ママ!つま? | 評価: 4.5 |
▼ タイトル | ママ!つま? | ||
▼ ブランド | コンプリーツ | ||
▼ ジャンル | インモラル・エロコメディAVG | ||
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | ||
▼ メディア | CD-ROM | ||
▼ 定価 | 税込\8,000(税抜\7,619) | ||
▼ 発売日 | 2006/02/24 | ||
▼ 購入 | ママ!つま? / オリジナル特典 Getchu.com | ||
【 CG観賞モード 】 | あり | ||
【 シーン観賞モード 】 | なし(アップデート後可能) | ||
【 BGM観賞モード 】 | なし | ||
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別なし) | ||
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピート機能なし) | ||
【 選択肢リターン機能 】 | なし | ||
【 オートモード 】 | あり | ||
【 ヒント機能 】 | なし | ||
【 セーブ数 】 | 20個 | ||
【 エンディング数 】 | 4個 | ||
【ディスクレス起動】 | 可 |
<あ・ら・す・じ>
主人公・桜井誠は高校生。
隣家に越してきた内山篤と親しくなるが、ある日、篤から内山家の秘密(?)を聞いて驚愕する。
篤は、母である和美と、肉体関係にあるというのだ。平然とそのことを語る篤。まるで、当たり前のことのように。
以来、友人を見る目も、そして、自分の母を見る目までも変わってしまう。
そんな中、父親が単身赴任で長期不在となる。漠然とした不安を感じる誠。
そして、彼の不安は現実のものとなる。
帰宅した誠を待っていたのは、あられもない格好の母親だった。
ノリノリで近親相姦を求める母と、押し流されるように身体を重ねる息子。
そして、周りも似たような関係の家族がいるようで‥‥‥‥?!
ちょっと(?)ズレた親子が織り成す、エロエロ・ホームコメディ。
<キャラクター紹介>
桜井家・母 桜井真弓
誠の母。明るく、さばさばした性格で、ポジティブシンキングが信条。
かねてよりの念願だった、息子と結ばれて、幸せ一杯。
桜井家・息子 桜井誠
父親の単身赴任をきっかけに、息子と夫の二足のわらじ(?)で活躍する羽目になる。
内山家・母 内山和美
おっとりした雰囲気の、優しい女性。一人息子と、セックスを通じて強い絆で結ばれている。
真弓に息子とのセックスを勧めた人。
内山家・息子 内山篤
隣家に越してきた、誠の友人。
母との肉体関係を、当たり前のように誠に話した。成績優秀で、人当たりのよい少年。
音沢家・母 音沢美江
女手一つで食堂を切り盛りする、豪快な性格の肝っ玉母さん。
夫の死後も再婚せず、代わりに息子とセックスすることで欲求を満たしている。
音沢家・息子 音沢健二
幼いころからの友人で、家族ぐるみの付き合いでもある。
実は、健二の家でも家族でセックスしていた。
このホームページはコンプリーツより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はコンプリーツに帰属します。
<購入理由>
お手軽・お気軽・エロコメディ路線のコンプリーツ。
ネタに走りつつも(失礼な言い方^^;)是非とも頑張って欲しいメーカーです。
北都南お姉〜さんボイスもちゃんとチェックしています。
デフォルトメーカー買いかな^^;
<システム周り>
修正ファイルがあります。
これを当てることにより、回想モードが追加されます。
これはでかい!是非当てるべきです!
(´-`).。oO(最初から装備して欲しいですが…)
あとは細かな修正があるそうです。
システム周りは上記参照^^;
必要最低限のモノも揃っていません。
上記以外であるとしたら、ウィンドウ/フルスクリーン、ボリューム調節、書体変更(ゴシック
or 明朝)くらいでしょうか?
さすがにもう少し…、いや、だいぶん頑張って欲しいです。
<音楽・音声>
BGMは気にしていません^^;
絶えず明るいコメディ路線の曲です。
曲数が少なかろうが、曲自体も短くてループしまくりだろうが、「コンプリーツですから」の一言で許しています。
いや〜心が広くなったなぁと^^;
Hシーンの邪魔さえしなければ良いです。
音声は、北都南さん万歳!
