4月17日:予備予選1日目当日
国際テニス大会についてはこれまでよく知らなかったのですが、、国際テニス大会は上からグレード順にGrand slam, Masters, International, Challengers, Futuresとピラミッド式になっていて、日本でも若いテニスプレーヤーの登竜門として、フューチャーズシリーズが開催されているそうです。そして、今年から静岡県でその国際オープンテニス(フューチャーズ2)が始めて草薙総合運動場で開催されるとのことで、静岡市なら浜松市から片道東海道本線で約1時間1280円と行けると判断した自分は、本戦は来週の19日からですが、予備予選を見に行って見ました。ちなみに今年日本は大阪でのデビスカップでなんと74年ぶりにインドを破って全国のテニスファンはこっそり喜んでいるはずです。

さて朝、今日あたりは山梨でFutures 1の準決勝が行われるだろうなあと思いつつ浜松駅を出発、なんと午前7時!での浜松駅です。この頃はとてもテンションが高かったです。


我らが浜松駅(午前7時撮影!)

東海道本線に乗って最近買ったiPodを聞きながら一路静岡へと向かいました。そして、静岡駅到着、これまたなんと8時30分での撮影です。


静岡駅(午前8時30分撮影、はやっ、予備予選は9時からというのに!)

静岡市は慣れていないので戸惑うことも多かったのですが、なんとか静岡鉄道を乗り継いで草薙総合運動場に着きました。でも会場に着いても今一盛り上がりに欠けます。管理棟に行ってどこで試合をやっているかと聞いたら、1,2,13-16の計6コートでやっているとのことで、とりあえず1,2コートに向かいました。そうしたら1コートでは韓国人プレーヤーが、2コートでは欧米人がウォームアップしていました。


韓国人たちのウォームアップ


欧米人のウォームアップ

韓国人達のウォームアップを見ていて気が付いたのですが、やはり最初はサービスエリアでの軽いストロークから始めていて、これは参考になりました。また、欧米人やテニスのうまい人のフォームを見ているといつも思うのですが、テニスがうまい人は身体やラケット、ストリングスのパフォーマンスを最大限に引き出しているというか、言葉に表せない非常に感覚的なボールの打ち方をします。自分にはできない...。

さて、ウォームアップばかり見ていてもしょうがないので13、14コートに向かいました。そこで待っていたのは、これが本当にプロの試合なのかと疑ってしまう程、地味なプレーヤー当人達の淡々とした試合でした。予備予選とはいえ、主審はいない、ボールパーソンはいない、つまりセルフジャッジ、サービスの選択もラケットを回してスムースかラフで決める、スコアボードもコートチェンジの合間にプレーヤーが自分でやる、8ゲーム先取の1セットマッチで負けたら終わりというものでした。ちなみに試合の様子はこんな感じでした。去年国体で活躍した佐竹選手も予備予選に出ていましたので、写真におさめておきました。


予備予選の試合の様子


佐竹選手

国際試合はもっと華やかなものと期待していましたが、現実は予備予選とはいえ本当にハングリーなものでした。ちょっと会場にいた選手たちが話していたのを小耳にはさんだのですが、例えば九州に試合があるからと朝一の格安の飛行機で会場に向かって、帰りはヒッチハイクで関東の自宅に帰って来たとか話しているのです。1,2コートで練習していた外国人も山梨のFutures 1で早めに破れたためいざ静岡にと乗り込んで来たのでしょう。その後、地元のテニス観戦が趣味という初老の老人と談笑することがあったのですが、どうやら彼らは金曜日にもテニスコートに来ていたがコートが予約でいっぱいだった為渋々帰って行ったそうです。これがテニスで飯を食っていこうとする人達の現実なのかと思うと、本当に苦労しているなあと思いました。

お昼を食べて、あまりにも地味な予備予選なのですっかりテンションが下がった自分は、こりゃ早めに帰ったほうがいいなと帰路につきました。帰り際、ハードコートで壁打ちのコートがあったので写真におさめておきました。浜松の花川にもこんなのがあればいいなあと思いました。でも、テニス競技場としてのグレードは断然花川の方が上です。これは、浜松のテニスプレーヤーとして誇りに思います。


壁打ちコート

また帰り際、きっと高校生でしょうか、サッカーをしていたので写真におさめました。天然の芝で今日はとても天気が良かったのでいい写真が撮れました。


サッカー競技場

さて、来週から本戦が始まるのですが、観戦に行こうかどうかは今実際迷っています。行くとしては24日(土)のシングルス準決勝、ダブルス決勝ですが、こればっかりは本戦が始まって新聞等の動向次第です。当日は高校生のインターハイ中部地区予選決勝があるというので、若い子を観に行こうかな!しかし、久しぶりの電車の旅も少し疲れたなぁ。この旅行記が尻切れとんぼになってしまってもごめんなさい。

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