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 2000.3.3(金) スイートベイジル139 OPEN PM6:00 START PM8:00
「ムームーラウンジ」
 クリヤ・マコト(P,Key)
 斎藤潤(Dr)
 コモブチキイチロウ(Bass)
 フクサトカオリ(Vo)
 ゲスト:ティティ(Cho)
     
伊東たけし(A.sax)



  待ちに待ってました!生T.K.!!ゲスト参加ということですが、TurnOverをプロデュースしたクリヤ・マコトさんのライブなんですからねぇ〜!
 場所は六本木。オノボリさんよろしく、派手なネーチャンや怪しいホスト、外人さん達の中を歩くこと5分間。目的地スイートベイジルが見えました。・・・が。まず見てビックリ。スイートベイジルのおしゃっれ〜なこと。(^_^; ビビリつつも中に入るとこれまたおっしゃれ〜な中の様子に「場違いなトコに来てしまった・・・」と一瞬ヒクも、伊東さんのサックスを聴きたい気持ちを勇気に変えていざ出陣!
 「こちとら28年も生きとるんだい。なめられてたまるかぁ〜!」と中に進むと黒服が「どちらの席に?」。よっしゃぁ、ここはビシっと大人の返事をしてやるぜッ!!

「あ...いや、はい。あの...伊東さんのファンなんで...」

 ・・・全然駄目じゃん!(笑)(T_T)
 なにはともあれ、黒服の兄ちゃんに連れてこられたところがなんと伊東さんから1.5mの最前列!恐縮しつつも「どうやら俺様の凄味が効いたようだ」と自己満足。(笑)30分も早く六本木に着いたおかげでいい席とれた。(^o^)
 「スローバラード」なるハーブティーをベースにした甘めのカクテル頼んでワクワクしているとメンバーの登場。クリヤさんの美しいピアノのイントロにコモブチさんと斎藤さんの効果音が入り、盛り上がった所で曲に入るというカッコいいオープニング。ここでヴォーカルのカオリさんが登場してハスキーな声量のある歌声が響きます。1曲目と2曲目はブラジル系の曲。ナベサダサウンドにも親しんでいる私としては嬉しいサウンドでした。

 さて曲も進み5曲目に満を持して伊東さん登場!エーデルワイスのマークの帽子に白い長そでTシャツ、シワシワのズボン(なんて言うんだろ?)、オレンジのクツと今日はわりとおとなしめの服でした。そうそう。ヒッパレでも使用していた白い「おんぶヒモストラップ」を着けてました。メーカーはBGと確認。よしよし。近い席だけのことはあるな。(^o^)

 クリヤさんから伊東さんの紹介があり、まずは伊東さんのアルバムから2曲続けて演奏。まずはDoubleCircleから「Quiet frequency」。最初、リードが湿っていなかったのか音にコシのない様子だったが、徐々に本調子へ。アドリブ吹く頃には音にノビも出てきて一安心。例の「おんぶヒモストラップ」は首に負担がかからないそうなので、「首を痛めているのでは?」という書き込みが某掲示板にあり、心配してたんです。

 6曲目はお待ちかね、ニューアルバムTurnOverから「Never Blue」。クリヤさん以外レコーディングメンバーとは無論違うのですが、こちらはこちらで非常に味のあるサウンドに仕上がっていました。ユカリさんとティティさんがコーラスに入り、コモブチさんのツーフィンガーベースにビート感のある斎藤ドラム。サックスのソロも相変わらずメロディックでライブならではの臨場感がありました。肩に力の入らないこういう曲って即席のバンドなどではなかなか難しいのですが一体感の強いメンバーだと思いました。

 7曲目はオリジナルの「In my love」。ミディアムテンポのバラードでユカリさんの朗々としたヴォーカルに伊東さんがからみます。伊東さんはめずらしくサブトーンを効かせて吹いていました。どちらかというと伊東さんはバラードでもコブシを効かせて歌い上げるタイプなので意外に思いましたが、Bazzの入ったサブトーンは曲にマッチしてカッコ良かったです。勿論曲が盛り上がった後半部にはコブシが入ってました。(*^^*)

 8曲目にはファンキーナンバーの「Fanky tambourine」で文字通り「ファンキーな」演奏を披露。ハスキーなヴォーカルに伊東さんのサックスはとてもマッチしますね。この頃にはサックスの調子も絶好調となり、「この人何やってんの?」ってな超絶プレイが多々見られ楽しませてくれました。
 この曲で伊東さんは退場。

 9曲目はムームーのメンバーで大人しいサンバな曲(曲名は失念)を演奏。途中のドラムソロが凄かった。(^_^;
 コモブチさんも「ウーハッ!」とラテン特有の掛け声を出し、曲を盛り上げてステージが終了。

 アンコールにはまた伊東さんを加えてブラジルな曲(曲名は失念)を演奏。ラストではユカリさんがマイクを客席に向け、「ラーラーラレー」とスキャットを合唱。その間も伊東さんはインタープレイを続けます。
 こういう演出は客席も一体になれるので嬉しいですね。

 正味1時間半というちょっと短い時間でしたが、非常に面白いステージでした。なにより、こんなに近くでの「生T.K.」は初めてだったので興奮しました。
 「伊東さんのバンド」ではなく、ゲスト参加という形もまた違った面白さがあるということを実感できたのは収穫でした。

 最後に、この素晴らしいライブに行けるように苦しい経済状態の金策と子供のお守り、そして1年通してほとんど乗ったことのない電車の乗り換えを間違えないよう「お子様でも分かるメモ」を書いてくれた我が愛妻、「めめ」に感謝します!
 「めめ、今日は本当にどうもありがとう!!」

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