他の方も上手く演技されています。
このゲームほとんど日常シーンがないので、結果Hシーンでも評価となるわけですが…。
(日常シーンも上手く演技されていますよ^^;)
そのHシーンが短い!
せっかくの声優陣が活かされていません!
惜しい!惜しすぎる!
ちなみに、文字はオチンチンと修正なしですが、音声ではンの部分が無音となり修正があります。
しかしこの無音修正は、ピー音修正と異なり、無修正に近く評価できます^^;
<感想>
常識人の主人公=プレイヤーは朱に交われば赤くなるお話。
主:「篤く〜ん、がっこ行こー。」
篤:「ちょっとまって〜〜。」
主:「遅かったね。」
篤:「ごめんごめん。オチ○チ○おっきしたからママにお口でしてもらってたんだ。」
主:「!」
篤:「時間があるときはオマ○コでしてもらうときもあるよ。」
主:「!!!」
や
母:「ママが浮気してもいいの?」
主:「それは良くないけど…。」
母:「我が子の童貞を貰えるなんて、最高の体験よ♪」
と、非常に明るく近親しちゃいます^^;
ちなみに義理とかの記述はありません^^;
で、主人公もやっぱり気持ちがいい&受け属性の為か、そのままなし崩し的に…。
と、いうストーリーは良いのですが、何せ短い、短すぎます!
これを8000円で販売するのはどうかと…。
最近の同人ソフトの出来具合を見ると4800円…、いや3980円でも高いと思えます。
選択肢も片手で数える程度ですし、1プレイ30分ちょっとでクリア出来る勢いです。
肝心のHシーンも短いです。
嫌いなCGじゃないし、声優さんも上手なのに勿体無い(つД`)
あ、そうそう寝取られというか、仲の良い親友二人の母・息子、計6人でのSEXパーティーがあります。
主人公も他の母とやっちゃいますが、主人公の母も親友とやっちゃいます。
しかし、そこはコンプリーツ。
あまりの明るさに寝取られ感は微塵も感じられません。
「まーちゃん、誰のオマ○コが一番良かった?」
「…ママかな…」
「あら嬉しい。ママもまーちゃんのオチ○チ○が一番気持ちよかったわよ。」
めでたしめでたし♪
<10点満点での総合評価>
4.5点
まめさんの絵を許容できて、頑張れ日高シャチョー派で、北都南万歳な私でも、さすがに短い。
コストパフォーマン悪すぎです。
HDD容量約270MBとHDDにやさしいのが救いか…。
お気に入りのキャラ:桜井真弓…一応北都南ボイスのヒロインですし…。
最後に一言:「どうせならママクラブの方をオススメします。」
しすたー・すきーむ | 評価: 7 |
▼ タイトル | しすたー・すきーむ | ||
▼ ブランド | M de PINK | ||
▼ ジャンル | あねもえアドベンチャー | ||
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | ||
▼ メディア | CD-ROM | ||
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) / 税込\6,090(税抜\5,800) | ||
▼ 発売日 | 2005/12/29 | ||
▼ 購入 | しすたー・すきーむ 通常版 / ダイエット版 | ||
【 CG観賞モード 】 | あり | ||
【 シーン観賞モード 】 | あり | ||
【 BGM観賞モード 】 | あり | ||
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | ||
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(音声リピート機能あり) | ||
【 選択肢リターン機能 】 | なし | ||
【 オートモード 】 | あり | ||
【 ヒント機能 】 | なし | ||
【 セーブ数 】 | 100個 | ||
【 エンディング数 】 | 3個 | ||
【ディスクレス起動】 | 不可 |
