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鵜飼いの鵜 2004.12.16
いったん飲み込んだ鮎を鵜匠によって吐き出させられる鵜飼いの鵜。

こう書くと一見かわいそうなのだが、鮎を丸呑みする鵜にとっては、ビチビチビチと跳ねる鮎をゴキュゴキュとのどで味わう瞬間が食べる快感であるといえる。

だとすると、吐き出すことによって何度もその快感を味わえるという点では、古代ローマの美食家たちと同列であって、普通の鵜よりも幸せな生活なのかもしれない。

少なくとも、成果のみを求められ、快感を味わうことのない一般リーマンより鵜飼いの鵜の方がましな生活なのかも。

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