恋姫†無双    (おぷてぃさんのレビュー)   評価: 8.5 
▼ タイトル 恋姫†無双〜ドキッ★乙女だらけの三国志演義〜 恋姫†無双
▼ ブランド BaseSon
▼ ジャンル 妄想満載煩悩爆発純愛歴史AVG
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2007/01/26
▼ 購入 恋姫†無双 / Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  100個(通常99+クイックセーブ1)
【 エンディング数 】  4個
【 ディスクレス起動 】  可


<ストーリー>
 タイムスリップって、マジかよっ!?
 学校に忍び込んだ泥棒を捕まえようと張り切って飛び出したものの、気が付けば目の前には果てしなく広がる荒野。
 なんだこりゃ!? なんて呆けたのも束の間、俺はギラつく凶器を持った男たちに囲まれてしまった!
 命が惜しければ身ぐるみ置いていけ、なんて、それいつ時代の言葉だよっ!?
 ───と、抗議してみたものの、男たちはワケの分からないことを口走りながら、武器を振りかぶって襲いかかってくる。
 もうダメだ─────諦めかけたそのとき、俺の目の前に現れた、黒髪の少女。
 どでかい槍を軽々と振り回し、襲いかかってきた男たちを追い払ってくれた少女は、恭しく一礼しながら名を名乗った。
 我が名は関羽。我が主よ。共にこの乱世を鎮めましょう─────。


このホームページはBaseSonより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はBaseSonに帰属します。



<購入動機>
 先にプレイしていた友人に勧められて。
 ノーチェックの作品でここまで大ハマリしたってのも珍しいです。



<システム>
 システムもしっかりしてます。
 差分も出ていませんので、すぐに楽しめるのではないかと。
 必要な機能もちゃんと揃ってるので、至れり尽くせりといった感じです。



<音楽>
 試聴できる音楽は全部で42曲。
 ゲームそのものも結構なボリュームでしたが、音楽もなかなかのボリュームでした。

 ボーカル入りが4曲。
 印象に残る曲が多く、なかなか良かったです。
 ちなみにゲーム発売と同時にサウンドトラックも出ていますので、欲しい方は調べてみてはどうでしょうか?



<音声>
 かなり豪華な声優陣なのではなかろうかと。
 特に貂蝉役の声優さんは聞いた瞬間驚くこと間違いなし!!
 それ以外にも「あれ?この声どこかで…」という人も出てますので、わくわくドキドキしてプレイするのをお勧めします。

 まぁ、欲を言えば全キャラ別の声優さんをと言いたいところですが、全部で31キャラもいるのでそれはそれで結構厳しかったのかなとも思ってみたり。
 あ、皆さんお勧めの北都南さんも出てますよー。
 個人的には飯田空さんの声がツボでした^^;



<原画>
 5人の方が担当していらっしゃいますが、殆ど同じレベルに統一されていてなかなか凄いなと思いました。
 塗りもしっかりしていますし、多少の好みはあるかもしれませんが私はかなり気に入りました。
 私の中での要チェックメーカーがこれでまた1つ増えたな感じです^^;



<感想>
 購入動機でも書いたとおり、ノーチェックでのプレイだったにも関わらず大ハマリでした。
 ただ、シナリオに関して言えばマブラヴオルタネイティブのパクリ?と思わせるような感じで、人によって評価が分かれそうな雰囲気です。
 開発に1年以上かかったとのことですし、「正史」と「外史」という言葉はオルタでの「確率世界」という言葉に置き換えられる気もするので…。
 それを抜きにしても純粋に楽しめた作品でした。

 ゲームの進め方としては通常パート⇒戦闘パート⇒拠点パートと言った流れを繰り返す形です。
 通常パートが三国志演義の部分ですが、史実とは違う部分も多くあるので、それなりには楽しめるのではないかと。

 それから彼女たちに付けられた真名(まな)はこのゲームオリジナルの設定。
 心を許した者にしか呼ばせない名前ですが、各キャラの雰囲気にあった名前が付けられていて良かったと思います。
 戦闘パートでは仲間にした武将達から将軍・軍師を選び、兵種の割合を決めて戦います。
 ただ、どの戦闘でもそうでしたが、歩兵の割合を増やし、敵の陣形に強い陣形を選んでひたすら突撃を繰り返していれば勝てるというのはちょっと…。
 まぁ、あくまでもおまけ部分という見方でプレイするのがよろしいかと^^;