<あ・ら・す・じ>
主人公、安城崎人は、私立・清綾学園に通う学生。
可愛い姉がいること以外、取り立てて特徴はない。
密かに同じクラスの勇美に想いを寄せているが、彼女は風紀委員の委員長。
そのうえ姉の万里音が所属する新聞部と、校内の風紀を巡って対立していて、なかなか接近する機会がない。
間に立つ崎人はどちらも気になりつつ、とりあえずは平和に、平穏な学園生活を送っていた。
だがそんな崎人の下駄箱に、ある日一通の封筒が届けられた。
中には隠し撮りらしい万里音のトイレ中の写真と、折りたたまれた便せん。
なんとそこには、
「おまえの姉の恥ずかしい写真を持っている。ばらまかれたくなければ、おとなしく指示に従え」
と書かれていたのだった。
その指示とは、「校門の前で姉弟でキスをして、証拠写真を撮れ」というちょっと不思議なもの。
写真を公開されたくないと万里音に泣きつかれ、困った崎人は従うことに…。
しかし、それだけでは終わらなかった。
無事写真を撮り終えた後も、次々と恥ずかしい写真と指示は届けられた。
そのうえ、指示の内容はだんだんとエッチなものへとエスカレートしていく。
万里音を助けたいと思いつつ、勇美に片思い中の崎人は、誰かにばれたらとヒヤヒヤの毎日。
それになにしろ、目の前にいる万里音は可愛くてイロッぽく…まるで誘惑されてるよう。
いつしか崎人は、お姉ちゃんにも惹かれ始め…!?
いったい、封筒の送り主は誰なのか? 何が目的なのか?
そして、崎人と万里音の危ない関係は、どこまでいってしまうのか―!?
<キャラクター>
安城 万里音(あんじょう まりね)
主人公の姉。
主人公に甘えたいのだが、最近ちょっと冷たくて寂しい。
弟の前でよく拗ねて見せる。
言い寄ってくる男子も多いが、相手にしていない。
お尻が大きめなのを密かに気にしている。
料理の腕はかなり危険なレベル。
日下 勇美(くさか いさみ)
崎人のクラスメイト。
強がりで、人前では弱みを見せない。
なぜか姉の千恵を目の敵にしている。
好きな人はいるらしいが、打ち明ける機会がない。
実は家事が得意らしい。
日下 千恵(くさか ちえ)
万里音の親友で、勇美の姉。
ゴシップを探すのも作るのも大好きで、どんなに親しい友人でも、そのためなら犠牲にしてしまうところがある。
妹、勇美はからかうと噛みついてくるところが面白く、つい愉しんでしまう。
安城 崎人(あんじょう さきと)
かわいい姉がいることを除けば割と普通の学生。
昔は仲の良い姉弟だったのだが、異性を意識するようになった頃から、少し姉と距離を置くようになった。
勇美に片思いしているが、なかなかアプローチする機会がない。
このホームページはM de PINKより一部文章を抜粋しています。
素材の著作権はM de PINKに帰属します。
<購入理由>
面白そうだったので。
脅迫という形も面白そうでしたし、原画はINOさんってのも大きいですね^^;
<システム周り>
上記参照^^;
老舗っていうこともあり、必要なものは一通り揃ってます。
上記以外では、キャラ別音声のON/OFFや、既読文章の色変更等、親切な装備もあります。
HDD必要容量は約1GBです。
しか〜〜っし!1点ほどダメ、もう1点はダメダメ!
まずは音声が小さいこと。
音声を最大、音楽・効果音を調節してもやっぱり小さいです。
しょうがないので別なところで調整し大きくしていますが、他のゲームをするときなどはもとの音量に戻さないと今度はうるさくなってしまいます。
MINKさんのパソコンは音量が大きいのでしょうね〜。
まぁ、これは許せる範囲です。
なぜならもう1点がダメダメすぎるから…。
そのダメな点とはシーン回想!
立ち上げて直ぐのメニュー画面より、ゲームの回想⇒シーン回想⇒NO.17「忠誠心を確認」を選択
「ちゃんとお姉ちゃんと呼ばなきゃダメでしょう?」
「お、お姉ちゃん…」
「うん、よろしい♪」
お・わ・り♪
…。
………。
は!?終わり?エッチシーンは!?
