ナレナレ 2003.2.1 | |
ナレナレとは、我が国で小正月に行われる豊作を願う風習で、主に柿の木に対して、二人一組で、一人が「ナレナレ ナラネバキルゾ」と叫びつつ、ナタなどの刃物で木を切りつけ、もう一人が木になったつもりで、「ナリモウス、ナリモウス」と叫ぶものだ。 こう書くと非常にキチガイじみた風習のようだが、結構全国の広い範囲で行われているらしい。 例えるならば、人間を一人が羽交い絞めにして、もう一人が「カネダセダセ ダサネバキルゾ」と叫びつつ、ナイフでぐさと刺すと、羽交い絞めにしている相棒が「ダスダス」と叫んでいるといったものだ。まさに極悪コンビと呼ぶにふさわしい二人組だ。つーか、懲役間違いなし。 また、ナレナレに似た風習で、同じく小正月に行われるものとして、新嫁の尻を打って多産を願うものがあるらしい。 「お、おまえなんか!こうしてやる!」 と叫びつつ、ぜえぜえあえぎながら、興奮しすぎて焦点の合わない目をし、口からはよだれを流して、全力で棒を相手の尻目掛けて振り下ろす義理の母。 考えるだに恐ろしい風習だ。 どうやら、小正月とは普段隠していた本性を現していい日らしい。 |
ニュートンが発見した万有引力の法則 2003.2.2 | |
「リンゴが木から落ちるところを見たニュートンが発見した万有引力の法則。 それは、質量を持つすべての物体の間に働く引き合う力のこと。 月と地球が互いに引き合うように、私が彼女に抱きついたのも、決して故意ではなく、すべては万有引力のなせる業なのです。」 裁判長「で、その万有引力とやらは、君と男性の間では働かないのかね?」 「・・・・」 裁判長「とりあえず、死刑。」 |
ぬえ 2003.2.6 | |
ぬえとは源頼政が宮中で射落としたといわれる怪鳥で、「源平盛衰記」では、顔がサル、身体はタヌキ、尾はヘビ、手足がトラ、そして、なく声がヌエだったとされています。 って、羽はないのか羽は。 それはそれとして、このように非常に正体が怪しかったことから転じて、正体不明のあいまいな人物や物事、奇異な感じをいだかせることをぬえということとされています。 僕も普段から、福山又は稲葉若しくは桜井と自称していますので、言ってみれば正体不明のあいまいな人物なのかもしれませんが、決してぬえとは呼ばせない。なんたって福山だし。桜井だし。でも、頭がというか、髪が10年後の稲葉なのはいやだ。 |
ねずみ男 2003.2.8 | |
ねずみ男と言えば、ゲゲゲの鬼太郎の仲間の妖怪がすぐに思い浮かびますが、今日紹介するねずみ男はちょっと違います。 それは、精神医学の権威であるフロイトが論文で紹介した29歳の独身青年のこと。 彼は、知人から聞いた肛門にねずみを食い込ませるという「ねずみの刑」の話を聞いて以来、父親と恋人がこの刑を受けたら大変だという恐怖に取り付かれ、その恐怖を振り払うために、妙なお祓いの動作をするようになったことから、ねずみ男と呼ばれるようになったそうです。 ショッキングなねずみの刑。 ねずみの刑にとりつかれた妄想。 四六時中のお祓い。 そして、ねずみ男と呼ばれた男。 すべての行にツッコミの要素が存在するパーフェクトな実話。 29歳独身ねずみ男の偉業を素直に称えることとしたい。 |
ノーワーク・ノーペイの原則 2003.2.12 | |
「ノーワーク・ノーペイの原則」とは、簡単に言うと、働かなかった時間は給料をもらえないという原則です。 労働者は、労働力を売る代わりに賃金が支払われるという労働契約を使用者との間で結んでいるわけですから、モノを提供しなければ金の支払がされないってのは、ごく当然のことです。 ただ、ここで問題となるのは、労働力の定義。 例えば、八百屋が大根を売る場合であれば、買う方は大根を渡されない限り、お金を支払う必要はありません。 また、労働契約と同じく契約が継続するものとして、例えば、電力供給契約だと、家に電気が来ていない場合であれば、これもまたお金を支払う必要はないように、これらの場合は売り買いされる対象は目に見えるものなので非常に明確です。 しかし、労働契約においては、売り物である労働力とは、この部品を10個作れば1万円といった契約を締結している場合を除いて、特にホワイトカラーについては、職種も勤務場所さえも契約を締結した時点では、使用者側に命令権限がある場合が多いので、ことさら不明確なものとなっています。 と、ここまで書いて気がついたことは、このままだと延々10日分くらいの日記を埋めてしまうことになりかねず、自分で読み返してあまりのつまらなさに危うく寝そうになってしまったので、とりあえず、結論を。 働いたときは、ちゃんと金払え バカヤロー です。 |
走者 2003.2.13 | |
走者とは、もともと負債や困窮など個人的な要因を原因として村から逃げ出した人のことを指していたらしい。 今では、リレーなど陸上競技で使われている言葉だが、本来であれば、 第1走者 カード破産者 第2走者及び第3走者 駆け落ち 第4走者 犯罪者 といった用法で使われるべきである。 いずれの走者も慎重に辺りをうかがいつつ、びくびくしながらも決死の表情でトラックを駆けていく。 そんなリレーがあったら是非ともかぶりつきで見てみたい。 |
昼寝 2003.2.14 | |
仕事中に、今、隣にベッドがあったなら、あっという間に眠りに就く自信があるほど眠いときがありますが、なかなかサラリーマンには平日に昼寝をするのは難しいものです。 かといって、じゃあ、休みの日はといえば、夜さえ寝ないのに昼に寝るなんてもってのほかですから、やはり、昼寝なんてしません。 あぁ、いつかは24時間連続で寝てみたい。 ただ、永遠に眠りに就くのはいやだ。 ところで、昼寝については、人によって簡単に寝れる人とそうでない人がいるようです。 アメリカの医学者であるシェルドンによれば、 昼寝をしやすい人→「内臓はりきり型」 昼寝をしにくい人→「脳はりきり型」 に分けられるそうです。 「おりゃぁぁぁぁぁぁ」叫ぶように、常に胸から飛び出んばかりにバクバク動く心臓、光の速さで蠕動を繰り返す胃や腸、そして、肺ははちきれんばかりにふくらみ、身体に毒もないのに鬼のように解毒をしている肝臓。 「内臓はりきり型」というとこんなイメージですが、あぁ、だから、脳が働かなくて眠くなるのか。妙に納得。 |