■T.K.Episode
 伊東さんにまつわるエピソードです。伊東さんのネタを聞くたびに「デカイ器」と感心します。(^o^)
 ここに載せられてないエピソードを知っている方は
こちらまでメールください。


●嵐を呼ぶ男
 その昔、伊東さんは大雨男の名を欲しいがままにしてました。
 駒ケ根のテントを嵐で吹き飛ばしてみたり、GROOVE ISLANDツアーの東京公演当日に目黒川を氾濫させてみたり。さらにその昔、某BAND所属時代には、日比谷野音で
全天候形EWIのお披露目となったり・・・。 「嵐を呼ぶ男」と言うと聞こえは良いのですが、ノリはほとんど怪獣です。(笑)
 しかし、ここ最近どうしたことか、天気に恵まれているのは何かお祓いでもしたのでしょうか?

●危うくお定に・・・
 スキーに凝っている伊東さんですが、その昔スキーで転倒し、何かの拍子にち○ち○の根元の上辺りがパックリと切れたことがあるそうです。危うく使い物にならなくなるところだったとか。

●みんなの人気者(?)
 1998年7月25日に日比谷の野外音楽堂で行われたT-SQUARE20周年ライブでは散々いじられてました。
 安藤さん「20年やってきてあんなことやこんなことがありました。中にはここでは言えないような話なんかも・・・」
 お客さん「言ってーーーーッ!!」
 安藤さん「いや、言うと
伊東さんがヤバいんで・・・」(爆笑)
 さらに、「JAPANISE SOUL BROTHERS」の中で仙波さんのソロの時、
 仙波さん「なになに?」「伊東たけしが・・・」「飲み屋で暴れてる!?」

 ・・・伊東さん、SQUARE時代からやんちゃだったのですね。(^_^;

●サックスをやめる?
 昔、NHKの「ベスト・サウンド」に出演した際にウィンドシンセの可能性について語った伊東さん。「ウィンドシンセならフルートの音、サックスの音、なんの音でも出来ます。ウィンドシンセでなんでも出来るようになったらサックスやめてもいい」と言うような話をしていました。その後、スケア・ヘッドラインのレコーディング前には「今サックスが面白くて仕方がない。EWIは当分使わないだろう」という話だったが、結局使ってるのは周知の事実。

●楽器に対して神経質?
 DoubleCircleのレコーディングの時に、伊東さんがちょっと席をはずした際、スタッフの一人がサックスを持っていたそうです。帰ってきてそれを見た伊東さんは大激怒。「自分でもなんであんなに怒ったのか分からない」と後で回想するほど怒っていた様子。(伊東さんの名誉のために言っておきますが、レコーディングでかなりテンパってしまっていたためだそうです。)当時はかなり楽器に対して神経質だったようです。
 それから約1年後。TurnOver直前にラジオ番組にゲスト出演した伊東さんはDJのお姉さんに楽器の重さを聞かれ「う〜ん、どれ位の重さかなぁ。・・・持ってみます?」と平気で持たせていました。(笑)

●女房=安藤さん
 SQUAREの安藤さんと仲がいいのは皆さん御存知ですよね? なので、知っているとは思いますが、SQUAREのゲスト等で安藤さんと出演すると必ずサックスやEWI吹きながら安藤さんのそばに行くんですよね。(笑) 見ていてなんかほほ笑ましいんですよね。T.K.BREEZEのインタビューでも「安藤、安藤」と連発してましたし。(笑)
 長年やってきて、公私共に心を許せる親友なんでしょう。

●アップル・エヴァンジェリスト
 大のマックファンの伊東さん。Macintosh Puls(つまり、正規輸入が始まり、正規日本語OSが使えた最初のMac)やPowerBook 100(アップル初のノート)等を皮切りに次々とマシンを使いこなしているのは周知の事実。今回のアップルの復活劇にも安堵している所を見ると、少々「筋金」が入っているのかもしれません。(^o^)
 それにもまして驚くのは、アップル・ジャパンの原田社長とどうやら面識があるようです。
 アップルのイベントに呼ばれて演奏したり、CDのクレジットにはAppleComputerや原田社長のクレジットがあったり・・・。
 同じアップルファン(マニア? オタク??)としてあやかりたいです。

●安藤さん家は行ったことがない?
 大の仲良しの安藤さんですが、実は一度も家に遊びに行ったことがないそうです。お互い、結構近い所に住んでいるのに・・・。
 以前伊東さんがたまたま車でその辺を回っていた時に、「安藤」と書かれた表札を発見!聞いていた場所等から安藤さんの家だと分かっていたのですが、「ふーん、ここが安藤の家かぁ」と素通りしてしまったとのこと。
 20年も付きあいあるのに何やってんだか・・・。(*^^*)

