなに悪いのだから

 君を護って行く事、叶わないんだと言う事分かってて

 こんなに非道いのだから

 君を幸せにする資格なんてなかったのかも知れない。



 緋い桜降り頻り

 蒸し返った橋の上

 悲しい晴れの日

 身体も凍る雪の海

 君の姿、眼に焼けて

 涙、頬に降り頻る

 どれも君を思い出して止みません

 どれも君を思い出して止みません。

遥か…彼方へ逝った巴さんへの思い・刹那さが現れている素敵な詩ですね。
歩様有難うございました!!

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