T-SQUARE『FRIENDSHIP』発売記念インストアライブ
2000.12.15(金) 銀座山野楽器本店 OPEN PM 6:00 START PM 6:30
T-SQUARE:伊東たけし(sax,ewi)、安藤まさひろ(g)
今日は待ちに待ったインストアイベント! 寒風吹きすさぶ中、電車賃節約&電車嫌いの私は練馬から銀座へといざモンキーでレッツらゴー! なぁに、上はスポーツコート着て、下はパジャマ+スウェット+ズボンの3枚重ねすりゃ寒くないさ、と強がって約20km・・・やっぱ寒いわ(笑)
着いた時間が5時を少し回った頃。早く着き過ぎたのは分かるんだけど、渋滞やその日の天候(あまり寒いと全開でも平地45キロしか出ない)によって左右されるモンキーだと時間が読めないためそれもやむなし。
ぷらっと店内見渡して、5:30頃にエスカレータの前に並び始めること数分。なにやら上の方から聞き慣れたサックスの音が。
「おおッ!リハーサルかぁ!」
おかげで待ち時間はそんなに退屈しないで済みました(店内なので禁煙なのが玉に傷)。
6:00オープンの6:30スタートの予定が、音合わせの遅れから7:00分頃にようやくオープン。その間行列はどんどん長くなっていきました。
早くから並んだ甲斐があってか、私の席は最前列の伊東さんが座るとおぼしき(EWIやスタンドの位置から推測)目の前。う〜ん、伊東さんの息使いまで聞こえてきそうだ。
ふと後ろを見ると会場はすでに立ち見も出て満員御礼。山野さんの嬉しい悲鳴が聞こえてきそう。
さて、なんやかんやで遅くなってしまったスタートに会場の雰囲気は少々固いムード。そこへようやく伊東・安藤の新生T-SQUAREが到着! 待ってましたとばかりに拍手喝采の中、雰囲気を読んだ伊東さんが一言、「これからクラシックでも始まるような雰囲気だ」(笑)。誰のせいじゃ、誰の!?
また、リハの遅れのため、MCのお姉さんとはブッツケ本番で息が合わず。こんなんでほんとに大丈夫かぁ?
1.FRIENDSHIP(安藤まさひろ)
まずはアルバムのタイトル・チューン。サポートメンバーなしにどうやるのかと思えば、サックスとギター以外は打ち込み、もしくは録音のマイナスワン・・・もといこの場合はマイナスツーか。
例えカラオケと言えど、演奏はCDと比べて生音のほうが遥かに生きてます。ぶっといサックスにキレのいいギターが耳に心地良く、「ナニ」も「音楽」もやはり「ナマ」が一番と心底思いました(笑)
カラオケ相手なので、演奏終了はどうするんかな? と心配でしたが、カラオケだけフェードアウトさせ、最後はサックスとギターのデュオで締めくくるという方法でした。
以降全ての曲でこの方式は使われており、ちょっとだけ残念。ま、仕方ないか。
なんにせよ、1曲終了後はあれだけヒイてた雰囲気もほぐれ、MCのお姉さんも「遅れたこともあり、雰囲気も固くどうしようかと思ったが、1曲演奏したらほぐれた」と本音をもらしておりました。
2.DAY DREAMS(伊東たけし)
1曲目に続けて。T-SQUAREではほんとに久振り、伊東さんの作曲。この曲、なにかこう非常に伊東さんらしい曲だと思いません?
これまた伊東さんの軽快なサックスを前に非常に楽しめました。なにより、自分で作った曲のせいか、アドリブが冴え渡ってました。
3.MAYBE TOMMOROW(和泉宏隆)
T-SQUAREにかかせないモノのひとつとして「和泉バラード」を挙げる方は少なくないのでは?
その「和泉バラード」をたっぷりとした歌心で聴かせてくれました。
(-MC-)
会場のアンケート用紙に質問を書いてそれをMCのお姉さんがピックアップするという形式の質問タイムです。
Q.お二人の間で「変わったなぁ」と思うところは?
A.特にないかな。T-SQUAREのゲスト出演等でちょくちょく会ってたし、家も近いからガソリンスタンドなんかで会ってたし。安藤の髪が真っ白になったことぐらいかな?(笑)
Q.普段聴いている曲はどんな曲ですか?