●長島監督激励会にて
 長島監督の激励会に行ってきたそうです。長島監督の人当たりのよさに、伊東さんもゴキゲンだったそうです。伊東さんが挨拶に行くと、「いやぁ〜、普段歌うのは軍歌と演歌なんですが、ヒアリングするのはジャズなんですよぉ〜」(笑)。ここで「ヒアリング」というのが気になったのか、もう一度言い直し、「普段歌うのは軍歌と演歌なんですが、リスニングするのはジャズなんですねぇ。で、寝る前はモーツァルトですぅ」。この発言は伊東さんも大爆笑だったそうです。それにもまして伊東さんが驚いたのは、大阪に活動拠点のあるブラバンのメンバー。当然地元に「長島監督の激励会に行ってきた」等と言えないのは勿論だが、なんとそのメンバー達、ジャケットの下に阪神タイガースのTシャツを着け、「魂までは売れません」と教えてくれたそうです。

●トラブル時にしてはいけないこと>お客さん
 2000.4.12に行われた松本さんの「Another Green Wold」にゲスト出演し、「High Brow」をお披露目。その際、「なんか様子がおかしいな」と思っていたら、いきなり後ろを向き、メンバーにストップの指示。モニターPA(演奏者自身の音が聞こえるスピーカー)が聞こえなくなるトラブルが起きていたそうです。その際松本さんが「こういう時は伊東さんと目を合わせない方がいいみたいですよ。」とひとこと。目を合わせるとどうなるんだろう・・・。

●伊東さんの二つ名
 有名な話ですが、THE SQUARE ADVENTURES TOURの頃(84年頃)にその風貌から和泉さんに「サリーちゃんのパパ」と言われてました。また、髪をのばしはじめてからは「由井正雪」、「落ち武者」等々様々なアダ名を好き放題つけられてました。
 ところで、昔の伊東さんって、レスラーの馳浩にソックリだと思いませんか?

●駒ケ根でのカレー事件
 数年前(93年のKOREKATAゲストの時?)の駒ケ根に出演した伊東さん。「ステージ前の腹ごしらえ!」とカレーライスを食べたらこれが大当たり!
 真夏の駒ケ根で最悪のコンディションに。(^_^;
 この時は、ステージとトイレの往復だったとか・・・。

●安藤さんネタ(提供:ほしさん)
 安藤さんと仲が良いという話しをメールでしていたところ、ほしさんからこんな情報いただきました。
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 すっごい前の 秋野陽子が出てたバラエティに安藤さんと2人で出演。
 ボディビルダーの女の人が特集されてたんですけど、伊東さん、しきりに
  「女の人はねー、(ボディビル)いやだなあー、僕・・・」
と、反論。 おいおい、特集なんだから 否定しちゃだめなんじゃ・・・。
 でも 隣のAndyさん、ニコニコニコニコ・・・・
 誰かこのラブラブカップル止めてえええっっ!!!
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 う〜ん、隣でニコニコしている安藤さんが想像できますね。(笑)
 しかし特集否定しちゃう伊東さんは豪胆というか何というか・・・。(^_^;

●"いいとも"にて(提供:ほしさん&弟さん)
 またまたほしさんから。
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 昔、いいともに 出演した伊東さん、
 向こうでイギリス人にせまられた時の話をしてたんですが、
  
「いやー、もちろん拒否しましたよ!!でも男の人は嫌いじゃない・・・」
って 後の方 ちっさい声で言ってました!
 でもタモリさんも会場も「拒否しましたよ!」の時点で大笑いしていて、それは聞こえてませんでしたが・・・。
 私と弟だけ、「あーっっ!安藤さんのことだぁっっ!!」っと 興奮しまくりでしたけど。(笑)
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 伊東さん、自分でデカイ穴掘って飛び降りてますね。(^_^;
 それにしても注目すべきは、それを安藤さんネタにしっかり繋げて
興奮してる姉弟・・・。一度病院に行くことお勧めします。(笑)