NO.15「裸婦デッサン」を選択
…。
………。
裸すら出てこないじゃねーか!ヽ(`Д´#)ノ
なんじゃこのシーン回想は!?
つまり、Hシーンのほとんどが回想に出てこないのです。
変わりに日常(通常)シーンの会話が登録されていたりします。
これ18禁でしょう?エロゲ−でしょう?
いっそ回想シーンがない方が潔くてすっきりします。(それはそれで文句のひとつも言いますが^^;)
中途半端は良くないです。
3月24日現在修正ファイルがあります。
これを当てることにより、以下のもの等が変更されます。
・万里音の音声のレベルを増幅するオプションを追加
・CG鑑賞に背景選択と立ちキャラ鑑賞を追加
・シーン鑑賞に指令の練習・実行シーンを追加
・全シーン選択回想を追加
…。
………。
是非当てるべきです!当てるのと当てないのとは格段に違います!
ってか、最初から当てとけ!
あとは細かな修正があるそうです。
<音楽・音声>
音楽は、あまり印象に残らず。
まぁ、ゲームの邪魔はしていませんが、盛り上げているともあまり感じませんでした。
控えめなBGMらしいBGMかな?
音声は、可愛い声で良かったのではないでしょうか。
まぁ、作品の雰囲気からか、艶っぽい声優さんや、ちゅぱ音が素晴らしい声優さんが起用されていないのは残念ですけどね^^;
男性キャラにも音声があります。
でもすいません…、キャラ別音声OFFにして聞いていません^^;
<CG>
原画はINO&M氏。
さすがにキャラクターには(見た目の)魅力が溢れています。
やっぱり巨乳ですしね^^;
人気原画家さんなので、絵買いの人も多いことでしょう。
(私もそのうちの一人ですけどね^^;)
ただ…、塗りがちょっと雑というかぬべ〜(分かりにくい擬音?)っとしているというか…。
時間なかったのかな?
<感想>
姉がトイレでオナニーしている写真と脅迫分が送られて…。
と、アイルの名作「脅迫」を思わせるプロローグですが、中身はぜんぜん違います。
「キスしろ」「放尿しろ」「パンチラ写真を撮れ」「ローター着けて授業」「セックス」と脅迫文はともかく、肝心の二人は楽しんでいるように見られます。
実際主人公にとっては「喜んで☆!」というような内容ですし、万里音も弟のことが潜在的に好きなので…。
(弟を好きと男性を好きとは違うような気がするけど、そんなこと深いこと考えてはいけません)
そう、このゲーム完全ラブラブ和姦なのです!
ゲームはテスト&トライ形式で進んでいきます。
犯人から脅迫状を受け取ると、まず万里音とどのようにして実行するか相談します。
そして、それが上手くいくかどうか練習します。
そして実行。邪魔が入り失敗したら再挑戦。
間に合わずに暴露されてしまうとゲームオーバーとなります。
このゲームは、脅迫内容の練習が面白いですね。
ゲーム性があり、パンチラ写真撮影での、どのような姿勢で取るか、どのような下着で撮影するかとか、差分ではありますけど、ちゃんとCGがあって楽しめました。
でもね…いやらしさがないんですよ。
あまりにも健康的・健全的というか、淫靡な感じが微塵も感じられないというか…。
これが良いという人も多いでしょうが、こうも明るいとね〜…。
ホラー映画は映画館とか夜中とか、暗いところで見るとより面白さ・恐怖が増すのであって、ポータブルDVD持って真昼間の公園で見ても怖さが半減するような…ってこの例えわかるかな^^;
あ、この姉弟、正真正銘の姉弟みたいですね。
義理とかの記述はありません。
でも、背徳感もなく、明るく楽しくラブラブにやってくれます。
ゲーム的には良いと思いますけど、近親のH度ってのはちょっと半減ですねぇ…。
<10点満点での総合評価>
7点
修正ファイル当てての点数。
修正ファイルが出てなかったら、もっと低い評価でした。
もう少し早く出ても良かったと思いますが…(約3ヵ月後に登場)。
内容は良いし、雰囲気も良いとは思う。
これを望む人は多いとも思う。