 最後の拠点パートが各キャラごとのシナリオになります。
 でも、ちょっとバランスが悪すぎやしませんか?
 キャラによっては1回選択するだけで終了するキャラもいてなんだかなぁ、といった感じです。

 1回で5人まで(メインとなる関羽・張飛・諸葛亮のうち2人とサブキャラ12人のうち3人まで)を選択することが出来ます。
 ただ、Hシーンに突入するまでが若干長く何か間延びしちゃった感じも…。
 その分3Pあり、縛りありと内容は結構濃いのでそこは期待していただいても良いと思います。



<10点満点での総合評価>
 8.5点
 ゲーム序盤では10点候補まで行ったんですが、終盤の詰めの甘さ、シナリオの内容に若干の疑問が残った分減点しました。



<お気に入りのキャラ>
 黄忠:問答無用で未亡人ヽ(´ー`)ノマンセー
 孫権:雰囲気的にはクーデレ?主人公が買ってあげた普段着を着てる姿にやられました^^;



最後に一言:「紫苑とならばいくら子持ちでも結婚できる^^;」









   女教師・鈴音〜イトコとの秘密な関係〜    (おぷてぃさんのレビュー)   評価: 6 
▼ タイトル 女教師・鈴音〜イトコとの秘密な関係〜 女教師 鈴音
▼ ブランド WendyBell
▼ ジャンル 女教師姉モノエロエロADV
▼ 対応OS Win98/2000/Me/XP
▼ メディア CD-ROM
▼ 定価 税込\2,100(税抜\2,000)
▼ 発売日 2006/12/22
▼ 購入 女教師・鈴音 / Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり(速度設定可)
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  100個
【 エンディング数 】  3個
【 ディスクレス起動 】  可


<ストーリー>
 主人公・佐々木祐司の従姉妹・日下部鈴音は祐司のクラス担任。
 幼い頃から憧れていたこともあったが、教師と生徒とういう立場の違いもあり思いを伝えられずにいた。
 しかしそんなある日、鈴音のマンションが改装工事をすることになり、仕方なく祐司宅に両親の許可をもらい住むことになる。
 たった1週間の期限つきとはいえ、憧れだった鈴音と同棲できることを喜ぶ祐司。
 しかしある夜、彼氏に振られ泥酔状態で帰ってきた鈴音にそのまま押し倒されて……?


このホームページはWendyBellより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はWendyBellに帰属します。



<購入動機>
 女教師ものだったから。
 原画萌えだったってのもありますけどね^^;



<音楽>
 全部で5曲。
 低価格ソフトとしては頑張った方じゃないんでしょうか。
 悪くはないと思います。



<音声>
 女性のみフルボイス。
 ただ、台詞に対してやたらと醒めた言い方をしてるところがあってこれは何だかなぁ…と思うことも多々ありました。
 これはこれでもうちょっと頑張って欲しかったですね。



<CG>
 原画は楽人さん。
 塗りも綺麗で良い感じだったんですが、所々パースの崩れのようなものが見受けられてがっかり、と言ったところ。
 低価格ソフトで使う原画家さんではなかったのかもしれませんね^^;

 枚数は差分なしで25枚。
 差分入れても50枚あるかないか?ってところで、思いっきり低価格ソフトのあおりを受けた形になってます。



<感想>
 世の中には結構な数の女教師ものの作品が出回っているとは思います。
 これもその中の1本なのですが・・・正直低価格ソフトとして発売するよりも、通常の価格で発売してシナリオ周りをしっかりしたものにした方が良かったような気がします。

 エンディング数を見て貰えば分かるかと思いますが、たったの3つ。
 1エンディング辺り5時間費やせば軽くクリアできる内容です。

 しかもエンディングはもう一人のヒロインで幼馴染みでもある結城真緒単体エンドはなし。
 全部鈴音が絡んでいるという何とも言い難い終わり方。
 それに相反してセーブ数は100個。
 無駄に多すぎる気がしてならなかったですね。
 攻略するならまぁ、10〜20もあれば事足りていただけに無駄なところでこだわり過ぎた感じは否めなかったです。

 1週間という短い時間でどんどん親密になっていく様はなかなかのものでしたが、注意してシナリオを読み進めていかないと「あれ?今何日目だっけ?」と言うことになりかねなかったです。
 これに関しては簡易的でも良かったので○日目の表示を入れて欲しかったところ。

