真・燐月 PREMIUM EDITION       評価: 7.0 
▼ タイトル 真・燐月 PREMIUM EDITION 真・燐月 PREMIUM EDITION
▼ ブランド Selen
▼ ジャンル マルチストーリー・純愛系ADV
▼ 対応OS Win98SE/ME/2000/XP/Vista
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 \9,429 (税抜\8,980)
▼ 発売日 2007/10/26
▼ 購入 PREMIUM EDITION / STANDARD EDITION
【 CG観賞モード 】  なし
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  なし
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり、マウスホイール対応)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  90個+クイックセーブ
【 エンディング数 】  5個
【 ディスクレス起動 】  可(初回のみ必要)


<商品紹介>
 あの「燐月-リンゲツ-」が、ファンの要望を元に新要素を加え、完全純愛ADVとして再登場!
 個別純愛ルートに加筆修正、新規ルート追加により、シナリオ、イベント、美麗グラフィックが大幅に追加!!
 さらに物語の1年前に亡くなったとされる、主人公の幼なじみで許嫁の「緋月鈴音」ルートも新設!
 陵辱色のない新しく生まれ変わった完全純愛物語を楽しもう!


<キャラクター紹介>
緋月 鮎美(ひづき あゆみ) CV:北都南
 秋月学園に通う3年生で転校してきた直人と同じクラスになる。
 クラスではリーダーシップを発揮するタイプではないが、穏やかであり、家庭的な雰囲気を持つ鮎美は人気が高い。
 結衣子の結婚にともない、一家の家事を一手に引き受けている。
 ゆえに遊ぶ時間がないため、人気はあるのに彼氏なしの状態が続いている。
 鮎美も積極的に彼氏がほしいとは思っていない。

緋月 美津菜(ひづき みつな) CV:黒沢まゆ
 秋月学園に通う1年生で、鮎美の妹。
 口数が少なく、表情にも感情が出にくい。
 末っ子で、女ばかりの環境で育ったためか、男に対しての免疫が無く、知識も乏しい。
 だが、本人は全く気にしていない。
 辞書で得た知識をときどき口走る。

緋月 詩乃(ひづき しの) CV:みすみ
 秋月学園に勤める女教師で、鮎美と美津菜の姉。
 教師としては凡庸であり、特に熱血教師をやっている感じではない。
 学生時代合気道をならっていたので(黒帯)、護身術の心得がある。
 酒好きで、記憶をなくすまで飲むこともしばしば。
 過去に大失恋を経験していて、それ以来、男はキャンセル気味。

緋月 結衣子(ひづき ゆいこ) CV:北条明日香
 鮎美たちの姉で、遠縁の正和と結婚した。
 正和との出会いは偶然で普通に恋愛した後に結婚した。
 今は専業主婦で直人たちの故郷で暮らしている。
 諸事情の末、直人の子を産むためその身体を提供することを承諾したが、妊娠にはいたらなかった。
 夫に対しての罪悪感は常に感じている一方で、少しずつ直人に対しても気持ちが動いてきている。
 どこか母性愛的なものを直人に対して感じている。

緋月 鈴音(ひづき すずね) CV:木村あやか
 緋月本家の家系で正和の妹で、生まれた時から直人の許嫁として育てられた。
 ただ直人との関係は許嫁というよりは仲のよい幼なじみといった感じで、恋人という感じではなかった。
 しかし、内心は直人に心を寄せていて、直人が他の女にちょっかい出したりするとやきもちを焼いたりしていた。
 緋月本家の血筋のためか、非常に強い霊感の持ち主。
 1年前、兄の正和が運転する車に同乗している際に事故に遭い他界した……はずだったが……??