でもね…やっぱりもうちょっとエロスを…。
あとはてっきり脅迫文の送り主は万里音だと思っていたのですが…。
ここはちょっと感心というかやられましたね。
お気に入りのキャラ:安城万里音…メインヒロインですし、彼女を気に入らないと面白さ半減です。
最後に一言:「ダイエット版で良いと思う。」
マブラヴオルタネイティヴ (d砲LOWさん&べるさんのレビュー) | 評価: 7〜9.5 |
▼ タイトル | マブラヴオルタネイティヴ | ||
▼ ブランド | アージュ | ||
▼ ジャンル | あいとゆうきのおとぎばなし | ||
▼ 対応OS | Win98/Me/2000/XP | ||
▼ メディア | DVD-ROM | ||
▼ 定価 | 税込\9,240(税抜\8,800) | ||
▼ 発売日 | 2006/02/24 | ||
▼ 購入 | マブラヴオルタネイティヴ / Getchu.com | ||
【 CG観賞モード 】 | なし | ||
【 シーン観賞モード 】 | なし | ||
【 BGM観賞モード 】 | なし | ||
【 メッセージスキップ 】 | あり(未読・既読判別あり) | ||
【 メッセージ履歴機能 】 | あり(バックログでの音声再生あり) | ||
【 選択肢リターン機能 】 | なし | ||
【 オートモード 】 | あり | ||
【 ヒント機能 】 | なし | ||
【 セーブ数 】 | 最初10個。以降10個単位で増加(110まで確認) | ||
【 エンディング数 】 | 1個 | ||
【ディスクレス起動】 | 不可 |
d砲LOWさんのレビュー
<購入動機>
前作を発売日に買った古参人です。
延び延びになりましたが、まぁどんな内容にしろ自分にケジメを付けたいなぁ、と思い購入しました。
後はエロゲーマーとしてやはり話題作に手を出しておこうかと^^;
<音楽・音声>
声優さんの演技は素晴らしいの一言です。
人気・実力派声優さんを起用されているだけあって、圧倒されるシーンが多々ありました。
音質もクリアで大満足です。
効果音・音声を立体的に聞こえるようにする、なんちゃってサラウンド(?)みたいな機能があります。
(ONにするとかなりのCPU処理能力を要求されますが、それを差し引いても聞くべきです)
音楽も文句のつけようが無い感じです。
ここはいつも良い仕事をされます。
単体で聞いても、問題ないです。
ボーカル曲は、いつもの栗林みな実さんとJAMProjectさん。
ゲームの雰囲気そのまま、さらに盛り上げる感じです。
CG等との相乗効果も上手く使っており、聴き応え抜群です。
ただ…、個人的には挿入曲に栗林さんの新曲もあったら嬉しかったかなぁ…。
<感想>
どんなものかと心配していましたが、意外にも(^^;)素晴らしい出来ではなかったかと思います。
延期に延期を重ね、前作から2年という時が経ってしまったという遺恨(?)を捨てて、素直にプレイできるか否か。
これが最大のポイントでしょう。
物語を素直に受け入れると、心にぐっとくるものがあります。
一部コミュニティで「グロあり」といったネタバレが出ていましたが、それ自体が目的ではないし、話の流れの中では(衝撃的だったけど)さほど気にはなりませんでした。
特筆すべきは演出面でしょうか、この域まで立絵だけで表現しきるのは立派です。
シナリオも上手いのは当然ですが、物語へ引き込む力が凄く、演出面の凄さもあって素直に感情移入できます。
あと、戦術機のコクピットからの一人称視点も凄く、発射される弾丸の数分弾数のカウントが減っていったりと相当作りこまれており、今あるAVGのシステムとしては最高峰ではないかと思います。
気付けば手に汗握ってたりしましたし^^;
シナリオは前作で張り巡らせていた伏線がちゃんと回収されており、納得できる出来でした。
ただ、説明的な部分を思い切ってカットしても良さそうなところはあったかもしれません。