 Hシーンに関してはちょっと淡泊だったかなぁ、と。
 上でも書いているとおり、普通の価格帯で発売してればまだ濃厚なものが出来ていたのでは?
 と思うだけに残念な結果でした。
 まぁ、アナルセックスがあったり放尿シーンがあったりとその辺は濃いと言えば濃かったのかもしれませんがね^^;



<10点満点での総合評価>
 6点
 期待を裏切られた部分も結構あったので。



お気に入りのキャラ:日下部鈴音…イトコでお姉さんで巨乳な教師ヽ(´ー`)ノマンセー
最後に一言:「8800円ぐらいでも良いからシナリオ練り直して再販してくれませんか?」









   姫騎士アンジェリカ     (desertさんのレビュー)   評価: 8 
▼ タイトル 姫騎士アンジェリカ 姫騎士アンジェリカ
▼ ブランド シルキーズ
▼ ジャンル エルフの姫騎士調教ADV
▼ 対応OS Win98/ME/2000/XP
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2007/02/23
▼ 購入 姫騎士アンジェリカ / Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  50個
【 エンディング数 】  9個
【 ディスクレス起動 】  可


<ストーリー>
 人間の主人公『エルネスト(エル)』とエルフの『クリスティーナ(クリス)』は恋人関係にあった。
 ある日、そのクリスが国王の第一王妃に選ばれてしまい、主人公はクリスと駆け落ちを約束する。

 しかし、約束の場所に現れたのは黒衣のローブを纏った怪しげな者達。
 主人公はその者達に命を狙われ、断崖から川底へ落ち、激流に流されて気を失った。

 賢者クラウディスによって助けられた主人公は、王国に婚礼の儀が布告され、さらに父や友人が皆殺されたことを知った。
 主人公はすぐに気づいた。殺された者達が、クリスとの関係を知っていた者だけであることに……。
 主人公の中でクリスへの愛情が消え、憎しみだけが燃え上がる。

 月日が流れ復讐するチカラを手に入れた主人公は、王国の『金色の姫騎士』と称されるアンジェリカに目をつける。
 クリスの娘『姫騎士アンジェリカ』を捕らえ、自らの傀儡にし、クリスへの復讐のために王国を滅ぼそうと企てたのだ。
 斯くして、運命の歯車を狂わせた主人公の復讐劇は幕を開ける――。



<ヒロイン紹介>
アンジェリカ・ロートシルト
 気が強いが姫としての礼節をわきまえたロートシルト王国の戦う姫騎士。
 国民や兵らの人気も高い。近々、ダークエルフが支配する王国と同盟を結ぶための結婚を控えている。
 そんな大事な時期に、主人公に捕まり性的調教を受け、逆らえない状態に……。

クリスティーナ・ロートシルト
 慎ましく清楚で優しいロートシルト王国の王女。
 主人公とは幼なじみで恋人だったが、裏切って国王の王妃になったため、今でも自己嫌悪している。
 国王に性的調教を受けていたため、非常に感じやすく、いつでも母乳が出たり、アナルの方も開発済み。
 娘のアンジェリカを脅迫材料に近づいた主人公によって再調教されてしまう……。

フローラ・ファンファーニ
 王国居住の条件として、妻として娶るように告げられた、失明のため王位継承権剥奪と爵位を失った姫。
 自分に自信が無いため暗く引っ込みじあんだが、主人公に嫌われないようにと出来る限り明るく振舞う健気な娘。
 優しく接してくれる主人公を心の底から好きになっていく…。しかし、主人公の企みをまだ知らない。

セラフィーナ・ストラーロ
 ロートシルト国王に雇われたダークエルフの戦士。
 自分よりも弱い奴や敵には容赦が無く、命令あれば同族ともいえども切り捨てる。
 敵を殺すことに最高の喜びを見出したサド気質の持ち主。
 人間嫌いで、主人公を敵視していたが、弱みを握られ身体を許してしまう……。


このホームページはシルキーズより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はシルキーズに帰属します。



<購入動機>
 調教モノという事で購入しました。



<音楽・音声>
 BGM15曲+ボーカル1曲

 BGM当たり障りの無い出来です。
 ボーカル曲「月と太陽」はデモムービー専用?
 本編では流れませんでしたが…。

 音声は男女共にフルボイスです。
 とにかくエロ凄いです、聞いてるだけで興奮します。
 サトウユキさん、風華さん、青山ナガレさん、白井綾乃さん



<CG>
 原画はイシガキタカシさんが担当されております。
 う〜ん、絵は微妙に癖がありますが、塗りにツヤがありエロく感じました。



<感想>
 ゲームシステムは、選択肢型の調教アドベンチャーで、複数のエンディングに分岐するマルチエンディングタイプです。
 ルネの女神調教アドベンチャー「戦乙女ヴァルキリー」と言うゲームがありますが、ほとんど中身は変わらないものでした。
 女神調教がエルフ調教に変わっただけです。
 まさか、製作した人が同じなのか?

