4月24日(土曜日)
シングルス準決勝、ダブルス決勝

先週、予備予選の様子を見に行ってきましたが、この一週間の間に新聞やテレビで試合の様子が報道される等して、再び自分は試合を観に行きたいと思う様になりました。試合は予選、本戦を消化して準決勝と決勝を残すのみとなりましたが、日曜日はシングルスの決勝1試合だけなので、どうせ観戦するならと土曜日のシングルス準決勝とダブルス決勝を見に行くことにしました。静岡県勢は週の半ばで全滅、準決勝に残った日本勢は先日のデビスカップ対インド戦でダブルスに出場した寺地貴弘選手のみという、国際色豊かなハイレベルな戦いとなりました。自分は先週同様東海道本線をiPodを聞きながら、草薙へといざ出陣しました。

会場に着くと、こんなアーチが出迎えてくれました。先週の予備予選の時にはこんなの無かった様な...。やっと国際大会らしくなった気がします。


アーチ

さて、シングルス準決勝は、No.1, 2コートの2面を使って同時に行うのですが、試合前にラインパーソンの講習が例の壁打ちコートで行われていたので、写真に撮っておきました。先週の写真がこんな所で役に立つとは!


ラインパーソンの講習

さて、自分は日本人でシングルス準決勝に唯一残っているNo.1コートでの寺地貴弘(JPN)対デビィッド・マーチン(USA)の試合を観戦することにしました。試合はさすが国際試合、予備予選とは全然違ってもちろん主審あり、緑のジャンパーを着たボールパーソン6人、青のジャンパーを着たラインパーソン5人という豪華さです。観客もちゃんといました。


試合前の様子

さて、寺地選手がなかなかコートに現れなくてやきもきしたのですが、これも作戦でしょうか?そしてマーチンのサービスから試合スタート、マーチンは自分と同じサウスポーです。


マーチンのサービス

最初の1ゲームずつはお互いキープしたのですが、その後は寺地が余裕でサービスをブレークして第一セットを6-1で寺地選手が取りました。体格的にはマーチンの方が良かったのですが、フットワークとかショットの切れ味は寺地選手が格上でした。


寺地選手のサービス


寺地選手のリターン

続く第二セット、マーチンも身体が温まってきたのか、お互いサービスキープが続いて3-3となりました。ここで、アクシデント発生、寺地選手が故障したようで利き腕の小指にテーピングをしました。マメでもできたのかな?ここで寺地選手は明らかに調子が悪くなって3-4とブレークされ、勢いに乗ったマーチンは続くゲームもキープして3-5となりました。第二セットは取られるかなあと思ったけど、続く寺地選手のサービスゲームをキープして4-5とすると、今度はマーチンのサービスをブレークして5-5、最後は審判のジャッジにも少し助けられて最後のマーチンのサービスもブレークして7-5となり、セットカウント2-0で寺地選手決勝進出です。


お疲れさま

隣のNo.2コートでは、マーク・ニールセン(New Zealand)対スーホン・リー(韓国)の試合が行われていました。


準決勝第二試合の様子

お互いベースラインのかなり後ろの方にたって激しいトップスピンのストロークの応酬をしていましたが、フルセットの末2-1でニールセンが勝ちました。

その後ダブルス決勝が行われる予定でしたが、シングルスに出場していたニールセンがダブルスにも出場するのでちょっと休憩が入りました。さて、決勝は2:45から始まるとのことでしたが、さすがは決勝、多くの観客が集まってきました。


試合会場の様子

さて、決勝はミルコ・ペーパー(USA)/マーク・ニールセン(New Zealand)対マシュー・プレンティス(New Zealand)/リー・ラノバノビィッチ(New Zealand)の組み合わせですが、選手が入ってきてびっくり、NZ組は先週予備予選の時ウォームアップを自分が観ていた選手ではないですか!紺のアディダスのユニホームを着ている選手達がそうでした。試合の様子はこんな感じだったです。ミラクルショットの連発でした。


ダブルス決勝の様子

さて、試合の方は第一セットサービスキープが続いて結局タイブレークまでもつれ込み、7-6でNZ/USA混成組が先取しました。ところで、予備予選の時ウォームアップしている所を写真に撮った選手はプレンティスと判明しましたが、この選手のサービスはものすごかったです。サンプラスばりというか、フラットサービスはバカ速いし、セカンドサービスもものすごい回転がかかっていてキックします。これは世界に十分通じるサービスだと思いました。本当に文章では表せない程すごくて、自分は勝手に「一発回答サーブ」と名付けました。


これがプレンティスの一発回答サーブだ!

結局試合の方は、その後紺色の方のNZ組が6-7, 6-3, 6-4と逆転して優勝しました。しかし、最後の方はとても寒かったです。


お疲れさま

そして、表彰式が行われました。サイン入りボールが観客のほうに打ち込んでもらえたけど、自分はもらえませんでした。残念。


表彰式の様子

さて、国体やトッププロの試合を観ているうちに、ちょっと自分のプレースタイルをもう一度考えてみようと思いました。もちろんプロのまねはできませんが、トッププロはあんなにハードヒットしてもスピンをかけているのでボールが入ります。そこで、自分も今まではフォアのグリップはイースタングリップでフラット気味に合わせていたのですが、もうちょっと厚く握ってスピンをかけてハードヒットしてみようと思いました。トップスピンのマスター、これがこれからの自分の課題です。

最後に、会場でこんなものをお土産に買ってきました。


本物のテニスボールと買ってきた巨大テニスボール

ホームページを作っていると、ついつい「おち」を常に考える癖がついてしまって、こんなことでいいのだろうか。

追伸
25日のシングルス決勝で、寺地選手が優勝したそうです。おめでとうございます。それでは選手の皆さん、次のフューチャーズ3東京に向けて、頑張って下さい。そして、来年の大会も楽しみです。

戻る