このホームページはSelenより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はSelenに帰属します。



<購入動機>
 メーカーデフォルト買いです。
 でも陵辱色(あったっけ?)のない完全純愛物語ということで不安も…。
 まあ、鈴音ルートが出来たということで^^;



<システム>
 上記参照。セレンさんお得意のいつものシステム。
 音声・BGM、ON/OFF機能&音量調節機能搭載。
 フルスクリーン・ウインドウズ(800×600)選択可能。
 自動テキスト送り&テキスト送り速度調節可能。
 バックログ(ホイール対応・音声再生あり)対応。
 セーブファイルは90個サムネイル画像、セーブ日時作成。
 プレイ時において困ることはありません。

 ただ、前作と一緒でCG観賞モード・BGM観賞モードがありません。
 CG観賞モードはシーン観賞モードがあるのでいいのですが、BGM観賞モードがないのは痛いですね。
 せっかく良いBGMなのにね。
 ここで、プレミアムエディション特典の「真・燐月-Complete Sound Track-」が威力を発揮するのでしょうね。

 インストールサイズは、約1.32GB。
 HDDにも優しい作りです^^;



<音楽>
 音楽ですが…、BGM観賞モードがないのが痛いですが、いやーさすがセレンさん!
 (プレミアムエディション特典:「真・燐月-Complete Sound Track-」
 新曲「Cherish」や新たに制作されたゲーム中BGMなどを収録した音楽CDを聞きなおす)
 良い曲ばかりです。
 うんうん、純愛っていう雰囲気を醸し出すBGMです。

 主題かも良いですね。
 ゲームへの感情移入を助けるのではないでしょうか?
 鬼畜・陵辱の雰囲気のカケラも感じさせません。

 I've ファンはもちろん、特に金銭的に不安が無い限り「PREMIUM EDITION」を買うべきでしょう。



<音声>
 音声ですが…、やっぱり(鮎美役の)北都南さんはいいですな〜♪(うっとり
 押しに弱くてやきもち焼き…でもやさしくすると嬉しそうに…、う〜ん可愛い(o゜▽゜)o
 …ごっほん…、声優陣はいつものセレンメンバーです。
 人気・実力共にある方々ですし、通常シーン・Hシーン共に文句はなく、安心して聞いていられます。
 この声優陣の限り買い続けます^^;

 でも…純愛寄りのシナリオのせいかもしれないけど、ちゅぱ音(フェラシーン)が少ない…。
 せっかくこの声優陣を起用しているのに、もったいない…。

 さて、今回鈴音が北条明日香さんではなく、木村あやかさんに変更になってます。
 物語が始まる前に死んでしまった為に、攻略不可のヒロインでさえなかった彼女が、真・燐月ではメインヒロインを務めるのですから仕方が無いでしょうが、北条明日香さん好きとしては北条明日香さんでも良かった気がします。
 いや、不満はないですが、個人的に意見として。



<CG・原画>
 今回、原画家さんはカワギシケイタロウさんです。
 前作に引き続き…というか当然ですね^^;
 グラフィックも大幅に追加されています。
 前作から結構な年数が経ってますが、違和感はなかったです。
 綺麗なキャラは綺麗で、可愛いキャラは可愛いく仕上がっています。

 セレングラフィックチームとの相性も良く塗りも綺麗です。
 CG面で不満のある方はごく少数でしょう。



<感想>
 えー前作である「燐月」では、「エロゲーと言えどもシナリオなんですよ!」と大きく書きましたが、今度も同じこと言わさせて頂きます。
 エロゲーと言えでもシナリオなんですよ!
 (ただし今回は前作のように褒め言葉だけではありません)
 当然今からプレイする人は「真・燐月」の方を買うでしょう。
 四姉妹ルートはなかなか物語があります。
 うるっと目から汗が出てしまうシナリオ力があります。
 良いお話でした。

 シナリオは冒頭にある通り、呪いによって決められた期日までに四姉妹のうち誰かを孕ませなければならない…。
 ってくれば拉致・監禁して立派な孕ませ牝奴隷に…、ってくるのがいつものセレンですが、今回は恋愛の過程を楽しみながらプレイしていきます。
 よって基本的に純愛モノになります。
 事前にOHP等で鬼畜陵辱モノではなく、純愛モノに近いシナリオと聞いていましたが、ここまできちんとしたシナリオがあるとはびっくりです。
 (でも…まぁ…、全般的に「それはないだろう?」というご都合主義も多々ありますけど^^;)
 特にメインヒロインである鮎美にいたっては泣かせてくれます。

 結衣子シナリオも寝取りシナリオかと思いきや、みんな良い人で実は純愛モノという心温まるシナリオでした。
 ただ…、詩乃シナリオと美津菜シナリオはやっぱり弱かったかな?
 詩乃はアレっていうぐらい簡単に堕ちてしまうし、美津菜はいくら不思議キャラでも(ネタバレ)美津菜:フェラチオって何?⇒主人公:実践してみよう!⇒美津菜:うん…ぺろぺろ…(ネタバレ終了)(ここまで酷くないけど、こんなニュアンス)ってそれはないだろう、と首を傾げたくなるし^^;