 ストーリは、あらすじがすべてですので語ること0です。
 ゲーム期間は1日〜始まり25日〜31日とエンディングにより多少前後します。
 昼間は調教用のアイテム開発、敵軍の討伐などで、夜はヒロインの調教になります。
 基本はアンジェリカ&クリスティーナ&フローラの3人をLv1〜Lv4までが調教可能です。
 但し、メインはアンジェリカですので、クリスティーナはサブ扱い、フローラはおまけ扱い、セラフィーナに至っては問題外。

 又、調教アイテムの使用などは8割〜9割りがアンジェリカ限定になります。
 Lvが上がると、ヒロインの台詞や態度に変化があり、快楽に堕ちていく過程が表れていく感じです。
 後、このゲームのライターさん、「妊娠」、「孕ませ」、「危険日」と言ったキーワードが好きなんでしょうか?
 中出しする時、ほとんどがこのキーワードをヒロインが連発します^^;

 例えば、一部の会話抜粋で「膣内だけは絶対にダメえぇ!危険日なのぉ!」「元気な子を孕むんだぞ!」「出されちゃう、妊娠させられちゃう、いやいや、いやぁぁぁぁ」、「イヤああああ、妊娠だけはイヤああああ」って随分タイミング良いし、嫌がってる様に見えないわで堕ちるの早過ぎ^^;

 エンディングはヒロインと純愛になったり淫乱化したり腹ボテになったりと色々です。
 私から言わせればヒロインみんな初っ端から壊れている様にしか見えないんですけど…。



<エロ>
 触手で犯す、アンジェリカに娼婦として客を取らせたり、開発アイテムで処女膜を元通りにして再度破瓜させる、ヒロインを幼児化させて犯す、又、中出しの後に膣内に小便をしたりと言った過激なものもあるファンタジーの世界ならではのシュチエーション盛りだくさんです。



<10点満点での総合評価>
 Hシーン時のテキスト&音声がかなりエロく充実しているので、実用性として8点
 しかし、間違ってもシナリオには期待はしないようにして下さい。



お気に入りのキャラ:アンジェリカ
最後に一言:「このゲームをプレイしてる俺って本当に最低の屑だわ!^^;」









   月光のカルネヴァーレ    (desertさんのレビュー)   評価: 8 
▼ タイトル 月光のカルネヴァーレ 月光のカルネヴァーレ
▼ ブランド ニトロプラス
▼ ジャンル ゴシックノワールADV
▼ 対応OS Win2000/XPhome/XPpro/Vista
▼ メディア DVD-ROM
▼ 定価 税込\9,240(税抜\8,800)
▼ 発売日 2007/01/26
▼ 購入 月光のカルネヴァーレ / Getchu.com
【 CG観賞モード 】  あり
【 シーン観賞モード 】  あり
【 BGM観賞モード 】  あり
【 メッセージスキップ 】  あり(未読・既読判別あり)
【 メッセージ履歴機能 】  あり(音声リピートあり)
【 選択肢リターン機能 】  なし
【 オートモード 】  あり
【 ヒント機能 】  なし
【 セーブ数 】  60個
【 エンディング数 】  6個
【 ディスクレス起動 】  不可


<ストーリー>
 ベルモント――。
 時の流れに取り残され、錬金術の影響が色濃く残るその歴史都市は、自動機械人形(オートマタ)が観光客を迎える、世界一の人形生産地だ。
 瞳は宝石。血は水銀。心は円筒(シリンダ)。骨董品の自動機械人形(オートマタ)は、人間と見紛うほどの外見だが、自由な心を持たない。
 人の似姿として作られた彼女たちは、主人(パードレ)の命令に従うがまま、踊り、笑い、演じ、抱かれるしかなかった。