A.安藤「最近はスペインの曲」
伊東「本田・宮崎時代のスクエアのアルバム(爆笑)。最近は他の聴いてる余裕なくて・・・」
といった2つの質問に答えてくれました。それにしても2つ目の伊東さんの答えには会場大爆笑。ブランク長かったから取り返すの大変ですね。
4.SAFARI(安藤まさひろ)
EWI持って、「あれ?次何だっけ? あ、SAFARIね」とサックスに持ち帰る伊東さん・・・。曲数少ないんだから順番位覚えましょう(笑)
この曲も非常にT-SQUAREらしい曲と言えばらしい曲。イントロのギターがいい味出してます。メロディに入ってからのサックスの声量もいいし。インストアイベントとは思えないテンションの高い演奏を堪能できました。
5.IN THIS TOGETER(安藤まさひろ)
今アルバム唯一のEWIの曲。どこをとってもカッコいいというノリの良い曲。伊東さんの「プァっ」とするEWIの音色は聴いてて気持ちがいいです。この手の音色は、ビブラートと息の入れ方でほんとに音がよくノビます。
それから、分かる人には分かるんですが、伊東音色特有のマルチトリガーにした音色は、タンギングや装飾音をうまく入れないと耳障りになるのですが、そこはさすがに伊東さん。手慣れたもんです。
また、間近で見ると、ベンダーと装飾音をうまく使い分けて吹いているのが良く分かり、今回は非常に勉強にもなりました。
(-MC-)
質問コーナーの続き。
Q.気分転換の方法はなんですか?
A.伊東「僕はアウトドアかな? 山に行ってサックス吹いたり。スタジオ等の閉鎖された場所に比べて解放的ですごく気持ちがいいんだよね」
安藤「僕の場合はうまくストレスを発散できないタイプで、ためこんじゃうんです(笑)。そんな時は何もしない。後は旅行かな?」
時間が押せ押せになってしまったため、この質問で一旦お二人は退場です。
正直、SAFARIとIN THIS TOGETERの間にこの質問を持ってきて、最後は曲で終わった方がカタルシスがあったかも。ま、この後握手会&サインの受渡しがあるからいいか。
(握手会&サイン色紙受渡し)
お二人が退場し、T-SQUAREのSACDやらMOMENT予約特典(当日予約すると生写真付。私は当然予約しました)の宣伝を聞いてるうちに、ステージにテーブルと椅子がセッティングされます。
戻ってきた伊東さん、席に座るだに「なんか記者会見みたいだ」の一言。
挙げ句の果てにウケを狙ってか、
「僕達、結婚しましたッ!!」(爆笑)
オイオイ。シャレんなってないってば(笑)
握手会の順番待ちの際、見慣れたやすくんの顔が近くにあり、「なぁんだ、来てたのかぁ〜」と御挨拶。隣には仲良さそうに話をするカワイイ女性が・・・むむ! こやつ彼女連れか!? と思いきや、なんとなんとナインチェさん! 「おお〜、初めまして〜」とこれまた嬉しい御挨拶。
いやぁ、知り合いに会えて良かったなぁ、と喜んだのも束の間、今度はもっと見知った顔が「よぉ!」っと挨拶。「お前、なんでこんなとこにいるんだ!?」ビックリしてる間によっきんは伊東さんとこへ。なんでも私の「今から銀座に行ってきま〜す」というTK.BBSの書き込みを見て、
12/15の銀座+よしめめ=山野楽器
と連想し、おっとり刀で駆せ参じたそうです。すでにCDは買っていたものの、会社の同僚(スクエアファン)でまだ持ってない人間のために「買ってきてやる」となかば強引に来たらしい。偉い偉い。でもね、君が来ると分かっていたら電車で来てたよ(笑)
その旨伝えると「携帯に電話したよ」との返事が・・・。そういや待ってる時にブルブルしてたっけ(笑)。
さて握手会の方は滞りなく進んでいき、いよいよ私の番。用意した台詞を頭の中で反芻しつつ、伊東さんの前に・・・。
よしめめ「どもども! ホームページ、見ていただけました!?」
伊東さん「あ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!! まだ見てない!! ごめ〜ん・・・」
しくしく・・・。いいッス、いいッス。いつかは見てね、伊東さん!
つーこって、よっきん、やすくん、ナインチェさん、おちかれさまでした!