 今回メインのファン待望の鈴音ルート(鈴音救済ルート)も、まあ、もともと設定上死んでいる人間を無理やり攻略可能のヒロイン格にしたのだから仕方が無いというか…。
 私的にはぜんぜんありですけどね^^;
 でもね、いくら純愛だからってハーレムルートまでなくなっているじゃーないか!

 びっくりした!
 え!純愛と言うとそこまで気を使うの?
 合意H、和姦H、ラブラブH…。
 それが複数になると純愛じゃーなくなってしまうのかな?

 セレンはホームページでも言っている通り、完全に以前の鬼畜・陵辱路線から、純愛路線に舵を切りましたね。
 同人時代からのファンとしては残念です。
 (ナイトメアシリーズよ再び!)
 どこに行くのかセレン!
 (売れる路線に行ったと言えば、そうなんでしょうけどね^^;)



<10点満点での総合評価>
 7.0点
 まとめるとSelenの中でも純愛路線だっ燐月が、さらに純愛になった作品
 甘くとろける、そして時には涙ありのシナリオを楽しむことが出来ます。
 一方H度も大幅ダウン。その為、
 前作を持ってない人=買い!
 前作を持っている人=よほどの鈴音好き、セレンファンで無い限りスルー。
 実用性重視・陵辱好きな人=スルー

 個人的には前作の方が良かったヽ(´Д`)ノ
 コンシューマで良いのではないでしょうかね。



お気に入りのキャラ:緋月鮎美…北都南さん万歳!
最後に一言:「純愛作品て色々と気を使うのですかね?」









   プリミティブリンク   (papi2さんのレビュー)   評価: 7 
▼ タイトル プリミティブリンク プリミティブリンク 初回限定版
▼ ブランド パープルソフトウェア
▼ ジャンル 魔法の世界と交換留学学園ADV
▼ 対応OS Win98SE/ME/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 \9,240 (税抜\8,800)
▼ 発売日 2007/02/02
▼ 購入 プリミティブリンク / Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  108 + Q.Save 1個
【 エンディング数 】  6個
【 ディスクレス起動 】  Alpha-ROM DVD (v3.1)初期チェックのみ、可


<ストーリー>
 今から約十五年ほど前、地球の諸所にゲートと呼ばれる異世界との交流基点が発現した。
 相手先となるその世界の名はランドローク。
 以来地球との間に政治的協議が持たれ、また民間を中心に交流が活発になった。
 そして、この異世界ランドロークには地球の人々の関心が広く集まることになる。
 それには大きな理由がひとつあった。
 この異世界ランドロークは、魔法が現存しているファンタジーな世界だったのだ。

 私立星見坂学園に通う学生、泉 晴太は交換留学生としてこの見知らぬ土地ランドロークへ行くこととなった。
 それも魔法を教える専門校トリシア学園が引き受け手。
 全くの初体験である海外が、まさかファンタジー世界。
 それも魔法学園への留学になろうとは…。

 異世界との文化交流。もちろん相手先の女の子との交流もあり。
 日本ブームから起こる初めての夏祭りに、初めての浴衣。
 海水浴で水着を着るのも初めてとか。あらゆるものが初体験の新鮮味。
 それは相手先の女の子に限らず、晴太にとっても同様で、魔法という未知なる力を知ることとなる。
 そしてさらなる初めての体験や交流も……。


このホームページはパープルソフトウェアより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はパープルソフトウェアに帰属します。



<購入動機>
 純愛ものが似合ってないのは分かっているけど、それでもたまには純愛モノをやってみたいと思うので。



<音楽・音声>
 ボーカル付きの主題歌やTVアニメばりのオープニングムービーまであります。
 なかなか良い出来で必見です。

 またMUSIC BOXで再生できるのは44曲とかなり力が入ってます。
 曲も作品の雰囲気にあっていて、ゲームを盛り上げています。
 ゲーム中は44曲も使っているのか分かりませんでしたが、その分縁の下の力持ち的な役割をしているのでしょう。