●伝説のフュージョンバンド「ヒビヤ・シャドゥズ」!!(提供:ぎあさん)
 夏のT-SQUARE恒例企画である「野音であそぶ」。1991年夏、これに前座として登場した「ヒビヤ・シャドゥズ」が本日のネタでございます。直接伊東さんのネタではないのですが、安藤さんネタのバリエーションとしてひとつ・・・。
 この謎のバンド、皆様お気づきの通り、実はスクェアのメンバーが担当以外の楽器を演奏する仮の姿。
 メンバー全員夏祭り風のハッピ姿で、演奏した曲は「TRUTH」。
 まぁ、そこまではいいのですが・・・。
 まずは担当楽器表を見て下さい。
「ヒビヤ・シャドウズ」メンバー表
メンバー 担当楽器 備        考
安藤さん EWI ピンクのキャップ+付け毛+怪しいヒゲ+「本日の主役」のタスキ。
和泉さん Bass 終始ニヤニヤしてました。
須藤さん Key. イスには座らず中腰で緊張した様子。手元から目を外せなかったみたい。でも、なぜかヒゲ付き鼻メガネをかけてた。
則竹さん Guitar 短パン姿で登場し、女性客から「キャ〜!かわいい〜」の声を集めてました。ギターのストラップを肩に掛けるのに手間取りスタッフさんに手伝ってもらい、しっかり笑いもとってましたよ。
本田さん Drs. やはり器用な方なんですね。演奏中も余裕で他のメンバーを見て笑ってました。

 とまぁ、安藤さんの格好は言わずもがなです。(笑)
 ちなみに安藤さんの芸名は「安藤タケシ」とのこと。現メンバー(当時)の「安藤マサト」ではなく「タケシ」なのはさすが夫婦です。(笑)

 ちなみに、この企画以降ライブで本編以外のおまけ企画がつくようになりました。「のりたけひろゆきとタイコ隊」とか(笑)。

●Qちゃん危うし!(提供:Qちゃん(仮名))
 ※本人の名誉を尊重するため、名前を「Qちゃん(仮名)」とさせていただきます。ご了承下さい。
 うちのBBSでよく書き込みしているQちゃんが渋谷ヤマハに行った時の話です。
 お店の終了間際に店にいると、見たことのあるヒゲとデカい人影が・・・。たまたま楽器屋にいた伊東さんでした。
 ファンでもあり、EWIマニアでもあるQちゃんが話しかけると、「VIPルームに行こう!」と手をにぎられ、VIPルームまで連れ込まれたそうです。Qちゃんは、
 
「いかんッ!!貞操の危機だッ!!」
 と内心ワクワクしながら2人きりの世界に向け旅立っていきました。

 VIPルームではQちゃんの期待しているようなことは残念ながらなかったのですが、伊東さんが当時使っていたEWI3020(管体の長いアレ)を出し、生演奏を聴かせていただける運びになったのですが・・・EWIトランクを開けてビックリ! なんとEWIのケーブルがないではありませんか!
 「あ〜! あの野郎(マネージャさんもしくはローディーさん)入れ忘れやがったな!!」
 と突然怒りだす伊東さん。突然の噴火に「
伊東さんにいたぶられる!」と内心期待したQちゃんでしたが、ケーブルをお店から借りて、怒りは残念ながら鎮火したそうです。
 そして演奏。エフェクトを全くかけない、EWI→アンプ直の音色はとにかく太く、ブ厚いものだったそうです。
 また、この時に予備に持っていたEWIを見せてもらったそうなのですが・・・。そのEWI、ネックの部分がやけに短いではありませんか!
 それもそのハズ、このEWIも特注で、一般ピープルの目にはおよそ触れたことのない、今となっては「幻のEWI」とも言える代物です。

 さらに当日、VIPルームにはマリオンシステムMSR2という音源がおいてあり、音が気になる伊東さんはQちゃんとEWIでの制御をしてみることに。しかしながら、音源をいじりはじめて数分後「僕、機械は苦手なんだ・・・」とQちゃんにバトンタッチ。Qちゃんが音源の設定をし、伊東さんがEWIを吹くという至福の時が流れていったそうです。
 その後、Qちゃんと伊東さんの間に何があったのかは語られてはいないのですが、「聞かぬが情け」という言葉もあることですし・・・。(笑)

●ウィンドシンセメーカーにて。(提供:きゅーちゃん)
 某ウィンドシンセを作っていた「BI●S」に伊東さんが行った時の話です。
 伊東さんがB●ASにてウィンドシンセを試奏した際、「ここをこうした方がいい」「ここはちょっと...」「ここは悪い」等々様々な文句を歯に衣着せず言った所、怒った技術者にコントローラを投げつけられたそうです。(爆笑)
 また、AKAIにEWIという新機種があるという話を初めて聞いたときには、「なんでこんないいモン、もっと早く言わないんだー!」と怒っていたそうです。
 悪いと文句言われるし、良くても怒られる・・・。ウィンドシンセメーカーの方々は心しておきましょう。(笑)

