●J.S.B.リリコンソロ譜 |
■J.S.Bソロはじめました!(夏風に)
1.はじめに
以前から伊東さんのソロの代表としてJ.S.B.のリリコンソロを取り上げたいと思っていました。
この曲のソロ、コピってみると分かりますが意外と簡単。スローテンポのため、ニュアンスや歌い方も分かりやすく、その上替え指の練習もできてしまう!
さらに、アドリブを勉強したい初心者にとっては、格好のテキスト(ペンタトニック、ブルーノートなど)となっており、これ一曲で相当の勉強量となる、プレイヤーにとっては非常に優れたソロでもあります。
ほんとは各自が耳コピーするのが一番鍛えられていいのですが、なにぶん初心者・初級者では難しいでしょうし、なにより「伊東さんになりきる」ことによってウィンドシンセの楽しみが増える→楽しくてさらに練習する、というひとつのサイクルが出来れば良いと思いますので譜面を用意しました。
実はこの企画、コンテンツ「Play at T.K.」が出来た段階ですでに考えていたのですが、JA●RACの例の悪法が出来てしまい、嫌気がさしてお蔵入りする予定だったんです(笑)。しかしながら前回ある方に「譜面欲しい〜」と言われたのをきっかけに、公開したい意欲がモリモリ湧いてきまして・・・今回の運びとあいなりました。
一応ブラックゾーンでの公開となりますので、適当な所でデリさせてもらいますが御了承下さい(HTML書類含め、各ファイルの保存をお勧めします。ファイル・譜面データが壊れた場合はメール下さい)。
2.用意するもの
以下必要なものを書きだします。
●つけヒゲ(自前なら尚良し)
お約束の最重要アイテム(笑)。●ウィンドシンセ(Lyricon+OBERHEIM 2Voiceなら尚良し)
EWI等アナログ音源の場合は、1VCOのパルス波で、PULSE WIDTHは48前後。BREATH VCFは85前後でREZONANCEは高めに設定します(3030mも同じ要領で)。
他デジタル音源の場合、クラリネット系の「ポー」とか「コー」とかいう音だとイイ感じかも。
音源がなんにせよ、「ちょっとネバりのあるシンプルなパルス波」を狙う。●エフェクタ
プレートリバーブ+ショートディレィで。機材のある人はお好みで、さらにディレィをかませるとイイ感じ。●譜面(ココからダウソ)
耳コピできない人や、めんどクサイという生臭坊主はこれを見ましょう。
ちなみに譜面書くのが苦手なので、音符の長さの正確さには欠けると思いますので、「長さが怪しい」と思ったらCD聴いて確認して下さい。
音の上下は装飾音符も含め、「完璧」な仕上がりだと自負しております。実際製作にあたり50回以上(マジ)は吹いてますので、これでミスがあった場合「ヘタレ」のソシリを甘んじて受けます(まぁ、それ位自信があるっちゅーこって)(笑)。●マイク&テキスト(ココからダウソ)
これまた重要アイテム。演奏前にこれを声出して読んで精神集中すること!(笑)●「THE SQUARE LIVE」のCD
これがないと話になりません。●MIDI DATA(ここからダウソ)
どっからか拾ってきたデータを加工したもの(無断流用ゴメソ>どっかの誰か)。
3.J.S.B.ソロを吹いてみよう!
まず、大前提として、CDと一緒に吹くことをお勧めします。CDと一緒に吹くことにより、タンギングの位置、ブレスの入れ方、リズムの取り方のコツが掴めますので。
装飾音符ですが、音符の上から繋がってるものは半音上から、音符の下から繋がっているものは半音下から・・・ということでお願いします。他にも、一般的な譜面とは違う表記がなされている場合がありますが、これは私の譜面スキルが低いためです。おかしい所があっても、CD聴いてなんとなく察して下さい(笑)。
30小節目のウラから書かれている「〜〜〜〜〜〜」は「ラ〜ドラドラドラドラド...」です。頭の「ラ」はたっぷりベンドアップしましょう。同じように58小節目の「〜〜〜〜〜〜」は「ド〜ラドラドラドラドラドラ...」です。
69小節目にある「(レミファソ)ラソファミレ...」のフレーズがモタる人は、始めのうちはカッコ内を省き、「ラソファミレラソファミレ...」だけで練習するといいでしょう。ちゃんとできるようになったら「(レミファソ)ラソファミレ...」という風に。リズムに合わせて練習するのがいいと思います。
86小節目にあるグリッサンドは、一瞬のうちに「レドシラソファミレ」と下がるだけです。なるべく一直線に下がっていくように最初のレの指を、
この運指で初めて下降しましょう。
また、同じようにこのソロでは「高いレ→ソ#」という運指が頻繁に行われますので、その場合も
このような運指をすれば楽になるでしょう。
なお、MIDIデータはシンバルが「シャララララララ〜〜」と鳴った所で最初のウラ拍(レの音)になりますので、タイミング合わせて見て下さい。
4.参考までに
このJ.S.B.のソロ部分はDm(ディーマイナー)というコードが基本となって進行していく「Dm進行」の曲です。
Dm進行の曲は他にもTRUTHやTRAVELERSなどが有名です(いいんだよね? 俺、合ってるよね??(笑)>こういうのに聡い方)。
そして、フュージョンなどのインスト物では「ペンタトニック・スケール」というスケールがよく使われますが、このソロはその最たるもので、ほとんどがペンタトニックで構成されています。
Dmのペンタトニックは順に「レファソラド」ですが、伊東さんはこれにブルーノートの「ソ#」もくわえます。
Dmには「レ、ファ、ソ、ソ#、ラ、ド」を覚えておくと、ひょんなとこから応用が効くかもしれません(例えばCmなら「ド、ミ♭、ファ、ファ#、ソ、シ♭」とか)ぜひ手クセになるほど吹いておきましょう。
ただ、あまりペンタトニックばかり頼っていると、「ペンタ君」などの蔑称が付く場合がありますが(笑)、ペンタ君もそれを極めればある意味「突き抜けたプレイ」が出来るようになりますので御安心を。
ちなみに私は「バリバリのペンタ君」です(笑)。
以上! 頑張って下さいね〜!!
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