(なにぶん、長いシナリオなので…)
最後に、この物語の真骨頂はやはり最終章なんだと思います。
主人公白銀武(そしてプレーヤー)の長い旅、各々の決意、苦悩、そして壮絶なまでの生と死を乗り越えて、「ああ、最後に辿り着くのはやっぱりソコなんだな」といった感じです。
EDロールはもちろんアノ曲で、ちと感無量…。
正直ズルイです。泣きを誘うのが見え見えですが、やっぱり泣いてしまいます。
何も考えず素直に物語に身を委ねられる人は特に楽しめると思います。
あ、当然のごとくエロシーンには期待しないでください。
2箇所しかなく、エロさもないです。
きっぱりとあきらめてください、返って潔いくらいないですから^^;
<10点満点での総合評価>
9.5点
甘いですかね^^;
でも気付いたら、どっぷりハマっていましたから^^;
延期を重ねただけのことはある、妥協を許さないつくり。
シナリオ・CG・BGM・歌・演出、すべてにおいて標準を遥かに上回る出来。
その相乗効果により圧倒的な存在感を誇ります。
ただ…、シナリオ(文章)の長さについてこられる人が前提。
途中で投げ出す人にはかなり評価低いでしょう。
出来がいいのでゲームの方で引っ張っていってくれますが…。
そして、CG・シーン・音楽がないのは痛いです。
(シーンといってもHシーンは2箇所だけですが^^;)
綺麗なCG・素晴らしい音楽…回想したかった…。
お気に入りのキャラ:鑑 純夏
最後に一言:「純粋に最後まで辿り着けて良かった、そんな“あいとゆうきのおとぎばなし”」
ATFさんのレビュー
<購入動機>
前作マブラヴのファンでしたので。
購入理由はそれで十分です^^;
<ストーリー評価>
プレイ時間で言えば一本道ストーリーとはいえ、かなりかかります。
私は平日4日間の睡眠時間を削り、休日の半日を費やしてクリアに至りました^^;
時間数でいえば30時間は軽くオーバーしています。
私は声を途中で止めたりしながら進めてもいたので、声を全て最後まで聞きながらプレイするともっとかかるのではないかと思います。
それほど壮大なスケールで展開するストーリーでありつつも、途中で飽きて別のゲームに浮気、ということがなかったのはさすがの一言です。
むしろ、プレイしてる時に切り所、つまり「今日はここまで、続きは明日やろう」とプレイを中断する個所に出会えなくて、「ぬぅ、これでは寝れない…」と思うほど「引き込んで読ませる」ストーリーでした。
ただ、小難しい理論の説明などがそこそこ多くあり、苦手な人には少々キツイかもしれません。
<エロス>
エロスは期待しない方がいいでしょう。
何人かの登場人物と仲良くなって…などという展開がない以上、望むべくもないです。
一応個数としては2。
ネタバレしないようにややボカすと、特殊が1純愛が1です。
回想機能がついてませんので、何かの際には(?)そのシーンに入ったらセーブするのが良いかと。
<音楽・音声>
音楽は前作の使いまわしのものもあります。
しかし、前作からかなりな日数が経っていることが幸いしてか、それに対しての不快感はありませんでした^^;
曲の使い所もしっかりしていて、違和感を感じるところはなかったです。
個人的にブリーフィング中に使われる音楽が、その場面と一番マッチしているようで印象に残っています。
歌はあのJAMPROJECTを起用した、かなり豪華なモノに。
曲調はアツくて好きですが、個人的な好みで言えばあまり…。
音声に関してはかなり優秀ですね。
役者さんがウマいということは勿論ですが、その声を、立ち絵に合わせた位置から流すという機能をゲームに導入したのは素直にスゴいと思いました。
ヘッドフォンで聞かないと分かりにくいのかもしれませんが、主人公を真中として、右にいるキャラが喋るとヘッドフォンの右側からそのキャラの声が聞こえ、左にいるキャラが喋ると左側から音が聞こえると言う、臨場感がでるシステムを搭載しているようです。