●EWI3020新製品発表会にて(提供:大脇さん)
 EWI3020の新製品発表会でデモを行っていた住友紀人(sax,ewi,key)さんの説明の一部です。
 INST THRU(MIDIではなく、EWIのケーブルで音源同士を繋ぐ方法)という便利な機能の話になった時、住友さんが「これで同じ音源を、好きなだけ足して厚くして演奏出来ます。3000mでも行けます。もうMIDIの相性とか考えずに、難しい設定をしなくてもケーブル1本で良いんです。
どこかの誰かみたいに"音がさぁなんか薄いんだよねぇ"とか"アナログシンセ足したいんだけど、MIDIじゃなくてCVで出来ないかなァ"とか我が儘言わなくてももう大丈夫です!!」って朗らかにおっしゃってました。
 誰とは言いませんが、きっとそんな事を言ってた人がいたんでしょうね。(笑)

●1989.7.1オンエアー「今夜は最高!」の詳細。(提供:あばんてさん)
 タモさんと佐野量子との共演やナベサダのモノマネ等で伊東さんの魅力が全開になった「今夜は最高!」のはなしです。
 これで当時の記憶が甦るかたも多いのでは?
 まずは"伊東たけしの助"。のっけからディープな話ですね。(^_^;
 伊東たけしの助は、タモリ(忍者?)、佐野量子(お姫様)とやった時代劇です。伊東さんは侍姿で、佐野量子を天井裏からさらおうとするタモリを、伊東さんが矢で射る。落ちてきた佐野さんを抱きとめて「姫はご無事です」と一言。そこで殿様が、「でかした伊東たけしの助。あっぱれあっぱれ!!」そしてタモリが「宿敵たけしの助、う〜無念!」と言ったとき、なんと伊東さんは、ビートたけしのマネ(例の、首の動き)を披露してます。

 笑えるのは、その年の「野音であそぶ」(例の全天候型EWIのお披露目の時)のメンバー紹介で、伊東さんのときに和泉さんが、「え〜次は、伊東たけしの助です」なんてことを言って大爆笑を呼んでました。

 余談ですが、あの日は本当にすごい台風でした。「Your Cristmas」のとき、EWIがコントロール不能になり、1回演奏中止になって盛り上がりました(何じゃそりゃ?)。そのとき和泉さんが「このEWIは、欽ちゃんの仮装大賞に出品するのではないのかと噂されています」なんて言ってまたまた大爆笑でした。

 「今夜は最高!」に話しを戻します。

 歌は「動物メドレー」。
 1曲目は「クロコダイル・ロック」。伊東さんはEWIでテーマを吹いてます。音はEWV 2000のプリセット42だと思います(もちろんノーマルよりぶっとい音ですが)。
 2曲目は「ライオンは寝ている」。これはEVEの3人と、タモリのパーカッション(クラベス)のみですので、伊東さんは出ません。
 3曲目は「白馬のルンナ」。佐野量子が歌を歌い、伊東さんはEWIを。ぱっと聴いた感じ、アタックのないプリセット31番のような音でかわいらしく(?)吹いてます。
 4曲目は「黒いジャガーのテーマ」。最初12小節はEWIを吹いてます。後に「UP TOWN」で使用されたと思われる、ハーマンミュートのサンプリングを使ってます。後半はサックスです。
 最後は「名前のない馬」。この曲で伊東さんは
ヴォーカル(!)を披露してくれました。

 みなさん思い出しました? 私もすっかり忘れていましたよ。(^_^;
 それにしても、ヴォーカルまで披露されていたとは・・・。聴きて〜〜〜〜ッ!!!

●やっぱり...
 銀座山野楽器でのインストアイベントでの一コマ。
 ライブも終了し、握手会のためステージにテーブルと椅子がセッティングされます。
 戻ってきた伊東さん、席に座るだに「なんか記者会見みたいだ」の一言。
 挙げ句の果てにウケを狙ってか、

 「僕達、結婚しましたッ!!」

 自分から言うかッ!?(笑)
 とりあえず「おめでとーッ!!」と返しておきましたが・・・私何か間違ってます?(^_^;

●最近聴いている曲は?
 同じく銀座山野楽器でのインストアイベントでの一コマ。
 「普段聴いている曲はどんな曲ですか?」の質問に、

「本田・宮崎時代のスクエアのアルバム(爆笑)。最近は他の聴いてる余裕なくて・・・」

との答えが(笑)
 後日、ガラガラポン・セッションの時に聞いた話では、これは実は失敗したとのこと。
 耳コピで曲を覚えようとしたそうですが、耳コピだと譜面に書かれている以上の情報まで入って来てしまい、「自分の表現」に戻すのが大変だったそうです。伊東さん曰く、「宮崎や本田が頭の中でグルグル回ってる(笑)」だそうです(笑)