 全編アニメばりなので、声優陣の頑張りも重要ですが、キャラ立ちに貢献しているというか、頑張っているのが分かります。
 あまり聞かれない声優の人たち(すいません)でしたが、特におかしいと思うところはありませんでした。



<感想>
 完全ワイドスクリーン対応で終了のメッセージボックスまで横長になってます。
 うちは1280x800でぜんぜん違和感なくむしろぴったりですが、普通の4:3の画面ではおかしな感じかもしれません。

 CG MODEは113枚、H SCENE MODEは15。
 TRUEシナリオをクリアした時のご褒美の、なぜなにぷりりん、など結構なボリュームです。

 プロローグで雪山で遭難しかかっていたのが一転、夏になり別世界の魔法学校へ留学と、いきなり説明なしの展開で進展していきます。
 これらの背景やその他設定の説明もかなり後半になってからでてくるので、最初のプレイでは、かなりもやもや気分します。
 それとずっとツンツンの相手がいつのまにかデレデレとなったりと、ちょっと違和感があるシナリオもありますが、純愛系らしく、すがすがしく運びます。
 ただ、やはり説明不足・描写不足は否めません。
 シナリオライターの頭の中では分かっているのでしょうが、それをプレイしている人に分からせるのならば、きちんと書いてくれないと分かりません。
 このレビューを書いて人に分からせるのも難しいので、ゲームシナリオまるまる一本分からせるのは困難だとは思いますが、やはりそこはしっかりして欲しいです。
 まあ、シナリオ重視というか、キャラ萌え重視なので、それほど重要ではないかもしれませんが…。

 また上記に関連し、Hシーンへの導入が唐突、しかも純愛系からか、、「好きです」「じゃあしよっか」というノリです。
 うーん…(汗

 それより個々のヒロインのENDを終わらせないと入れないトゥルーENDでやっと謎解きされますが、その謎もひっぱりすぎという感じがします。
 悪くはないのですが、やはりシナリオは大事だなーと思いました。



<10点満点での総合評価>
 7点
 TVアニメのようなオープニングムービーは必見ですが、とにかく話の筋を思いっきり引っ張ってくれるので辛抱が肝心です。



お気に入りのキャラ:春野ゆめ
最後に一言:「フルインストールで4.35GB。DVDをフルに使ってくれて、よくぞここまでという感じです。」









   萌えろダウンヒルナイトBLAZE    (papi2さんのレビュー)   評価: 7 
▼ タイトル 萌えろダウンヒルナイトBLAZE(ブレイズ) 萌えろダウンヒルナイト BLAZE(ブレイズ)
▼ ブランド TOP
▼ ジャンル ドラマティック3Dカーレースゲーム
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 \9,240 (税抜\8,800)
▼ 発売日 2007/03/07
▼ 購入 萌えろダウンヒルナイトBLAZE
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  50+10(Auto)個
【 エンディング数 】  6個
【 ディスクレス起動 】  可


<購入動機>
 古めな作品ですが、エロゲでは珍しいカーレースゲーム。
 直感で結構いけている作品と感じたので^^;
 さて、あっているかどうか・・・。



<音楽・音声>
 ボーカルつきの主題歌やCGをつかったオープニングムービーもありますが、一昔前の3Dグラフィックぽさ満開です。
 SoundModeで再生できるのは17曲、カーレースらしくT-SQUARE系の曲ばかりです。

 声優陣も長崎みなみさん、吉川華生さん、歌織さんと豪華なメンバーが揃っていて頑張っていますが、ちゅぱ音はほとんどありません。
 ここらへんはライター、音響監督さんの責任範疇でしょう。
 つまりはちゅぱ音はいらないと・・・。
 このメンバーを揃えていて勿体無いことを…。



<感想>
 前作はカーゲームなのにカードゲームと肩透かしでしたが、本作でやっと3Dカーレースゲームとなりました。
 でも最近の光反射や背景の写り込む表示などはなく、カーゲーム自体はWindows95時代の出来と言って良いでしょう。
 表示だけでなくほかの車との接触判定がかなり甘く、追い越しはやりやすいのは良いのですが、ちょっとのミスでクラッシュするシビアなカーレースゲームに比べるとかなりぬるめです。
 ここらへんを調整できるといいのですがねー。