ただ、音質が一定していないような気がしました。
クリアに聞こえていた声が次のセリフでやや音質を落としたような声になったりしたのが気になりました。
<演出>
スゴく動きます。
2Dの絵を画面上で動かすので、時折どうにもショボい感じを受ける時もあるですが、それでも演出としてはかなりなものかと。
戦術機と呼ばれるロボ的なモノに乗り込んだときのコックピット画面なども精密に作られていて、臨場感・リアル感を出すのに一役買っていました。
<感想>
前作のマブラヴに少なからずの興味を抱いたのならプレイをオススメしたい一品です。
何やら「???」だった前回の謎が明らかになります。
さらに、軍人のアツい生き様・散り様が好きな人(?)にもオススメしたいです。
「自分の命と引き換えに、より良い可能性がある未来を他の者に残す」
「そうして散った先達を誇り、泣いて悲しまずに笑ってその生き様を話す」
そんなキャラ達に思わず敬礼したくなります。
そういうのが好きな私には大変グッとくるゲームでした。
ヘタな映画等よりよっぽど良いストーリーで、涙腺も何度も緩みました。
色々言われてるらしいグロ要素ですが、確かに絵はグロいです。
今でも思い出せます。あの絵は力入れすぎです。
しかし当然、グロいのがメインではないですので、グロ耐性がそこまで高くなくても大丈夫かとは思います。
まぁ、ダメな人はダメでしょうけど、一応は18禁ですし…。
ただ、何せその瞬間だけでなく、その後の場面でも何度もフラッシュバックイメージとしてその絵が出てきますからねえ^^;
しかしながらその絵をそこで出すことで、大半のゲームプレイヤーはその一瞬、主人公の思考と限りなく近づくのではないでしょうか。
少なくとも私はシンクロしました。
それを狙ってやったのか、そうでないのかはわかりませんが、狙ってやったのならそれを考えた人はさすがというか、陳腐な表現で恐縮ですが神じゃないかと思います^^;
<10点満点での総合評価>
9点
甘いと言われようがなんだろうがこの点数。
結構妥当と思いますけどね^^;
−1点分はネタバレにつながるので一番下に。
<以下ネタバレ>
−1点分は、ENDのもの足りなさです。
本編のあの死闘、苦悩、散った命、そういうのを見せた上であの普通と言えばあまりに普通なENDはちょっと拍子抜けかなぁと。
とはいえ、本編のあの重さを見たからこそ、その普通がどれだけ大切で貴重なものか、と言いたかったのでしょうから、さして大きな減点とは思いませんでしたが…。
とは言え、やはり最後まで完璧を目指して欲しかった…。
贅沢な悩みですけど、ageに対してはその能力がある分、思わず言ってしまいます。
お気に入りのキャラ:綾峰慧…どのキャラも非常に良い味を出していて甲乙つけ難いですが、最終シーンの彼女はもうΣd(T-T)
最後に一言:「時間に追われている人にはあまりオススメできない作品です^^;」
べるさんのレビュー
<購入動機>
さんざん待たされましたね〜^^;
でも、マブラヴは紛れもなく名作だったと思います。
その完結を見るという意味で、外すことはできないタイトルでした。
<音楽・音声>
音楽は、これで文句を言ったら罰が当たるでしょう。
旧作から流用したものが多くあるものの、ボーカルトラックはお馴染みの栗林みな実さんに加え、影山ヒロノブや遠藤正明といったJAM
PROJECTの面々が担当。
これだけの熱いメンツが集められるのは、さすがにアージュの強みといったところです。
また、音楽に加え音声面ここも妥協しないアージュ。
声優さんの演技も相当のハイレベルにあり、この点に関して不満なことは何一つありません。
<CG>
マブラヴ(無印)と同様、Bou氏が担当。
しっかりとツボを押さえた、綺麗な仕事です。
ただ、塗りに関しては世界観を反映したのか、若干濃い目になった印象はあります。
まぁ、それを差し引いても原画・CG・塗り等々、良い仕事をされているなぁと感心します。