 過去を捨て、ベルモントへやって来たロメオ。彼はゴミ捨て場で偶然、記憶喪失の壊れた自動機械人形(オートマタ)を拾う。

 「私の名前は――忘れちゃいました」
 ロメオは、アンナと名付けたその人形と共に、新たな生活を始めた。
 だが、平穏な日々は長続きはしない。かつて属していた組織「オルマ・ロッサ」が、ロメオの匂いを嗅ぎつける。
 ロメオはようやく見つけた日常を守るため、一度捨てた自分の過去に、再び立ち向かわなければならない――


このホームページはニトロプラスより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はニトロプラスに帰属します。



<購入動機>
 ゴシックノワールADV、ジャンルの響きが良くて購入しました。



<音楽・音声>
 BGMは32曲。
 歌・音楽ともに素晴らしく、ゲームを盛り上げます。
 戦闘で盛り上がった曲は「La Bella e la Bestia」
 オープニング「嘆きの人形」Yokoさん。
 エンディング「Memento Vivere〜生きることを忘れないで〜」ワタナベカズヒロさん&「幻灯」いとうかなこさん。

 音声は男女共にフルボイス。
 かなり有名な方が多数出演されているそうですね。
 私は良く分かりませんが、聞いた事のある声の方は何人かおりました。
 当然ゲームのキャラクターにマッチしとり、満足です。



<CG>
 原画は大崎シンヤさんが担当されています。
 塗りが若干淡い感じですが、美麗で作品にぴったりです。

 背景が一部では実写と間違える位のレベルです。



<感想>
 ゲームシステムは、選択肢決定型のアドベンチャー。
 クリア制御が掛かっており、初回はアンナ、ノエルの二人に限定され、2週目以降はルナリア、レベッカ(ノエル攻略条件)、アンナ&ルナリア、ノエル&レベッカがペアで共通ルートが進みます。
 4人全員をプレイする事で本編の伏線を回収出来る仕組みになっています。

 まず、非常に長いです。
 1プレイ、18時間〜20時間くらいかかります。
 全体的に淡々と進むので、比較的だれ気味になるかもしれません。

 全般的には、ハードボイルドみたいな雰囲気と言えば分かるでしょうか?
 しかし、登場人物の心理や人物関係が細かく描かれている、人間ドラマは悪くないです。

 ただ、ちょっと戦闘シーンが盛り上がりに欠けるのが残念ですね。
 派手に敵をなぎ倒すのではなく、リアル感がある駆け引きの戦闘ですが、間延びが多く読んでいて面白くありません。
 その為、爽快感は皆無で、ようやく終わったー疲れた…こんな感じです。

 基本的に完全なシナリオ重視になっているので、このままコンシュマーで出しても通用します。
 (もしかして…^^;)


 個別ルート以下(簡潔にまとめています)
アンナ
 ロメオに拾われた骨董人形(アンティークドール)
 一緒に生活していく中で、ロメオに恋を抱くが、自分が人形である為、ロメオは自分に振り向いてくれないと考え、人間になる事を決意する。

ノエル
 ふとしたきっかけで一緒に暮らす事になった孤児の少女。
 ある出来事で信じていたものに裏切られた事により復讐を決意するが、今まで築いてきた大切なものを失いたくない想いが守る決意に心を変える。

ルナリア
 人形遣い(ダヴィデ)と共にいるルナリア。
 ロメオとアンナの主従関係を越えた関係に憧れを抱く彼女だが、叶わないと知りながらも諦めきれず、翻弄し続ける彼女。
 それは過去に縛られ続けるしがらみにあった。

レベッカ
 ロメオをオルマ・ロッサに連れ戻す為、迎えに来た彼女。
 ロメオが過去に組織を抜け出し、追われる事になったすべての始まりの鍵を握る人物。



<エロ>
 エンディング間近に各キャラ1回あるのみです。
 明らかにおまけ扱いなので、必要性が感じられないのが残念です。
 フェラ⇒挿入がほぼ各キャラ共通です。

 例としては、アンナ―パイズリ、ルナリア―アナル、イリス―放尿(但し、挿入一切なし)ぐらいでしょうか。
 エロなし―ペルラ

 あんまり期待してなかったですが、実際、エロ薄いと残念です。



<10点満点での総合評価>
 シナリオはかな〜り長いですが、全てのルートが一定の水準を保っているのは、素晴らしいの一言。
 当たり前の事が出来ないのがこの業界、それが出来たのは賞賛に値します。
 9点でも良いのですが、控えめに8点に致します。


お気に入りのキャラ:アンナ、ルナリア
最後に一言:「ニトロプラス復活!!!」