 それと相手の車の動作は結構おバカで、スピードを緩めるとそのまま後ろから突っ込んできてくれます。
 まあ本格的なカーレースをご所望ならほかの選ぶべきで、ゲームのぬるさのおかげで簡単にお目当ての絵が見れるようになってます^^;
 なんだかんだ言っても、実のところぬるゲーマーの私にはぴったりだったりします。

 お約束なえっち系ですが、Autoがいまいちで文字を表示してからの時間しか調整できません。
 つまり、声がでている、でていないを考慮しないのでセリフが多いときは途中できれるし、短いときは待たされることになります。
 あと、タイトルからわかるようにお相手はみなロリ系ですが、ちゃんとでるところはでており、私的にはOKでした。
 しかし、おまけのCG Modeでベースは72枚、ScenarioReplayは15で、最初からレースをまじでやっても1時間程度で終わるので、あっちの絵もなんかボリューム不足な感じです。

 前作に比べればシナリオが本当にダメダメでほとんどなく、各ヒロインごとにエンドがあるのですが、付き合う相手が違うだけで、みな同じ内容です。
 実は車も同じで、ライトスポーツカーだろうがフォミュラーカーだろうが同じ操作特性で、最初の車選択と最後のウィニングランでしか車が違うことは判断できません。



<10点満点での総合評価>
 7点
 ぬるいカーレースとえっちな絵を見たい場合はオススメですが、それ以上はありません。
 買われる時は属性を考えて購入してください。



お気に入りのキャラ:燐華
最後に一言:「フルインストールで1.3GB。なぜかまだHDDに残ってます。」









   剣乙女ノア    (暢気さんのレビュー)   評価: 7.5 
▼ タイトル 剣乙女ノア 剣乙女ノア 初回版
▼ ブランド TAIL WIND
▼ ジャンル AVG
▼ 対応OS Win98/ME/2000/XP/Vista
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 \9,240 (税抜\8,800)
▼ 発売日 2007/09/28
▼ 購入 剣乙女ノア / Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピート有)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  64個(8×8page)+QuickSave3個
【 エンディング数 】  1個
【 ディスクレス起動 】  可


<ストーリー>
 幼馴染は異世界を救う勇者だった……なんて戦いに巻き込まれ、最後に大活躍した末に死んだ主人公・沢渡春都。
 魔王の亡骸に魂を封じる事で昇天はまぬがれたものの、人間に戻る転生術を使うには魔王の力が必要に。
 しかし、魔王の死亡と同時に魔力は霧散していた。

 生きるため、そして人に戻るためには他人の精気を吸収して魔力を得なければいけない。
 化け物として生きるくらいならばと、潔く死のうとした春都を止めたのは、幼馴染の勇者ノアと一緒に魔王を倒した聖女フィリア。
 生きて欲しいと懇願し、自分達の身代わりで死んだのだから、私達が精気を捧げると泣きながら訴えた。

 2人はそれぞれの想いを胸に秘めて、身体を捧げる。
 魔王の力を取り戻すには膨大な魔力が必要で、快楽にまみれた人間の精気ほど大量の魔力を取り戻せる。
 大切な人を人間に戻すため……魔術を駆使した濃厚なHに望んで溺れていく2人。

 そして、魔王の力が戻っていく度に起きる様々な弊害と戦っていく事に。
 さらには魔王の配下やメイドも現れて、地球に戻っての甘々な生活はドタバタの大混乱に陥っていく。
 果たして無事、人間に戻れるのだろうか?
 そして、宙ぶらりんになった3人の恋の行方は……


このホームページではTAIL WINDより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はTAIL WINDに帰属します。



<ゲーム概要>
 Simple-ADVです。
 選択肢がほとんどなく、ストーリーも一切分岐しません。
 そういう意味では既にノベルと言ったほうがいいのかもしれません。
 内容については感想で。



<システム>
 クイックセーブは3個まで保存できますが、使う機会がほとんどありません。
 そもそも、通常セーブですらほとんど使う機会がありません。
 64個のスロットがありますが、私が実際に使用したのは3つだけです。