●新生T-SQUARE結成裏話
 則竹、須藤、宮崎、松本氏の4人を解消し、伊東・安藤両氏で再結成されたT-SQUAREだが、月間エレクトーン11月号の記事によれば、実は当初、
安藤さんが脱退するという話だったらしい。

 安藤さん曰く、決定的な理由はなく、色々な要素が絡み合った結果とのこと。T-SQUARE以外にも演奏の場を設けたい等色々と悩んでいた矢先、伊東さんから「そろそろ何か一緒にやってみたいね」と個人的なオファーとして電話があったそうだ。
 これは「T-SQUARE名義」ということではなく、当然別のプロジェクトとしての誘いだったが、この「誘い」が安藤さんを吹っ切らせた模様。(伊東さん曰く、「結果的にムシが知らせたのかもしれない」とのこと)

 伊東さんがT-SQUAREを脱退する際に「あのまま流されていってしまったら、同じことの繰り返しで、それ以上の可能性がなくなってしまうと不安が強まって...」(日本経済新聞2000.11.16夕刊より)と感じたように、安藤さんにも同様なプレッシャーがあったのかもしれない。

 アルバム「T-SQUARE」の制作会議のしょっぱなに「僕、T-SQUAREを辞めます。これからみんなで続けてください」との第一声。結局話しあいの結果、当初安藤さんが考えていた「T-SQUAREの未来」とは180度違った形、つまり安藤さん以外全員脱退という形になったようだ。
 この時点では当の伊東さんは何も知らされておらず、レコーディングはあくまで「別プロジェクト」として進行すると思っていた。レコーディング計画が総て決まり、ロスに行く直前に「T-SQUAREで出したいんだけど」と安藤さんに言われ、T-SQUAREの現状を知るが、突然の出来事のあまり心の準備が全く出来なかったそうです。(ガラガラポン・セッションでのMC参照)
 結果的には「安藤と一緒だと、自分が解放されて自由な演奏ができる」(上記日本経済新聞より)との言葉にあるように、なんだかんだ言っても、最高のパートナーを得た伊東・安藤コンビの「FRIENDSHIP」のレコーディングはうまく行き、非常にノビノビと「自分たちの音楽」を表現できるようになったのはメリットである。

 私は宮崎さんが新しく入ってきた時に、「次に辞めるのは安藤さんかなぁ...」等と話題にしたことがあった。安藤さんはプロデューサーのような立場となり、曲の提供。安藤さんの代わりには大橋さんがT-SQUAREのギタリストとなり、安藤さんはソロとして、伊東さんと仕事をすることもあるだろう...と。恐らく安藤さんの最初に考えていた未来図というのはこれに近いものだったのではないだろうかと思う。しかし現実はかくも面白く波乱に満ちているものだ。
 ユニットとなり、良くも悪くも「足かせ」のハズれたT-SQUAREの、そして卒業したメンバーのこれからに期待する。

●伊東・安藤のやおい本
 もし本当だったら凄いのだが・・・。なんでもウワサでは、伊東たけしと安藤まさひろ両氏の"やおい本"が存在するそうな。
 持ってる人、もしくは詳しい情報を知っている方はぜひメールして下さい! 
ぜってー見て〜〜〜ッッ!!(笑)

 ※「やおい」・・・「ヤマなし」「オチなし」「イミなし」の頭文字を取って造られた造語。「やおい本」とは同性愛をテーマに書かれたエロ漫画だと思って下さい。作者は大抵が女性。主にコミケット等オタク系のイベントには必ず存在する、なかなかディープな世界。通常はアニメやコミックの美男・お気に入りキャラクター同士を使って描かれるが、たまに「サトシとピカチュー」や「ミッキーとドナルド」、ヒドいのになると「星 飛雄馬と星 一徹」等もある。

●ファッションモデル"伊東たけし"
 アルバム「脚線美の誘惑」の頃に伊東さんが「ノンノ」という女性向ファッション雑誌(現在も発行)に単独インタビューを受けており、その中で「ファッションモデルの経験がある」というような話を雑誌記者に聞かれていたそうです。

 「ノンノ」なんて雑誌にインタビュー受けるだけでも、インスト音楽やってる人間らしからぬ大抜擢だっちゅーのに、さらにファッションモデルぅ!?

 まぁ、奇抜なファッションさせても、パジャマ(ジャンプスーツ)着せても、「何着ても似合うカッコいい伊東さん」なので、あり得ない話だが、ファッションモデルまでやったとなると、フュージョン界広しと言えど伊東さん位なのでは?



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