<感想>
先に断っておきますが、かなり辛口の意見になります。
まぁ、これも期待が大きかったという裏返しなのですが…。
プロットに関して悪いという気はありません。
シナリオの大まかな流れ自体は十分「面白い」と言えます。
その過程で多数のキャラが死に至るのも納得はいきます。
私の不満な点はもっと別のところにあります。
それについて少し解説します。
例えば、一般的なゲーム1本の分量が100あるとしましょう。
これを、5人のヒロインがほぼ均等配分して1人それぞれ20くらいのボリューム。
多くのゲームの「やりごたえ」はこんなものだと思います。
しかし本作の場合、ストーリーラインが1本しかない上、自他共に認める大作ときている為、ボリューム感は一人当たりで既に普通のゲーム1本分と言っても過言ではないと思います。
これでも、展開にきっちりメリハリがあれば「面白い」と感じられるのかもしれませんが、残念ながら私はそう思えませんでした。
なぜなら、そのボリュームの稼ぎ方の多くは、「主人公の身に降りかかった時空を巡る転移の『学術的な』解説」に拠っているから。
そうした解説が全部悪いとは言いません。
しかし、過剰な説明が「ウソっぽさ」を加速させてしまうのは良くあることです。
基本的に「事件発生」⇒「整合性を与えるための弁明」というのが「解説」の流れですが、これが「理屈の後付け臭さ」を与えてしまった感があります。
どんな著作物にも「ウソ」はあるもの。
ファンタジー世界を描いた作品に対して、魔法の存在に疑問を唱える人はまずいませんが、オルタはここを描写しすぎた結果、くどさが増してしまった感が否めません。
この点は、売りである戦闘シーンが豊富なことと同列に肯定できるものではないと思います。
確かに、シナリオが一本道であることは企画段階から漏れ聞こえてきていましたから、1周が非常にボリュームのあるものになるのは予想がついていました。
ですが、その膨らませ方はやや浅薄に過ぎたとわたしは考えています。
もうひとつ、各所で述べられているグロテスクなシーンに関して。
私は、この点も若干良くなかったと思っています。
主人公が文字通り「全てを失う」過程や苛烈な運命の中で、目を覆いたくなるようなシーンに直面するという流れは全く問題ありません。
が、問題はその描写の仕方の方です。
グロい表現を全否定する気は毛頭ありませんが、問題は「マブラヴを評価した層が頭部粉砕や触手を見せられて喜ぶのか」ということです。
別にプレイヤーに迎合しろと言っている訳ではありませんが、敢えてグロに走った積極的な理由が正直言って不明です。
結果的に、プレイヤーの予想を悪い意味で裏切る結果になっているのではないでしょうか。
別にグロ表現を使わなくても、アージュのシナリオ陣なら十分筆力で同等以上の効果が得られたと思うのですが…。
とはいえ、かなりリアルな描写がされるようになった「戦術機」(戦闘ロボット)や随所にちりばめられたアニメーション。
さらに進歩したrUGPの画像効果、影山ヒロノブの熱唱等々、好意的に映ったファクターもたくさんあります。
しかし、それだけの仕事が出来るという片鱗を見せながら、上記のような点があるということで、残念極まる感じです…。
<10点満点での総合評価>
7点
発売が散々遅れたことも評価の対象になっていますが、まぁ7点ぐらいの評価が妥当かと。
私は、アージュの「地力」を買っています。
だからこそ、これ以下の点はまずつかないだろうと思っています。
つまり、これは「アージュ作品に対する最低評価」に近いです。
「アージュの最高傑作って何?」
「決まっているだろう?次に出てくる作品さ♪」
と、言えるように期待しています。
お気に入りのキャラ:彩峰 慧…メインじゃなくて残念でした(つД`)
最後に一言:「これまでプレイヤーの期待をいい意味で裏切り続けてきたアージュ。
ですが今回は、裏切り方を模索するあまり迷走してやいませんか…?」