 画面周りは、メッセージウインドウの下に各種ボタンが並ぶ形になっています。
 ですが、せっかくAltメニューにほぼ同じ項目がずらりと並んでいるのですから、いっそこういうボタンはなくても良かったのではないかと思います。
 操作は、ファンクションキーでクイックセーブ以外の全てのメニューを選択することが可能です。
 ただ、セーブやロードは画面を開いた後にマウスでスロットを選択しなければならず、そういう意味では中途半端な印象を受けました。

 システムメニューの項目は、「システム設定」で要所要所を押さえているほか、各種設定でさらに細かく設定できるようになっています。
 オートモードの設定がちょっと大雑把で分かりにくいと感じましたが、それでも十分及第点でしょう。
 ちょっと前のレビューで、フォントの設定が出来るゲームが少ないと言っていたのですが、それ以降は逆にフォントの設定ができるゲームばかりやっているので、もしかしたらあれは勘違いだったのかもしれません。



<音楽・音声>
 主人公以外フルボイスで、キャストが公開されているのは、以下の通り。

 声優(担当キャラクター名)
 桜川未央(桐宮乃愛)
 青川ナガレ(オルフィリア・ガブリエーレ)
 未来羽(サーラン)
 かわしまりの(メルフィス)
 飯田空(クレア)
 後野祭(ギルウィンド)

 そもそも、上記以外のキャラクターがほとんど出てきません。
 メルフィスの声が、シーンによってちょっと違和感がある程度で、全体的にはかなり良かったと思います。
 マイベストはオルフィリア(青川ナガレ氏)でしょうか。
 ちなみに、ヒロインは上の2人です。

 BGMは、もはや「無駄に」と形容してもいいほどにクオリティが高いです。
 どの曲もとにかく素晴らしい。
 文句のつけようがないです。
 OP・EDはボーカル曲ですが、なぜかサウンドモードでは聞くことが出来ません。
 この点は残念でした。



<感想>
 ゲームの序盤で、主人公がいきなり死亡フラグを立てて実際に死ぬというのは、なんとも言えないですね。
 ただ、その死の衝撃をストーリー中で上手く使っているのはなかなか良かったです。
 ヒロイン2人の絶望と贖罪を、一貫したストーリーでまとめており、最初から最後まですらりと読めました。
 ゲームに使った時間は12時間程度でしょうか・・・

 原画はbomi氏です。
 立ち絵と1枚絵に若干の違いが見られますが、ほとんど気にならないレベルです。
 表情の描き方がちょっと独特な気もしますが、むしろそれがこのゲームにとっては良い方向に働いていると思います。
 気になったのは原画よりも塗りのほうで、立ち絵の塗りがちょっと大味な印象を受けます。
 このあたりは好みの問題なのでしょう。
 4コマは意外と面白かったです。

 Hシーンは通常のものからコスプレまで、結構いろいろあります。
 ほぼ全て純愛Hですが、一部触手とか百合とか・・・まあそんなのもあります。
 ヒロインの性格がツンデレMと積極型癒し系なので、通常時の性格からはあまり想像できないような内容が多かったです。
 (ツンデレM も、積極型癒し系も、適当に名前をつけてみただけです)
 シーン数が多いので、抜きゲーとしての実用度も結構高いかと思います。

 エンディングは、最初に書いたとおり「1個」で、主人公が元の自分の肉体を手に入れた時点で終わります。
 ヒロインのどちらかを選ぶのかと思っていましたが、全くそんなことはなかったです。
 一応、ED後に後日談のストーリーが追加されますが、これも1本道です。

 賛否両論あるでしょうが、個人的には1本道でよかったと思います。
 これでヒロイン選択になってもいろいろと違和感のあるゲームになるだけのような気がしますし。

 最後ですが、戦闘シーンの魅せ方についてはあまり良いとは思えませんでした。
 飛剣のエフェクトがテキストのテンポを乱していて、正直に言えばなくても良かったと思います。
 この点は残念でした。



<10点満点での総合評価>
 7.5点
 これから購入を考えている人には、EDが1つだけという点を考慮してほしいと思います。



<お気に入りのキャラ>
 桐宮乃愛
 メインヒロインですし、後半〜おまけシナリオのいじられ具合がすごかったです。
 妹にすら言い負けていじけるとか^^;



<最後に一言>
 パッケージや説明書を見て想像したものよりは、面白かったです。
 新規ブランドらしいので、次回作に期待しています。